授業連携

生き物のくらしと自然環境

東京都・八王子市立みなみ野君田小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

【自然への関心・意欲・態度】
・生き物の生活が、環境と密接につながっていることに興味・関心をもち、自然界のつながりを総合的に調べようとする。
・環境を守るためにどうすればよいかを考え、自然を大切にしようとする。

【科学的な思考】
・生物と環境を関連づけながら調べ、生物と環境とのかかわりを総合的に考えることができる。

【観察・実験の技能・表現】
・気体検知管を適切に使って、気体の検出を行ったりして調べ、記録することができる。
・マップにまとめ、生き物と環境のかかわりを表現することができる。

【自然事象についての知識・理解】
・生き物は、周囲の環境とかかわって生きていることを理解する。

<対象>

小学6年生 15名

<期間>

平成20年1月10日~平成20年1月23日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
1月10日
45分
授業
15名
*月と地球を比べてみよう(かぐや撮影映像を使用)
*生き物が生きていくために必要なものを考えよう
→空気・水・食べ物が必要なことを確認
2
90分
講義
実験
15名
「宇宙での生活」
講師:小口 美津夫
(JAXA総合技術研究本部 主任研究員)
*生きるために必要な空気・水を、現在、宇宙で生活している人々は、どのように得ているか?
*もし地球と同じ環境を宇宙で作ろうとすると、どんなシステムが必要か?

支援:岸 詔子・宮原 有香・藤沢 宏美
3
1月17日
90分
授業
15名
地球における生き物と空気・水とのかかわりについて
*植物の光合成実験ー植木鉢にビニール袋をかぶせ、気体検知管で調べる
4
1月18日
45分
授業
15名
地球における生き物と食べ物のかかわりについて
*食べ物の循環に微生物が関わっていることを学び、関連して土の呼吸を調べ、火星の土ではこの反応がなかったことを紹介
5
90分
講義
15名
宇宙食紹介(30分)
講師:岸 詔子
(JAXA宇宙教育センター 主査)
講義
「宇宙からみる 地球環境」(50分)
講師:大木 真人
(JAXA宇宙利用推進本部地球観測研究センター 主事補)
支援:宮原 有香・二ノ宮 裕美
6
1月23日
45分
授業
15名
生物と環境が深くかかわっていることを知り、これからどのようにかかわっていけばよいかを考える。
まとめ

第2回目/全6回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
講義・実験「宇宙での生活」
生物が生きるために必要な空気・水を宇宙で生活している人はどのように得ているのかを学習する。
空気・水の循環システムを実験を通して理解する。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                
指導上の留意事項
導入
(5分)
本時のねらいを把握する。
「生きていくために必要な水・空気を宇宙ではどのようにして得ているのだろうか。」
◎講師を紹介する。

△実験
「真空での燃焼実験」
熱・光を得るためにも酸素が必要なことを観察する。
展開
(80分)
○宇宙で空気・水をどのように得ているのか。
酸素は、液化し圧縮する。
水は、そのまま輸送するためコストが高くなる。

○水・酸素の循環システムを人工的につくることが研究されていることを理解する。
△宇宙まで必要なものはほとんど輸送していることを知る。

△実験
「水の浄化システム」
・装置を操作し、浄化されることを観察する。
・ペットボトル・活性炭なとを利用して水の浄化実験を行う。
・数種類の濃度の水溶液を浄化させ、活性炭などの効果を確かめさせる。
まとめ
(5分)
○宇宙での空気・水の獲得方法や循環システムを研究していることをまとめる。
△次時に地球での空気・水の循環システムを宇宙と比較し、考えることを知る。

授業の感想・メモ

  • 講義だけでなく、できる限り実験を入れて実施していただいた。体験することで、簡単な浄化システムなどを小学生でも理解できたように思う。
  • 内容が豊富で、時間が不足した。

第5回目/全6回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
講義「宇宙食の紹介」
・宇宙で生活している人は、食べ物をどのようにして得ているのか知る。
講義「地球環境について考えよう」
・太陽系の他の惑星の環境と地球環境を比較する。
・宇宙から地球をみて、地球環境を考える。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                    
指導上の留意事項
導入
(30分)
本時のねらいを把握する。
「生きていくために必要な食べ物を宇宙ではどのようにして得ているのだろうか」
◎講師を紹介する。

△宇宙食の歴史を知る。
実際の宇宙食のサンプルを見る。
展開
(50分)
本時のねらいを把握する。
「地球環境を考えよう」

○太陽系の惑星(主に火星・金星)環境と地球環境の比較



○宇宙から地球環境を考える。
◎講師を紹介する。


△大気の成分が火星・金星ともに地球より二酸化炭素が多いことや太陽との距離・大気量の関係で気温が決定されることを。惑星の環境と地球環境を比較する。

△宇宙から観測した様々なデーターをもとに現在の地球環境について考える。
・海面水温の変化
・アマゾンの熱帯雨林の伐採
・オゾンホールの破壊の様子
・夜の人工的な明かりの様子
ect.
・具体的な資料をもとに様々な現象を知らせる。

・難解な言葉は、わかるように説明する。
まとめ
(5分)
○地球環境の重要性とその環境の変化気づく。

○地球の現状から、環境問題に関心をもつ。
△地球環境の変化から、わかったことをまとめる。

授業の感想・メモ

  • 授業後、宇宙のことや環境のことに興味・関心をもち、自分から調べてくる子供が何人もいた。

東京都・八王子市立みなみ野君田小学校

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