<全授業を通した指導目標>
(1)課題研究での実験による試行錯誤と工夫を通し、科学研究へのアプローチの方法について学ぶ。
(2)先入観や既知の概念だけにとらわれずに自由な発想で研究を進めていく態度を養う。
(3)研究の成果を分かりやすく、正確に発表できる能力を養う。
<対象>
高校2年生 8名
<期間>
平成20年8月6日~ ※年間70時間の授業の一部として実施させて頂いた
<区分>
- SSH(スーパーサイエンスハイスクール)
授業連携
新潟県・新潟県立新潟南高等学校
(1)課題研究での実験による試行錯誤と工夫を通し、科学研究へのアプローチの方法について学ぶ。
(2)先入観や既知の概念だけにとらわれずに自由な発想で研究を進めていく態度を養う。
(3)研究の成果を分かりやすく、正確に発表できる能力を養う。
高校2年生 8名
平成20年8月6日~ ※年間70時間の授業の一部として実施させて頂いた
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
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1 |
120分 |
講義 |
8名 |
「ロケット打上げ現場の話」 |
|
講師:竹前 俊昭 (JAXA宇宙科学研究本部宇宙航行システム研究系 助教授) |
|||||
講義 ディスカッション |
新潟南高校の研究に対するアドバイス 支援:宮原 有香・二ノ宮 裕美 |
新潟県・新潟県立新潟南高等学校
<今回の授業の指導目標>
4月より本テーマで実験を続け、「高く飛ばす」ことについて、現在までいくらかの成果を得ることができた。本授業では専門の先生からの講義をもとに今まで実験してきたことに対する理論的な裏付けを整理する。またさらに「高く飛ばす」ためにどのような工夫と実験が必要かを専門の先生とともに考え、今後の研究の展開に役立てる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (20分) |
ロケットの打ち上げの実際について S-520ロケットの実際の打ち上げを通して講師の先生の実際の仕事の現場とその紹介 |
△ビデオと講師の先生の話を聞きながら、実際のロケットの打ち上げについて日頃目にすることない精緻な仕事内容について理解する。 |
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展開 (90分) |
講師の先生から「高く飛ばす」ことについて、 1.ロケットの推力の増加と 2.空力安定の2つの要因が必要であることについての説明。適宜、自分たちのペットボトルロケットの場合について実際的な部分について先生に質問をする。 |
△今まで行ってきた推力アップのための工夫、すなわち適切なアセチレンの量、噴射口のサイズの適切化、水を噴射させること等が理論的にどのような背景をもっているものなのかについて、考えを整理する。 △尾翼の位置とその大きさの重要性について理解する。 △空力安定をテストするための実際方法などを学び、自らのロケットに今後どのようなかたちで活かせるのかについて考える。 ◎生徒の理解を促すために適時、講師の先生の話に対し、質問、確認を行う。 |
生徒の理解が表面的にならないように、適宜質問を促す。質問のきっかけとなるような質問を実際に試みる。 |
まとめ (10分) |
講師の先生の話を振り返り、理解不十分な点について、質問をする。 |
△例えば空力安定のためのストリングテスト等について、その実際について質問する。 |
講師の先生のような仕事にあこがれをもつ生徒が多い。夢の実現のために、進路選択についてのアドバイスを求める。 |
新潟県・新潟県立新潟南高等学校