<全授業を通した指導目標>
1.地球環境問題の現状について学習し、さらに千代田区の環境問題について関連させる。
2.環境問題への企業の取り組みを知り、体験活動を通して千代田区の環境問題を考え、生徒が環境に配慮した暮らし方についての提案を行う。
3.キャリア教育の観点から、環境問題を解決しようとする人々の努力に目を向け、自ら行動しようとする意識を育てる。
<対象>
中学1年生 160名
<期間>
平成20年4月11日
<区分>
- 総合学習の時間
授業連携
東京都・千代田区立九段中等教育学校
1.地球環境問題の現状について学習し、さらに千代田区の環境問題について関連させる。
2.環境問題への企業の取り組みを知り、体験活動を通して千代田区の環境問題を考え、生徒が環境に配慮した暮らし方についての提案を行う。
3.キャリア教育の観点から、環境問題を解決しようとする人々の努力に目を向け、自ら行動しようとする意識を育てる。
中学1年生 160名
平成20年4月11日
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
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1 |
50分 |
授業 |
320名(1・2年生) |
オリエンテーション |
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☆教育センターBlog☆ 2008年度 学校教育支援活動スタート! 支援:岸 詔子・宮原 有香 |
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2 |
100分 |
講義 授業 |
160名 |
『現代の環境問題』 感想記入 |
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3 |
100分 |
講義 |
160名 |
「宇宙と地球」 |
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油井 由香利 (JAXA宇宙利用ミッション本部地球観測研究センター 主任開発員) |
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※感想記入 支援:岸 詔子・宮原 有香 |
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4 |
100分 |
講義 |
160名 |
「宇宙で生活するには」 |
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講師:小口 美津夫 (JAXA研究開発本部未踏技術研究センター 主任研究員) |
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授業 |
今後の活動計画についての説明 |
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※感想記入 支援:岸 詔子・宮原 有香 |
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5 |
6月20日 |
90分 |
授業 |
160名 |
壁新聞づくり |
※これまでの活動を通して学んだことをもとに班で討論を行い、「環境に配慮した暮らし方の提案~50年後の宇宙生活~」について壁新聞にまとめた。 |
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6 |
100分 |
講義 ディスカッション |
160名 |
「千代田区と環境」 ※身近な地域の環境に対する取り組み ※感想記入 「環境に配慮したくらし方の提案」をテーマに班で討論 |
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※感想記入 支援:岸 詔子・宮原 有香 |
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7 |
100分 |
講義 |
160名 |
壁新聞製作 ※感想記入 |
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7.5 |
夏季休業 |
夏季課題 |
※環境地図作り(社会科) ※発表準備 |
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8 |
9月5日 |
160名 |
※壁新聞仕上げ ※発表準備練習 |
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9 |
9月12日 |
100分 |
160名 |
※文化祭展示準備 |
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10 |
9月13日、 9月14日 |
160名 |
文化祭 |
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11 |
12月12日 |
校外学習 |
160名 |
エコプロダクツへの参加 |
<今回の授業の指導目標>
(1) 総合的な学習の時間で学んだ内容について、新2年生が1年生に対してプレゼンテーションすることにより、学年間交流の第一歩とする。
(2) 新1年生は、総合的な学習の時間の学び方を先輩の学習過程から学び、新2年生は自分たちの学習の成果を再確認する。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
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導入 (10分) |
・総合的な学習の意義と今日のねらいについて |
◎昨年度の環境教育学習の概要と発表の方法・成果について紹介 ◎今年度の環境教育学習の概要について説明 ◎総合的な学習を行う意義いついて △話を聞く |
・生徒が環境教育学習についてのイメージづくりを行い、モチベーションを高めるようにする。 |
展開 (35分) |
・JAXAからの説明 講師:岸 詔子氏 ・2年生からのプレゼンテーション |
△話を聞く △2年のプレゼンを見る |
・連携をして授業を展開していく企業について知ることで学習への関心・意欲を高める。 ・1年生は2年生のプレゼンを見ることでわかりやすく発表する方法について知る。 |
まとめ (5分) |
・昨年の環境教育学習で製作した壁新聞について |
◎「環境に配慮したくらし方」についての提言をすることが目標であることを伝える △話を聞く △壁新聞を見る |
・「環境に配慮したくらし方」についての提言をすることが今年度の環境教育学習の具体的な目標であることを生徒に理解させる。 |
<今回の授業の指導目標>
(1)「現代の環境問題」をテーマとした外部講師による講義
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
今日の学習の目的と講師の紹介 |
◎現代の環境問題についての講義であることを生徒に意識付けする △話を聞く |
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展開 (40分) |
・毎日新聞社 科学環境部 鴨志田 公男氏 ・新聞記者の目から見た現代の環境問題の現状と課題 ・海外の環境問題と解決への取り組みと成果について |
△外部講師の話を聞く |
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まとめ (5分) |
質問・まとめ |
△外部講師への質問をする ◎まとめを行う |
・「環境に配慮したくらし方」についての提言をすることが今年度の環境教育学習の具体的な目標であることを生徒に理解させる。 |
感想記入 (50分) |
感想記入 |
△感想を書く |
<今回の授業の指導目標>
「宇宙と地球」について外部講師による講義
「宇宙ステーションにおける快適な住環境」について討論
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
【講義】 導入 (5分) |
今日の学習の目的と講師の紹介 |
◎「宇宙と地球」をテーマにした現代の環境問題についての講義であることを生徒に意識付けする △話を聞く |
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【講義】 展開 (40分) |
JAXA宇宙利用推進本部 地球観測研究センター 「宇宙から地球を見る」 宇宙から見た地球環境、惑星としての地球 |
△外部講師の話を聞く |
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【講義】 まとめ (5分) |
まとめ |
◎本時の講義もふまえて「環境に配慮したくらし方への提案」を具体的に行うように指示する |
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【討論】 導入 (5分) |
「環境に配慮したくらし方への提案」に向けて ・『宇宙ステーションにおける快適な住環境』を班で話し合う。 |
△話を聞く |
|
【討論】 展開 (40分) |
・宇宙ステーションで快適に暮らすために必要なことを班で話し合う |
△説明を聞く △机を班の形にする (1)班長を中心に討論する (2)でてきたアイディアを模造紙に書き込んでいく ◎生徒の班活動の助言を行う |
行動につながる具体的な提案となるようにする |
【討論】 まとめ (5分) |
まとめ・感想用紙記入 |
△感想用紙を記入 ◎模造紙の回収 |
<今回の授業の指導目標>
『国際宇宙ステーションの生活環境とエネルギー』について講義
『宇宙での生活空間の作り方』をテーマに討論
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
【講義】 導入 (5分) |
今日の学習の目的と講師の紹介 |
◎「宇宙ステーションでの快適な住環境」に向けての講義であることを生徒に意識付けする △話を聞く |
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【講義】 展開 (40分) |
JAXA宇宙利用推進本部 地球観測研究センター 「国際宇宙ステーションの生活環境とエネルギー」 |
△外部講師の話を聞く |
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【講義】 まとめ (5分) |
まとめ |
◎本時の講義もふまえて「国際宇宙ステーションの快適な住環境」を具体的に考えるように指示する |
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【討論】 導入 (5分) |
「宇宙ステーションで快適にくらすため」に向けて、前時のアイディアを記入した模造紙を返却 ・ 『環境に配慮したくらし方の提案』を班で話し合いを続けることを話す。 |
△話を聞く |
|
【討論】 展開 (40分) |
・宇宙ステーションで快適に暮らすために必要なことを班で話し合う |
△説明を聞く △机を班の形にする (1)班長を中心に討論する (2)でてきたアイディアを模造紙に書き込んでいく ◎生徒の班活動の助言を行う |
行動につながる具体的な提案となるようにする |
【討論】 まとめ (5分) |
まとめ・感想用紙記入 |
△感想用紙を記入 ◎模造紙の回収 |
<今回の授業の指導目標>
・「環境に配慮した千代田区のまちづくり」、「身近なeco」をテーマとした外部講師による講義
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
【講義】 導入 (5分) |
今日の学習の目的と講師の紹介 |
◎環境に配慮したくらしかたへの提案に向けての講義であることを生徒に意識付けする △話を聞く |
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【講義】 展開 (40分) |
・三菱地所株式会社 CSR推進部 浜谷 英一氏 「環境に配慮したまちづくりに対する企業の取り組みについて」 ・財団法人 まちみらい千代田 阿部 武志氏・星野 諭氏 「環境に配慮した千代田区のまちづくり」について」 |
△外部講師の話を聞く |
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【講義】 まとめ (5分) |
質問・まとめ |
△外部講師への質問をする ◎まとめを行う |
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【討論】 導入 (5分) |
「宇宙ステーションで快適にくらすため」に向けて、前時のアイディアを記入した模造紙を返却 ・『環境に配慮したくらし方の提案』を班で話し合いを続けることを話す。 |
△話を聞く |
|
【討論】 展開 (40分) |
・「宇宙での生活空間の作り方」を班で話し合う |
△説明を聞く △机を班の形にする (1)班長を中心に討論する (2)班としてのアイディアをまとめる ◎生徒の班活動の助言を行う |
行動につながる具体的な提案となるようにする |
【討論】 まとめ (5分) |
まとめ・感想用紙記入 |
△感想用紙を記入 ◎模造紙の回収 |
<今回の授業の指導目標>
・提案を伝える壁新聞作り
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
・前時までのアイディアを記入した模造紙を返却 ・『宇宙ステーションにおける快適な住環境』への提案を伝える壁新聞作りをすることを話す。 |
△話を聞く |
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展開 (90分) |
・壁新聞作り |
△説明を聞く △机を班の形にする (1)班長を中心に討論する (2)班としてのアイディアをまとめる (3)提案を伝える壁新聞を作成する ◎生徒の班活動の助言を行う |
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まとめ (5分) |
まとめ・感想用紙記入 |
△感想用紙を記入 ◎模造紙の回収 |
東京都・千代田区立九段中等教育学校
今年度の学校教育支援活動が、4月11日の千代田区立九段中等教育学校(東京都)を皮切りにスタートしました。
九段中等教育学校では、1年生の総合の時間で環境学習を行い、「環境に配慮した(やさしい)暮らし方」についてそれぞれが考え、提案を壁新聞にまとめていきます。
初回のこの日は、全体のオリエンテーション。
7日に入学式を迎えたばかりの1年生160人と、この春ひとつ先輩になった2年生160人合同での授業で、お手伝いをさせていただくJAXAって、こんなお仕事してるところですよ、という紹介をさせてもらいました。
この環境学習では、JAXAの他にも、毎日新聞の記者の方や、(財)まちみらい千代田や三菱地所の方々などがサポートを行うことになっており、宇宙と地域というマクロとミクロ、両方の視野から環境について学んでいけるよう、学校の先生方が計画されています。
この日は、去年のエコプロダクツでも発表した2年生の代表が、昨年の学習の成果をプレゼンテーションしてくれたのですが、1年間の成長ぶりってすごいですね。
連携授業が始まった頃には、まだまだ小学生の名残が見えていたのに、冬のエコプロの頃では、柔軟な発想を存分に発揮しつつ、大人顔負けの堂々とした見事な発表を披露し、我々スタッフも感心するばかり。
「こんなに立派になって・・・」と何だか保護者気分になって拍手をしたのを思い出しました。
授業の後は、担当の先生方と今後の進め方についての作戦?会議です。
去年は未来の新聞記者となって、50年後の世界を予想した壁新聞を制作したのですが、今年はさてはて・・・。
一応の方向性は決めたのですが、それはまだ内緒ということで。
今年の1年生たちは、何に気付き、何を思い、そして何を提案してくれるのでしょうか。今から楽しみです。