授業連携

日本の宇宙開発について

埼玉県・埼玉県立浦和第一女子高等学校

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概要

7月24日「JAXA職員との意見交換会」ディスカッションの様子

<全授業を通した指導目標>

夏休休業中に行う「スーパー・サイエンス・フィールドワーク」で、「筑波宇宙センター訪問研修」を実施する。
そこで、最先端の宇宙開発の現状を知るとともに、様々な化学技術等に興味関心を引き出す。

<対象>

高校1年生 60名

<期間>

平成19年7月24日

<区分>

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
190分
見学
講義
60名
「筑波宇宙センター 施設見学ツアー」(75分)
「JAXA概要」(15分)
「JAXAの事務系業務」
講師:岸 詔子(JAXA宇宙教育センター 主査)
講義
「宇宙輸送系(ロケット関連)業務について」(20分)
講師:白石 紀子
(JAXA宇宙基幹システム本部 輸送系先進基盤開発室 開発員)
講義
「人工衛星の開発と利用について」(20分)
講師:今井 浩子
(JAXA宇宙利用推進本部 地球観測研究センター 開発員)
講義
「国際宇宙ステーション・宇宙実験について」(30分)
講師:吉崎 泉
(JAXA宇宙科学研究本部 ISS科学プロジェクト室 主任研究員)
ディスカッション
「JAXA職員との意見交換会」(30分)
支援:岸 詔子・森 理恵

第1回目/全1回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
           
導入
(20分)
視聴覚室にて、JAXA及び筑波宇宙センターの事業概要をビデオで説明を受ける。
展開
(120分)
【筑波宇宙センター施設内の見学】
・2グループに別れて、案内役の女性に引率され、見学ルートにそって見学する。

【女性研究者等との懇談】
・文系(広報担当者)、理系(宇宙輸送系の専門家、人工衛星開発の専門家、国際宇宙ステーションの専門家)の計4名によるパワーポイントによるプレゼン。
研究の概要これからの展望など、これから進路を決める高校生に向けてのメッセージも含めて各20分。

・研究者との懇談(質疑応答)
各10分ずつ。3ローテーション。
△記録用紙に、見学、講演の内容を要約して記載する。また、それに対する感想を記し、提出する。


△後日、宿泊研修の中での見学・講演体験を班毎にまとめて、プレゼンテーションを行う。

授業の感想・メモ

  • 筑波宇宙センターの見学は、宇宙開発の現状に触れることで、科学技術の広がりを生徒に実感してもらうことが、目的の一つである。今回も、施設の見学はもとより、女性職員の方々から、それぞれの立場でお話しいただき、多くの研究分野の集大成が宇宙開発であることを、生徒は実感したと考える。また、職員の方々から、その道を目指した動機などについても触れていただき、キャリアガイダンス的な要素も含めて、生徒にはたいへん好評であった。懇談の折には、生徒から質問が相次ぎ、非常に活発な懇談会となった。研究者を目指す生徒にとって、生き方のモデルとなる有意義なお話であった。3日間の宿泊研修の1日目に日本の宇宙開発という最先端の科学技術開発に触れ、その後2日間では生物・地学系のフィールドワークを通しての自然体験と合わせて、生徒たちは学校では得られない貴重な経験を積み、科学・技術への興味関心を大いに高める機会となった。

埼玉県・埼玉県立浦和第一女子高等学校

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