<全授業を通した指導目標>
科学や科学技術の最先端である知見を結集して進められている宇宙科学・宇宙開発の現場で活躍する科学技術者に話しを聞くことで、その生き方や学問を追及する姿を学ばせ、自己の将来への展望を広げさせることをねらいとする。
授業連携
長崎県・長崎大学教育学部附属中学校
科学や科学技術の最先端である知見を結集して進められている宇宙科学・宇宙開発の現場で活躍する科学技術者に話しを聞くことで、その生き方や学問を追及する姿を学ばせ、自己の将来への展望を広げさせることをねらいとする。
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
---|---|---|---|---|---|
1
|
9月4日
|
100分
|
講義
|
420名
|
オリエンテーション
支援:黒谷 明美 |
2
|
100分
|
講義
|
63名
|
「宇宙のはじまりを知ろう」
|
|
講師:平林 久(JAXA宇宙教育センター 参事) |
|||||
3
|
100分
|
授業
|
63名
|
「太陽系の大きさを実感しよう」
支援:黒谷 明美 |
|
4
|
100分
|
講義
|
53名
|
「宇宙開発の過去・現在・未来を知ろう」
|
|
講師:竹前 俊昭 (JAXA宇宙科学研究本部宇宙航行システム研究系 助教授) 支援:黒谷 明美 |
|||||
5
|
100分
|
授業
|
53名
|
「ロケットを飛ばそう」
支援:黒谷 明美 |
|
6
|
100分
|
講義
|
43名
|
「宇宙都市について考えよう」
|
|
講師:成尾 芳博 (JAXA宇宙科学研究本部宇宙航行システム研究系 助教授) 支援:黒谷 明美 |
|||||
7
|
100分
|
授業
|
43名
|
「火星への移住計画を考えよう」
支援:黒谷 明美 |
|
8
|
60分
|
講義
|
35名
|
「宇宙への挑戦の歴史と意味を知ろう」
|
|
講師:的川 泰宣(JAXA宇宙教育センター長) 支援:黒谷 明美 |
|||||
9
|
50分
|
講義
|
35名
|
「命の尊さを感じよう~ウニの受精と発生~」
支援:黒谷 明美 |
|
10
|
100分
|
授業
|
35名
|
「ロケットを飛ばそう」
|
|
11
|
100分
|
講義
|
24名
|
「「はやぶさ」ミッションについて考えよう」
|
|
講師:吉川 真 '(AXA宇宙科学研究本部宇宙情報・エネルギー工学研究系 准教授) 支援:黒川 明美 |
|||||
12
|
100分
|
授業
|
24名
|
「光通信を体験しよう」
支援:黒谷 明美 |
|
13
|
100分
|
講義
|
19名
|
「太陽系の誕生と地球の特殊性を知ろう」
|
|
講師:岡田 達明 (JAXA宇宙科学研究本部固体惑星科学研究系 准教授) 支援:黒谷 明美 |
|||||
14
|
100分
|
授業
|
19名
|
「太陽系の大きさを実感しよう」
支援:黒谷 明美 |
|
15
|
100分
|
講義
|
420名
|
振り返り
|
<今回の授業の指導目標>
「宇宙のはじまりを知ろう」
宇宙のはじまりとはどのようなことか、ビッグバンから物質、空間の生成について最新の知見に触れさせる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
宇宙の始まりについての生徒のとらえ方を見直させるとともに、われわれがここに存在するわけを考える時間とすることを伝える。 |
◎生徒に「宇宙とは」と投げかける。 ◎講師の幼少時代の宇宙観について紹介し、宇宙の始まりについて考えていく意欲を持たせる。 |
生徒が発言しやすい雰囲気をつくる。 |
展開 (90分) |
講師の話を聞き、宇宙の始まりや宇宙の謎、宇宙という広がりから見た地球について知る。 |
◎次のような視点で講義する。 1.地球の大きさを月や太陽等の身近なものとの比較から考え、宇宙の広がりを実感させる。 2.星が光るわけ、星の一生、ブラックホールの存在等について説明する。 3.銀河系の大きさや距離、宇宙の膨張の証拠等の事実について説明し、私たち生命体が地球に存在するわけを考えさせる。 |
身近なものとの比較により生徒が理解しやすいように、要点を絞って説明する。 |
まとめ (5分) |
本時の学習で考えたことをまとめる。 |
◎今日の授業で考えたり感じたりしたことをまとめてみよう。 △違った世界に引き込まれる謎のホールについて、その性質をもっと知ってみたい。 △太陽、月、地球の関係についてもっと詳しく知ってみたい。 △宇宙についてもっといろいろなことを知りたい。 |
命の星、地球について深く考えるように促す。 |
<今回の授業の指導目標>
「宇宙のはじまりを知ろう」
宇宙のはじまりとはどのようなことか、ビッグバンから物質、空間の生成について最新の知見に触れさせる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
平林先生からいただいた生徒の質問に対する回答を伝え、前時の学習内容を振り返る。 |
◎平林先生からの回答を資料として配付する。 △資料を基に、自分の考え方をまとめる。 |
生徒が質問しやすい雰囲気をつくる。 |
展開 (80分) |
宇宙教育センターから借用した太陽系のモデルを用いて、太陽系の大きさを実感する。 |
◎7億分の1の縮尺である太陽系モデルを提示する。 △太陽系の構成要素について考える。 ◎太陽系の天体の特徴をまとめた表を配布する。 △太陽からそれぞれの惑星までの実際の距離を7億分の1になるように計算する。 ◎附属中学校を中心とした長崎市内の地図を配布し、その中にモデルをおいた場合の距離感をとらえることを伝える。 △計算した値をもとに、地図上に各惑星の軌道を記入していく。 |
机間指導をしながら、生徒の学習状況を把握する。 |
まとめ (10分) |
講師の先生による講義と本時をまとめて、振り返りを行う。 |
今の考えを自由に記述させる。 |
ワークシートにまとめさせるとともに、今後さらに学んでみたい興味ある宇宙についてのテーマを記入させる。 |
<今回の授業の指導目標>
「宇宙開発の過去・現在・未来を知ろう」
地球周回軌道への機器や人間の投入等、輸送システムとしてのロケットの仕組みと飛行の原理を学ばせ、その開発の歴史及び未来を眺望させる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
ロケットのしくみを知ることを手がかりとして、宇宙探査の最前線について考える時間とすることを伝える。 |
◎生徒に「ロケットとは」と投げかけ、その飛ぶ仕組みに意識を焦点化させる。 |
生徒が発言しやすい雰囲気をつくる。 |
展開 (90分) |
講師の話を聞いたり、演示実験を見たりすることにより、宇宙探査の難しさやすばらしさについて知る。 |
◎次のような視点で講義する。 1.フィルムケースを用いたプチロケット実験を見せ、ロケットの原理を考えさせる。 2.ロケットの飛ぶ原理をフィルムケースロケット、ペットボトルロケット、本物のロケットを比較させることにより、反動による推進力について考えさせる。 3.大気の構造、さまざまな人工衛星の働き、月探査、惑星探査等の現状を説明し、地球の大切さを改めて考えさせる。 |
ロケットに関する身近な実験から本物へと思考の流れをつくり、それぞれの比較により生徒が理解しやすいように説明する。 |
まとめ (5分) |
本時の学習で考えたことをまとめる。 |
◎今日の授業で考えたり感じたりしたことをまとめてみよう。 △ボイジャーが撮影したあまりにも小さい地球の写真から、その中で争っている地球人の愚かさを感じた。 △月の表面から見た地球の美しさに感動した。月にいってみたいと思った。 |
命の星、地球について深く考えるように促す。 |
<今回の授業の指導目標>
「宇宙開発の過去・現在・未来を知ろう」
地球周回軌道への機器や人間の投入等、輸送システムとしてのロケットの仕組みと飛行の原理を学ばせ、その開発の歴史及び未来を眺望させる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
前時の学習内容を振り返る。 |
◎ペットボトルロケットを製作することを伝える。 △前時のプチロケットの飛ぶ原理を想起する。 |
生徒が質問しやすい雰囲気をつくる。 |
展開 (10分) |
ペットボトルロケットを製作し、飛ばす中で、飛ぶ原理、安定性、飛距離等を工夫していく。 |
◎ペットボトルロケット製作の材料を提示する。 ◎製作過程をまとめた資料を配布する。 △ペットボトルロケットの製作を行う。 △ペットボトルを飛ばす。 △自分が製作したロケットの飛ぶ様子を観察し、工夫できる点を考え、加工し、再度飛ばして、ロケットが飛ぶ仕組みについて考える。 |
机間指導をしながら、生徒の制作状況を把握する。 |
まとめ (10分) |
講師の先生による講義と本時をまとめて、振り返りを行う。 |
今の考えを自由に記述させる。 |
ワークシートにまとめさせるとともに、今後さらに学んでみたい興味ある宇宙についてのテーマを記入させる。 |
<今回の授業の指導目標>
「宇宙都市について考えよう」
現在の「国際宇宙ステーション」を基本に、将来の宇宙基地やスペースコロニーの在り方を考えさせる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
都市の定義について説明し、宇宙都市についてきちんと考えていく時間とすることを伝える。 |
◎生徒に「宇宙都市の条件とは」と投げかける。 |
夢物語としてではなく、現実に計画が進行している宇宙都市として考えさせる。 |
展開 (90分) |
講師の話を聞き、宇宙都市としての条件や現実問題について知る。 |
◎次のような視点で講義する。 1.人間が宇宙で生活していくために必要な条件を考える視点について説明する。 2.月移住、火星移住、スペースコロニー移住等についてそれぞれ比較しながら説明する。 3.他の天体への移住計画の現実問題(費用、年数、輸送計画等)について説明する。 |
それぞれの比較により生徒が理解しやすいように、要点を絞って説明する。 |
まとめ (5分) |
本時の学習で考えたことをまとめる。 |
◎今日の授業で考えたり感じたりしたことをまとめてみよう。 △考えたこともないことが現実に計画(計算)されておりことを知り、宇宙についてもっと知りたいと思った。 △テラフォーミング(惑星改造)についてもっと詳しく知ってみたい。 △人と宇宙が近づいていることにとても興奮した。 |
自分が想像する未来の移住計画について深く考えるように促す。 |
<今回の授業の指導目標>
「宇宙都市について考えよう」
現在の「国際宇宙ステーション」を基本に、将来の宇宙基地やスペースコロニーの在り方を考えさせる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
前時の学習内容を振り返る。 |
◎未来の宇宙都市について考えていくことを伝える。 |
生徒が質問しやすい雰囲気をつくる。 |
展開 (80分) |
未来の宇宙都市に必要な条件を考え、そのイメージ図を完成させる。 |
◎宇宙都市に必要な条件を想起させる。 ◎宇宙都市を描くワークシートを配布する。 △宇宙都市に必要な条件を丁寧に抜き出し、自分が想像する宇宙都市のイメージ図を描く。 |
机間指導をしながら、生徒の制作状況を把握する。 |
まとめ (10分) |
講師の先生による講義と本時をまとめて、振り返りを行う。 |
今の考えを自由に記述させる。 |
ワークシートにまとめさせるとともに、今後さらに学んでみたい興味ある宇宙についてのテーマを記入させる。 |
<今回の授業の指導目標>
「宇宙への挑戦の歴史と意味を知ろう」
人類による宇宙への挑戦の歴史を、技術的、思想的側面に触れながら紹介し、人類がなぜ宇宙を目指すのか考えさせる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
人類の「生きる」という欲望について説明し、人類が宇宙を目指す意味を考える時間とする。 |
◎生徒に「生きる」ことについての意味を考えるように促す。 |
生命の誕生から現在までの流れを意識させる。 |
展開 (90分) |
講師の話を聞き、宇宙の始まりや宇宙の謎、宇宙という広がりから見た地球について知る。 |
◎次のような視点で講義する。 1.人類の欲望としての「行きたい」系譜をもとに、宇宙について説明する。 2.人類の欲望としての「作りたい」系譜を基に、宇宙について説明する。 3.人類の欲望としての「知りたい」系譜を基に、宇宙について説明する。 |
いのちを柱として、人類の宇宙への挑戦について、生徒が理解しやすいように、要点を絞って説明する。 |
まとめ (5分) |
本時の学習で考えたことをまとめる。 |
◎今日の授業で考えたり感じたりしたことをまとめてみよう。 ◎命のリレーとして見た宇宙への挑戦の歴史について質疑を行いながら本時のまとめを行うとともに、次時への学習意欲を喚起する。 △宇宙を知ることはいのちを知ることにつながることを実感した。 △運命共同体としての月について詳しく知りたいと思った。 △日本人はいろいろなものにいのち(魂)があると信じてきたのでもっといのちについて考えてみたい。 |
命の星、地球について深く考えるように促す。 |
<今回の授業の指導目標>
「宇宙への挑戦の歴史と意味を知ろう」
人類による宇宙への挑戦の歴史を、技術的、思想的側面に触れながら紹介し、人類がなぜ宇宙を目指すのか考えさせる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
前時の学習内容を振り返る。 |
◎命について考えていくことを伝える。 |
生徒が質問しやすい雰囲気をつくる。 |
展開 (80分) |
鶏の有精卵やウニの受精卵の観察を通して命の尊さについて考える。 |
◎以下の過程で生命の誕生について考えさせる 1.ニワトリの無精卵と産卵後10日前後の有精卵に光を当てて中の様子が分かるようにし、プロジェクターを用いて提示する。 △無精卵と有精卵の違いの理由と有精卵の今後の変化を予想する。 2.アカウニの卵と精子を各班に準備する。人工受精後、変化の見られた受精卵を顕微鏡で 観察させ、スケッチさせる。その際、受精膜が発生してきた時間も記録させる。 △ウニの人工受精を行い、受精卵の変化を観察する。 3.受精後約1~2時間後、約24時間後、約3日後、約14日後の胚を準備しておき、発生の初期から終期までの変化が見られるようにしておく。 △各発生段階の受精卵のようすを観察する。 4.考察の視点を与え、観察結果と受精及び発生過程とを関連づけて考察させる。 △有性生殖をする動物のふえ方の仕組みについて考察する。 |
机間指導をしながら、生徒の観察状況を把握する。 |
まとめ (10分) |
講師の先生による講義と本時をまとめて、振り返りを行う。 |
今の考えを自由に記述させる。 |
ワークシートにまとめさせるとともに、今後さらに学んでみたい興味ある宇宙についてのテーマを記入させる。 |
<今回の授業の指導目標>
「宇宙への挑戦の歴史と意味を知ろう」
人類による宇宙への挑戦の歴史を、技術的、思想的側面に触れながら紹介し、人類がなぜ宇宙を目指すのか考えさせる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
前時の学習内容を振り返る。 |
◎ペットボトルロケットを製作することを伝える。 △前時のプチロケットの飛ぶ原理を想起する。 |
生徒が質問しやすい雰囲気をつくる。 |
展開 (80分) |
ペットボトルロケットを製作し、飛ばす中で、飛ぶ原理、安定性、飛距離等を工夫していく。 |
◎ペットボトルロケット製作の材料を提示する。 ◎製作過程をまとめた資料を配布する。 △ペットボトルロケットの製作を行う。 △ペットボトルを飛ばす。 △自分が製作したロケットの飛ぶ様子を観察し、工夫できる点を考え、加工し、再度飛ばして、ロケットが飛ぶ仕組みについて考える。 |
机間指導をしながら、生徒の制作状況を把握する。 |
まとめ (10分) |
講師の先生による講義と本時をまとめて、振り返りを行う。 |
今の考えを自由に記述させる。 |
ワークシートにまとめさせるとともに、今後さらに学んでみたい興味ある宇宙についてのテーマを記入させる。 |
<今回の授業の指導目標>
「はやぶさミッションについて考えよう」
現代社会を支える実用衛星や地球及び宇宙の謎を探究する科学衛星等の仕組みと役割を理解させる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
ビデオ:祈り~小惑星探査機「はやぶさ」の物語~を見ながら、「はやぶさ」ミッションについて考えていく時間とする。 |
◎生徒に「はやぶさとは」と投げかけ、そのミッションの概要に簡単に触れることで、生徒の興味を喚起する。 |
生徒が質問しやすい雰囲気をつくる。 |
展開 (90分) |
ビデオのシーンごとに、「はやぶさ」ミッションの詳しい解説を講師から聞き、宇宙探査の先端技術について知る。 |
◎次のような視点で講義する。 1.はやぶさの持つ新しい技術について説明する。 2.はやぶさの持つ新しい科学観測技術について説明する。 3.小惑星「イトカワ」の名前の由来や小惑星の特徴を知る意味について説明する。 |
日本の技術の高さについて生徒が理解しやすいように、要点を絞って説明する。 |
まとめ (5分) |
本時の学習で考えたことをまとめる。 |
◎今日の授業で考えたり感じたりしたことをまとめてみよう。 △はやぶさのミッションを知ることで、その技術の高さから芸術的なものを感じた。 △はやぶさのミッションにかかわった人の多さを知って、技術開発の難しさとすばらしさを知った。 |
次時に調べてみたい内容を考えるように促す。 |
<今回の授業の指導目標>
「はやぶさミッションについて考えよう」
現代社会を支える実用衛星や地球及び宇宙の謎を探究する科学衛星等の仕組みと役割を理解させる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
前時の学習内容を振り返る。 |
◎遠く離れた地点との交信技術の基礎や日本の宇宙開発に貢献した人々の生き方を知る時間とすることを伝える。 |
生徒が質問しやすい雰囲気をつくる。 |
展開 (80分) |
光通信の技術を知る。 日本の宇宙開発を支えた人々の生き方を知る。 |
◎光通信に必要な材料を考えさえる。 △身近にある簡単な材料を用いて光通信を体験する。 ◎はやぶさが目指した小惑星「イトカワ」の元になった人物である糸川英夫先生の生き方を描いたビデオを視聴させる。 ◎糸川先生の生き方に基づいた発想法について考えさせる。 |
演示実験を行う。 糸川先生の生き方を通して、宇宙を目指す価値や生きる価値について考えさせる。 |
まとめ (10分) |
講師の先生による講義と本時をまとめて、振り返りを行う。 |
今の考えを自由に記述させる。 |
ワークシートにまとめさせるとともに、今後さらに学んでみたい興味ある宇宙についてのテーマを記入させる。 |
<今回の授業の指導目標>
「太陽系の誕生と地球の特殊性を知ろう」
われわれの銀河系、それを構成する星々がどのように誕生し、どのような一生を送るのかについて、最新の知見に触れさせる。また、太陽系誕生の過程を知らせ、地球が特別な惑星であることを理解させる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
進化する惑星という視点から地球をとらえていく時間とする。 |
◎生徒に「地球の特殊性について考えてみよう」と投げかける。 |
生徒が発言しやすい雰囲気をつくる。 |
展開 (90分) |
講師の話を聞き、太陽系の始まりや地球の特殊性、惑星探査の最前線について知る。 |
◎次のような視点で講義する。 1.太陽系の構成について最新の知見より説明する。 2.太陽系の形成メカニズムについて最新の知見より説明する。 3.進化している地球という考え方について最新の知見より説明する。 |
惑星の進化という視点を与えて、生徒が宇宙に関する新鮮な見方を持って理解できるように、要点を絞って説明する。 |
まとめ (5分) |
本時の学習で考えたことをまとめる。 |
◎今日の授業で考えたり感じたりしたことをまとめてみよう。 △いろいろな惑星のでき方を知ることができて、地球の特徴をとらえることができた。 △太陽、月、地球の関係についてもっと詳しく知ってみたい。 |
命の星、地球について深く考えるように促す。 |
<今回の授業の指導目標>
「太陽系の誕生と地球の特殊性を知ろう」
われわれの銀河系、それを構成する星々がどのように誕生し、どのような一生を送るのかについて、最新の知見に触れさせる。また、太陽系誕生の過程を知らせ、地球が特別な惑星であることを理解させる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
平林先生からいただいた生徒の質問に対する回答を伝え、前時の学習内容を振り返る。 |
◎平林先生からの回答を資料として配付する。 △資料を基に、自分の考え方をまとめる。 |
生徒が質問しやすい雰囲気をつくる。 |
展開 (80分) |
宇宙教育センターから借用した太陽系のモデルを用いて、太陽系の大きさを実感する。 |
◎7億分の1の縮尺である太陽系モデルを提示する。 △太陽系の構成要素について考える。 ◎太陽系の天体の特徴をまとめた表を配布する。 △太陽からそれぞれの惑星までの実際の距離を7億分の1になるように計算する。 ◎附属中学校を中心とした長崎市内の地図を配布し、その中にモデルをおいた場合の距離感をとらえることを伝える。 △計算した値をもとに、地図上に各惑星の軌道を記入していく。 |
机間指導をしながら、生徒の学習状況を把握する。 |
まとめ (10分) |
講師の先生による講義と本時をまとめて、振り返りを行う。 |
今の考えを自由に記述させる。 |
ワークシートにまとめさせるとともに、今後さらに学んでみたい興味ある宇宙についてのテーマを記入させる。 |
時間配分 |
学習内容 |
---|---|
振り返り (100分) |
6回の受講講座の内容を振り返り、特に印象に残った講座や、これからさらに学んでいきたい講座等を挙げさせ、今後の自己実現の参考とさせる。 |
長崎県・長崎大学教育学部附属中学校