<全授業を通した指導目標>
夏期休業中に行う「スーパー・サイエンス・フィールドワーク」で、「筑波宇宙センター訪問研修」を実施する。
そこで、最先端の宇宙開発の現状を知るとともに、様々な科学技術等に興味関心を引き出す。
<対象>
高校1年生 51名
<期間>
平成18年6月14日、7月25日
回数(総時間):2回(4時間30分)
<区分>
- SSH(スーパーサイエンスハイスクール)
授業連携
埼玉県・埼玉県立浦和第一女子高等学校
夏期休業中に行う「スーパー・サイエンス・フィールドワーク」で、「筑波宇宙センター訪問研修」を実施する。
そこで、最先端の宇宙開発の現状を知るとともに、様々な科学技術等に興味関心を引き出す。
高校1年生 51名
平成18年6月14日、7月25日
回数(総時間):2回(4時間30分)
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
90分 |
講義 |
46名 |
「日本の宇宙開発の現状と国際宇宙ステーション」 |
|
講師:渡辺 勝巳(JAXA宇宙教育推進室長) |
|||||
2 |
180分 |
見学 ディスカッション |
51名 |
筑波宇宙センター 見学(80分) 「JAXA職員との意見交換会」(100分) ・意見交換会について全体を説明する。 ・JAXA(宇宙航空研究開発機構)について概要紹介 ・女性職員によるプレゼンテーション 奥山 明早香 (JAXA宇宙基幹システム本部 H-IIAプロジェクトチーム 開発員) 今井 浩子 (JAXA宇宙利用推進本部 地球観測研究センター 開発員) 吉崎 泉 (JAXA宇宙科学研究本部 ISS科学プロジェクト室 主任研究員) 岸 詔子(JAXA宇宙教育センター 主査) ・意見交換会 支援:岸 詔子 |
<今回の授業の指導目標>
7月に実施するスーパー・サイエンス・フィールドワークにおいて訪問・見学する筑波宇宙センターの事前学習にあてる。今回は、最先端の宇宙開発から日本の宇宙開発の現状、将来などを織り交ぜて、様々なことについて講義を行い、生徒の興味関心を高めることを目的とする。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
---|---|---|
導入 (10分) |
今回の講義は、JAXAが実際に宇宙飛行士を抱えていたり、「H-IIA」ロケットを用いて宇宙空間に衛星を送り出している現実などを、簡単に説明する。 |
◎パワーポイントの活用 |
展開 (70分) |
宇宙開発の3本柱について解説する。 (1)人工衛星(科学、実用): 通信・気象・観測 (2)宇宙ステーション(有人活動):無重力・高真空と言った環境利用 (3)月・惑星探査 次に、それらすべてを支えるロケット技術についての解説を行った。ロケットで宇宙へ行くことの危険性について、飛行機との比較で分かり易く解説し、宇宙開発は命をかけてやるだけの価値のある仕事であることを説明した。 特に人工衛星のうち、実用衛星に関して、宇宙開発が私たちの「暮らしに役立ち、生活を豊かにする」「地球を見守る」と言ったことを、具体的に解説し、宇宙ステーションの実用利用という点に結びつけた。 |
◎パワーポイントの活用 ◎ビデオの活用 ・宇宙飛行士(毛利衛氏)の無重力内での活動 ・池谷幸雄氏出演の実験ビデオ |
まとめ (10分) |
最後のまとめとして、宇宙開発の3つの意義を上げた。 1.生活に役立て、生活を豊かにし、地球文明を発展させる。 2.美しい地球を子孫に引き継ぐ。文明発祥の地、地球を守る。 3.宇宙の謎を解明し、生命を探す。生命とは何か。自分自身を探す。 |
◎パワーポイントの活用 |
<今回の授業の指導目標>
6月14日の事前学習を受けて、実際に筑波宇宙センターを訪問し、本物に触れる。さらに、研究者やJAXA職員の方々と接することで、将来の研究や仕事について具体的なイメージをもたせるきっかけとする。
時間配分 |
学習内容 |
---|---|
導入 (20分) |
視聴覚室にて、筑波宇宙センターの概要をビデオで説明を受ける |
展開 (150分) |
【筑波宇宙センター施設内の見学】 ・ガイドの女性に引率されて、一般客と同じ見学ルート。すべてガラス越しでの見学。 【女性研究者等との懇談】 ・文系(広報担当者)、理系(センサー技術専門家、機械システム専門家、生物・化学実験の専門家)の計4名によるパワーポイントによるプレゼンを各20分。 ・それぞれの研究者等との懇談(質疑応答)各10分ずつ。 4ローテーション。 |
まとめ (10分) |
全体で質疑応答等を受ける。 |
埼玉県・埼玉県立浦和第一女子高等学校