授業連携

宇宙の進化

長崎県・長崎大学教育学部附属中学校

  • 中学校
  • 中2
  • 中3
  • その他

概要

<全授業を通した指導目標>

宇宙の始まりとは?ビッグバンから物質、空間の生成についての最新の知見に触れます。我々の銀河系、それを構成する星の誕生とその一生、太陽系誕生の過程をたどることで、地球が特別な惑星であることが理解できるはずです。

<対象>

中学2、3年生

<期間>

平成20年9月10日~平成20年10月7日

<区分>

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
100分
講義
30名
「宇宙の進化」
講師:平林 久
(JAXA宇宙教育センター長)
支援:黒谷 明美
2
100分
授業
30名
前回の授業の振り返り
支援:黒谷 明美
3
100分
講義
42名
「宇宙の進化」
講師:阪本  成一
(JAXA宇宙科学研究本部宇宙科学情報解析研究系 教授)
支援:黒谷 明美
4
100分
授業
42名
前回の授業の振り返り
支援:黒谷 明美

第1回目/全4回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
「宇宙の進化」
宇宙のはじまりとはどのようなことか、ビッグバンから物質、空間の生成について最新の知見に触れさせる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                     
指導上の留意事項
導入
(10分)
宇宙の始まりについての生徒のとらえ方を見直させるとともに、われわれがここに存在するわけを考える時間とすることを伝える。
◎生徒に「宇宙とは」と投げかける。

◎講師の幼少時代の宇宙観について紹介し、宇宙の始まりについて考えていく意欲を持たせる。
生徒が発言しやすい雰囲気をつくる。
展開
(80分)
講師の話を聞き、宇宙の始まりや宇宙の謎、宇宙という広がりから見た地球について知る。
◎次のような視点で講義する。

1.地球の大きさを月や太陽等の身近なものとの比較から考え、宇宙の広がりを実感させる。

2.星が光るわけ、星の一生、ブラックホールの存在等について説明する。

3.銀河系の大きさや距離、宇宙の膨張の証拠等の事実について説明し、私たち生命体が地球に存在するわけを考えさせる。
身近なものとの比較により生徒が理解しやすいように、要点を絞って説明する
まとめ
(10分)
本時の学習で考えたことをまとめる。
◎今日の授業で考えたり感じたりしたことをまとめてみよう。
命の星、地球について深く考えるように促す。

授業の感想・メモ

  • 生徒一人一人の「宇宙」に対する興味がたいへん大きいことを実感した。また、講師の先生も「私たちが存在するわけ」という柱を基に,生徒の興味を惹くように工夫をしてくださり、お話も分かりやすかった。

第2回目/全4回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
「コズミックカレンダーをつくろう」
長い地球の歴史を実感させるとともに、命のつながりや人類の存在について考えさせる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                 
指導上の留意事項
             
導入
(15分)
教師の半生を1年にまとめたカレンダーを見て、本時の活動内容を知る。
◎教師の半生を1年にまとめたカレンダーをプロジェクターを使って紹介する。

△教師の半生のカレンダーでそのとき何が起こったかを予想する。
1年に換算したカレンダーを作成することに興味を持たせるように、教師の半生において起こった出来事をクイズ形式で質問しながら進める。
展開
(65分)
カレンダーの作成方法を知り、コズミックカレンダーを作成する。
◎生命の誕生など、具体的な事例を挙げ、それが何月何日の何時ごろの出来事かを算出する方法を説明する。

△説明を聞き、他の出来事が何月何日の何時頃の出来事かを算出する。

△算出した値を基に、カレンダーを作成する。
算出方法を理解しやすいように、方法を示したプリントを使いながら説明する。
計算に過度の負担がかからないように電卓を準備する。地球上で起こった主な出来事についての資料を提示する。
まとめ
(20分)
本時の学習で考えたことをまとめる。
△できあがったカレンダーを見て、感じたことを発表する。

◎命のつながりによって、今、人類が存在していることや、私たちに身近な地球規模の問題について考えさせる。

△本時の感想を書く。
意見があがらなかったり、ポイントがずれたりしているときには、人類が誕生した時期や人類が誕生してからの時間に着目させる。

授業の感想・メモ

  • 計算が多少分かりづらいところがあったが、生徒は電卓を使って熱心に取り組んでいた。カレンダーの最終的な表し方については、改良の必要性を感じた。コズミックカレンダーを通して、人類と自然との共生について改めて考えるきっかけとなったことが、生徒の感想からうかがえた。

第3回目/全4回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
「宇宙の進化」
宇宙のはじまりとはどのようなことか、ビッグバンから物質、空間の生成について最新の知見に触れさせる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                     
指導上の留意事項
導入
(10分)
宇宙の広がりについて関心を高める。
◎講師の自己紹介や、PCソフト「mitaka」をつかって宇宙を旅行させながら、宇宙の広がりについてふれさせる。
展開
(80分)
講師の話を聞き、宇宙の始まりや宇宙の謎、宇宙という広がりから見た地球について知る。
◎次のような視点で講義する。

1.地球の大きさを月や太陽等の身近なものとの比較から考え、宇宙の広がりを実感させる。

2.銀河系の大きさや距離、宇宙の膨張の証拠等の事実について説明し、私たち生命体が地球に存在するわけを考えさせる。
身近なものとの比較により生徒が理解しやすいように、要点を絞って説明する。
まとめ
(10分)
本時の学習で考えたことをまとめる。
◎今日の授業で考えたり感じたりしたことをまとめさせる。
命の星、地球について深く考えるように促す。

授業の感想・メモ

  • 生徒一人一人の「宇宙」に対する興味がたいへん大きいことを実感した。また、講師の先生も「さまざまな映像資料やPCソフトなどの視聴覚教材を用意してくださり、お話が分かりやすかった。

第4回目/全4回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
「コズミックカレンダーをつくろう」
長い地球の歴史を実感させるとともに、命のつながりや人類の存在について考えさせる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                 
指導上の留意事項
            
導入
(15分)
教師の半生を1年にまとめたカレンダーを見て、本時の活動内容を知る。
◎教師の半生を1年にまとめたカレンダーをプロジェクターを使って紹介する。

△教師の半生のカレンダーでそのとき何が起こったかを予想する。
1年に換算したカレンダーを作成することに興味を持たせるように、教師の半生において起こった出来事をクイズ形式で質問しながら進める。
展開
(65分)
カレンダーの作成方法を知り、コズミックカレンダーを作成する。
◎生命の誕生など、具体的な事例を挙げ、それが何月何日の何時ごろの出来事かを算出する方法を説明する。

△説明を聞き、他の出来事が何月何日の何時頃の出来事かを算出する。

△算出した値を基に、カレンダーを作成する。
算出方法を理解しやすいように、方法を示したプリントを使いながら説明する。
計算に過度の負担がかからないように電卓を準備する。地球上で起こった主な出来事についての資料を提示する。
まとめ
(20分)
本時の学習で考えたことをまとめる。
△できあがったカレンダーを見て、感じたことを発表する。

◎命のつながりによって、今、人類が存在していることや、私たちに身近な地球規模の問題について考えさせる。

△本時の感想を書く。
意見があがらなかったり、ポイントがずれたりしているときには、人類が誕生した時期や人類が誕生してからの時間に着目させる。

授業の感想・メモ

  • 計算が多少分かりづらいところがあったが、生徒は電卓を使って熱心に取り組んでいた。カレンダーの最終的な表し方については、改良の必要性を感じた。コズミックカレンダーを通して、人類と自然との共生について改めて考えるきっかけとなったことが、生徒の感想からうかがえた。

長崎県・長崎大学教育学部附属中学校

授業連携実績一覧

このページのTOPへ