授業連携

子どもにゆたかな自然あそびを

岩手県・奥州市立若柳幼稚園

  • 幼稚園・保育園
  • 3歳児
  • 4歳児
  • 5歳児
  • その他
  • その他

概要

▲映像「いさわの夜空」
星空の映像を観ている様子

<全授業を通した指導目標>

“みよう”シリーズ
『自然の不思議さにふれ、いろいろなことを知る楽しさをあじわう』
子どもたちの心に、自然と宇宙と生命への限りない愛着を呼び起こし、いのちの大切さを基盤として、“好奇心”と“冒険心”と“匠の心”を豊かに備えた明るく元気で創造的な青少年育成をめざし、幼児の心に火を点す。

<対象>

3歳15名、4歳16名、5歳16名、保護者47名 合計94名

<期間>

平成19年7月18日~平成20年2月15日

<区分>

親子教室

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
95分
映像鑑賞
47名(保護者含む)
映像「いさわの夜空」
講師:大江 昌嗣
(イーハトーブ宇宙実践センター 理事長・理学博士)
講演
「夜空を見上げてみよう」
講師:吉田 智子
(宇宙教育リーダー・岩手大学非常勤講師)
支援:宮原有香
2
95分
実習
96名(保護者含む)
「風をつかまえる」
ふわふわスチール板を工夫して、浮かぶ物、飛ぶ物を作ろう
講師:遠藤 純夫(JAXA宇宙教育センター 参事)
支援:宮原有香
3
110分
実習
84名(保護者含む)
「プチロケットを飛ばそう」
「ロケットをつくって飛ばそう」(ぬれたカサ入れ袋ロケット)
「熱気球をつくって飛ばそう」
講師:遠藤 純夫(JAXA宇宙教育センター 参事)
支援:岸 詔子
4
65分
実習
90名(保護者含む)
「星砂をさがして、星座をつくろう」
講師:遠藤 純夫(JAXA宇宙教育センター 参事)
支援:宮原有香

第1回目/全4回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
自然の不思議さにふれ、いろいろなことを知る楽しさを味わう。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                              
園児・父母一緒
(35分)
○“いわさの夜空”の映像鑑賞
胆沢の夜空探検に出発する。
◎自分達の住んでいる所の星はどんな星か、星空の観察に必要な準備の映像も見せながら興味を持たせ、探検することを話す。

◎星空、世界の明かり、銀河等の映像の他、子ども達が見たり聞いたりしたことのある天の川や星座、星の名前について詳しく説明する。
父母のみ
(50分)
○講話「夜空を見上げてみよう」を聴く
星について図を見たり話を聞いたりする。
◎この時間は、胆沢の星と仲良くする時間にしたいということを初めに伝える。

◎身近な星、北斗七星等の名前の由来や呼び方、神話、歴史、そして星の探し方を、配布した資料や板書を通して詳しく説明する。
父母のみ
(10分)
○「宇宙教育連携プログラム」について話を聞く。
◎「宇宙教育連携プログラム」について説明をする。

第2回目/全4回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
自然の不思議さにふれ、いろいろなことを知る楽しさを味わう。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                              
園児・父母一緒
(90分)
○空を飛ぶ蝶や鳥の映像を観る

○ふわふわスチール板を使って、凧や飛行機、鳥を作る

・作った物を浮かばせたり飛ばしたりして遊ぶ
(遠藤純夫先生担当)

・スチール板を利用した凧作りを説明する。
 はじめに祖父母に作り方を聞きながらどうすれば浮かぶか聞き、不安定な凧から浮かぶ凧へと変化を見せ、参加者の製作を始める。

・鳥や飛行機の形に切ったスチール板にコルクの重りを付けてバランスよく【浮かぶ・飛ぶ】を工夫して作ることをアドバイスする。
祖父母のみ
(5分)
「宇宙教育」連携プログラムについて話を聞く。
(JAXA宇宙教育センター宮原先生担当)
「宇宙教育」連携プログラムについて説明をする。

第3回目/全4回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
自然の不思議さにふれ、いろいろなことを知る楽しさを味わう。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                                 
園児・父母一緒
(10分)
○手品と月証明書
(阿部園長)
・風船電話、風船割り、空気鉄砲、ふわふわスチロールの飛行機飛ばしを見せて、興味を引く。

・転入児へ誕生日の月証明書を贈る。

(30分)
○月・ロケットのお話を聞きながら映像を観る。
(的川先生)
・月の模様やセレーネ「かぐや」の打ち上げの様子を開設しながら見せ、”行きたい””知りたい””(ロケットを)作りたい”という気持ちを引き出していく。

・地球上の生き物やきれいな景色を映し出し、戦争体験を話して聞かせ、一番大切なことは命であることを伝える。

(40分)
○プチロケットを飛ばす。
(遠藤先生・岸詔子先生担当)
・注射器の中に入れたエタノールに火を着け、気化させて飛ばして見せる。

・幼児に注射器を一本ずつ配布し、一緒にカウントダウンしながら飛ばして遊ぶ。

(30分)
○熱気球を作って飛ばす
(遠藤先生・岸詔子先生担当)
・参加した父母に手伝ってもらいながら、ビニール袋6枚をテープで貼り付け、園児がイラストを描くように説明する。

・園庭で、出来上がった熱気球を上げる。

戻る

第4回目/全4回『授業記録シート』

星砂について知り、お家の人と星座作りを楽しみ、自然へ興味や関心をもつ。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(20分)
・星砂を知る
◎星砂の状態等について伝える。(遠藤純夫先生)

△星砂について”どこから来たか””どんな形か””どんなところにあるか”など星砂の正体を知る。
・プロジェクターを活用し、イラストや写真で分かりやすくしたり、拡大して見せたりし、興味を引きながら説明をする。(言い伝え・見つけられる場所・星砂の種類・生き物であること等)
展開
(35分)
・星砂を探し星座を作る

・作品を発表する
◎作り方を説明する。星座の一等星に使えるよう大きな星砂を配る。(遠藤純夫先生)

△星砂を台紙の上で探し、配られた大きい星砂も使い、資料を見ながら空の星座や、オリジナルの星座を、色鉛筆で台紙に描き、ボンドで星砂を付けて作る。

◎全員の作品をステージで紹介する。(遠藤純夫先生)

△幼児は、名前と何を作ったかを説明する。
・準備する物
(各親子)星砂の瓶1本・黒の台紙2枚・爪楊枝
速乾性ボンド・色鉛筆
まとめ
(10分)
・親子で発表
△冬休みに科学実験をした家庭は、発表をする。

◎職員が作った作品を紹介する。
・科学実験をした家庭に、写真や作ったものをもってきてもらう。

授業の感想・メモ

  • 4回シリーズを通して、宇宙と自然・生命がつながっていることが分かった。大きな変化はまだないかも知れないが、想像力や発見力などが出てきていると感じる。様々なことに対する興味、関心が強くなってきた。小さな種が大人になるにつれ、良いものになっていけばと願う。保護者もいろいろ勉強させてもらった。親自身が気付かされる行事だった。(PTA会長の感想より)

岩手県・奥州市立若柳幼稚園

授業連携実績一覧

このページのTOPへ