<今回の授業の指導目標>
・専門家に、宇宙のこと、また宇宙の環境についてお話を伺うことを通して、自分達の住む星の環境について見直し、環境問題を考え、解決しようという意欲を持つ。
・環境をテーマに座談会を持つ。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
【講義】 導入 (10分) |
1.講師の紹介と、今日の会のあらまし、めあてを確認する。
2.荒屋小5、6年生による、プレゼン「私たちの荒屋」 |
◎JAXAの講師の方を紹介する。
△荒屋地域で撮影写真を基に、自分の考える豊かな自然、や環境破壊への不安を述べる。 |
・ここで行うプレゼンは、事前に学習した中から短く紹介する。 |
【講義】 展開 (40分) |
2.講師の方のお話を聴く。 ・JAXAの活動から ・太陽系の様子 ・それぞれの星の様子。環境 ・宇宙から見た、地球の様子。 ・悪化している地球環境 ・様々な条件が重なり合い生まれた命・・・「地球は奇跡の星」 |
△講師の方のお話を聴く
△5、6年生は、今までの学習や今後の学習を想起しながら、聴く。 |
・映像を見せながら、分かりやすく説明する。 |
【講義】 まとめ (10分) |
3.会を振り返りながら、自分達の学習の歩みを振り返ったり、今後の学習の進め方について考える。 |
◎校長先生の話 |
・学年に応じた振り返り方でよい。
・会の後、学んだことや感想などを学習シートに記入する。 |
【座談会】 導入 (5分) |
1.座談会の進め方について、確認をする。 |
◎会の進め方、テーマを確認する。 |
・5、6年代表と、JAXAの方による座談会の形式。その他の児童についても、聴衆として参加し、気づいたことをメモしたり、質問や意見などがあれば適宜参加できることを伝える。 |
【座談会】 展開 (30分) |
2.座談会 ・「環境」をテーマに、思うことを述べ合う。 |
△思うこと、意見、疑問など、話をつなぎながら座談会に参加する。
◎JAXAへの質問のみに終始しないよう、話の進め方について適宜アドバイスしながら会を進行する。 |
・必要に応じ映像を見せ、分かりやすく会を進める。
・聴衆側の表情やつぶやきにも気を配り、適宜拾いながら、会の内容を深めるようにする |
【座談会】 まとめ (5分) |
3.座談会で感じたこと、今後の学習の進め方について、振り返る。 |
△感想を述べ合う。
◎今後の学習への生かし方を示す。 |
・JAXAの方にも、会についての感想をいただき、今後の学習の進め方への示唆とする。 |
【講義】
- JAXA講師、大木氏の語り口があたたかく、3年生から6年生という幅広い学年が参加した会であったが、しっかり受け止めながら聴くことができた。
- 用意していただいた映像が、鮮明で迫力があり、また本当に美しいものであった。感動的であった。
- 様々な環境的な条件が重なり合い、生命が生まれたということに驚きと不思議さを感じる意見が多くあった。「地球は奇跡の星」という大木氏の言葉が心に残り、地球を守らなくてはならないという気持ちが一層高まっていた。
【座談会】
- 環境に絞っての座談会形式、ということで深い話し合いができた。
- 互いに意見を述べ合う、という形式への不慣れから、ついJAXA講師の方への質問になりがちであったため、教師側のアドバイスが必要であった。慣れるにしたがい、自由に意見を述べたり、聴衆側からも意見がでるようになった。
- 宇宙から地球環境を見直すことで、地球への思いが強まり、今後の学習への意欲を高めることへとつながった。