授業連携

星について知りロケットの飛ぶ仕組みを調べよう

石川県・小松市立第一小学校

  • 小学校
  • 小4
  • 小5
  • 小6
  • その他

概要

<全授業を通した指導目標>

<対象>

小学4~6年生 24名

<期間>

平成21年5月11日~平成21年11月16日

<区分>

クラブ活動

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
80分
クラブ活動
23名
宇宙の素材(映像)の紹介
支援:広浜 栄次郎・伊藤 和哉
2
90分
クラブ活動
23名
『ロケットの飛ぶ仕組みについて調べてみよう』
講師:清水幸夫
(JAXA宇宙科学研究本部 安全・品質保証室)
支援:伊藤 和哉
3
90分
クラブ活動
23名
いろいろなロケットを飛ばしてみよう
※アルコールロケット、ストローロケット等
講師:清水 幸夫
(JAXA宇宙科学研究本部安全・品質保証室/副室長)
支援:伊藤 和哉
4
270分
クラブ活動
23名
水ロケット大会
指導・講評:清水 幸夫
(JAXA宇宙科学研究本部安全・品質保証室/副室長)
支援:伊藤 和哉・宮原 有香・松岡 均・二ノ宮 裕美
5
90分
クラブ活動
23名
熱気球実験
支援:伊藤 和哉
6
90分
クラブ活動
23名
星について知る

第1回目/全6回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
○JAXAの先生方の紹介を聞く。
・JAXA の方の自己紹介
・JAXAの方のお話
◎先生方の簡単な紹介をする。

△JAXAの方々のお話を静かに集中して聞く。
・静かに集中して聞かせる。
展開
(50分)
○宇宙天文クラブで、どんな活動をしたいか、やってみたいこと・知りたいことをプリントに書く。



○JAXAの方にアドバイスを頂きながら、やってみたいこと・知りたいことを話し合う。
◎去年の例を紹介する。

△どんな活動をしたいか、やってみたいこと、知りたいことをワークシートに書く。

◎児童の発言を板書にまとめる。

△宇宙天文クラブでやってみたいこと、知りたいことなどを発表する。
・今日発表した、児童がやってみたいこと・知りたいことを参考に、今後の活動を考えることを児童に伝える。
まとめ
(20分)
○クラブの組織づくりを行い、めあてを考える。
◎児童の発言をまとめる。

△クラブ長を中心に、JAXAの方にあいさつをする。
今後の活動の見通しを伝える。

授業の感想・メモ

  •  本年度初めての宇宙・天文クラブの活動であった。子どもたちが「宇宙・天文クラブ」で、これがしたい、あれが知りたいというのを持ってクラブに望んでいたことが嬉しかった。子どもたちの意見としては、昨年度も行った水ロケット競技会、「飛ぶ」ものについて、そして宇宙や星座について知りたいという意見があった。子どもたちの意見をしっかりと受け止め、今後の活動についてJAXAの方と相談しながら、決めていきたい。

第2回目/全6回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
「とぶ」ものにはいろいろなものがあることに気づかせるとともに、宇宙を「とぶ」ものに興味を持たせる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
○JAXAの講師の方の紹介を聞く。
・清水さんの紹介
・清水さんのお話
◎JAXAの講師の方の簡単な紹介をする。

△JAXAの講師の方の紹介を聞く。
・静かに話を聞かせる。
展開
(70分)
○身の回りの「とぶ」ものを出し合う。


○宇宙や地球を「とぶ」ものについて、スライドショーを見ながら知る。
・「翔ぶ」ものについて
・「飛ぶ」ものについて
・「跳ぶ」ものについて



○アルコールロケットの実演を見る。
△身のまわりの「とぶ」ものを発表する。

◎スライドショーを見せながら。「とぶ」ものに興味を持たせる。

△スライドショーを見ながら、宇宙を「とぶ」ものについての理解を深める。

◎アルコールロケットをとばす。

△アルコールロケットがとぶ様子を見て、とぶために必要なものに気づく。
・写真があれば提示する。

・パソコン・プロジェクターを準備する。





・周囲に危険がないか気をつけて実験を行う。
まとめ
(5分)
○今日の授業のふりかえりをする。
◎学んだことや思ったことを児童に発表させる。

△今日の授業のふりかえりを発表する。

授業の感想・メモ

  • 本年度の『大発見!「飛ぶ」ことのヒミツ』というテーマにせまるために、「とぶ」ことについてさまざまな角度から考えることができた。
    JAXAの清水先生にわかりやすいお話をしていただいたり、映像を見せていただいたりしたことで、子どもたちも「とぶ」ことについて興味を持ったようだった。
    次の時間は、「とぶ」ことを身近に感じることができるように、体験的活動を取り入れてみたいと思う。

第3回目/全6回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
ロケットの飛ぶ仕組みを考え、空気ロケットを作って、飛ばしてみよう。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
○JAXAの講師の方の紹介を聞く。
・清水さんの紹介
・清水さんのお話
◎JAXAの講師の方の簡単な紹介をする。

△JAXAの講師の方の紹介を聞く。
・静かに話を聞かせる。
展開
(65分)
○身の回りの「とぶ」ものを出し合う。


○空気ロケットの実演を見る。
△身のまわりの「とぶ」ものを発表する。


◎空気で飛ぶロケットについて説明する。
◎どんな工夫がありそうか予想させる。
△空気ロケットを工夫してとばす。
(粘土の重さやストローの長さを工夫する。)

△空気ロケットがとぶ様子を見て、とぶために必要なものに気づく。
・写真があれば提示する。


・パソコン・プロジェクターを準備する。


・周囲に危険がないか気をつけて実験を行う。
まとめ
(10分)
○今日の授業のふりかえりをする。
◎学んだことや思ったことを児童に発表させる。

△今日の授業のふりかえりを発表する。
・飛ばすための工夫も発表させる。

授業の感想・メモ

  • ロケットをねらったところに飛ばすために、長さや重さのバランスを考えて、工夫していた。
    児童たちが知りたがっていたロケットの飛ぶ秘密に迫る活動ができた。
    実際の大会では、遠くへ飛ばすよりもねらったところに正確に飛ばすかを競った。
    ねらった直径10cmほどの大きさの的に見事に入ったときは、驚きと歓声が起こっていた。

第4回目/全6回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(20分)
○オリエンテーション
・JAXAの先生方の紹介
・水ロケット競技会についての説明
◎簡単な自己紹介をする。

◎水ロケット競技会を行う上での説明と諸注意を伝え、子どもによく飛ぶ水ロケットを製作していこうとする意欲を持たせる声かけをする。

△先生方の話を聞く。水ロケットの製作・工夫について見通しを持つ。
・先生方の話をしっかりと聞くように促す。
展開
(280分)
○JAXAの先生方からのお話を聞く。
・水ロケットが飛ぶしくみについて
・水ロケットの飛ばし方について
・より遠くへ飛ばすための工夫について

○製作した水ロケットで、どれだけ的に近づけるかを競う、水ロケット競技会を行う。
◎先生が模型を利用して、より遠くに飛ばすことのできる水ロケットの作り方の工夫について説明する。

◎先生が打ち上げについての説明と諸注意をする。

△危険のないように、交代しながら打ち上げを行い、飛び方に満足いかない時は、さらに改良を加え、打ち上げに挑戦する。

◎飛び方に不満の残る子には、教師が改良のポイントをアドバイスする。

△競技会に参加して、他の児童の工夫を見つける。
・先生方の話をしっかり聞くように促す。

・競技会形式で、水ロケットを順番に打ち上げさせることで、他の児童のロケットの良さを見つけられるようにする。

・カッター等を使わせる際、危険の無い様に注意して使わせる。

・発射台の設置を事前に行っておく。
まとめ
(20分)
○水ロケット競技会の表彰式を行い、講師の先生方からのお話を聞く。
・水ロケット競技会の表彰式
・先生方からのお話
◎講師の先生方からお話をしていただく。
・表彰式

△感想を発表する。

授業の感想・メモ

  • 本年度も夏休みのウォームアップ週間を利用して、水ロケット競技会を行った。子どもたちは「どうしたら的に近づくことができるのか」というめあてを持ち、夢中になってロケットを改良していた。
    ノーズやフィンのつけ方、水の量、水圧、角度など、どうすれば的に近づけることができるのか悪戦苦闘しながらも、子どもたちは工夫を重ねて夢中になって取り組んでいた。。
    いくつかのグループに分かれ、水ロケットを順番に打ち上げさせることで、お互いの水ロケットのよさを見つけ出すことができた。表彰式では、水ロケットに工夫が見られた児童に対しても表彰を行い、大きな拍手を受けていた。夏休み終盤の思い出に残る一日になった。

第5回目/全6回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
熱気球を作って、なぜ飛ぶのか考えよう。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
○JAXAの講師の方の紹介を聞く。
・伊藤さんのお話
◎作成についての留意点を説明する。

△説明を聞き、熱気球作りが成功するよう見通しを持つ。
しっかりお話を聞くよう促す。
展開
(45分)
グループごとに分かれて作成。

体育館に移動し、実際に気球を飛ばす。
△ゴミ袋をはり合わせて、気球の作成
テープをきれいにはるのに苦労する児童が多かった。

4年生グループから飛ばした。
実際に体育館天井あたりまで上がると歓声が沸き起こった。
空気がもれないようにすきまなく、また重くなりすぎないように重ならないようにはり合わせるように気をつけた。
まとめ
(30分)
○今日の授業のふりかえりをする。
◎学んだことや思ったことを児童に発表させる。

△今日の授業のふりかえりを発表する。

授業の感想・メモ

  • 指定の厚さのゴミ袋が小さいサイズのものしかみあたらず、はりあわせる枚数が多くなり、作成に苦労した。
    実際に気球が飛んだときには児童も大変うれしそうだった。

第6回目/全6回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
宇宙についてのお話を聴き、考えを深めよう。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
講師:銀河の里キゴ山
キゴ山天体観察センター
館長補佐 藤本 豊志 先生の紹介
◎講師の先生の簡単な紹介をする。

△講師の紹介を聞く。
・静かに話を聞かせる。
展開
(60分)
視聴覚機器を使っての星座や宇宙についてのお話
△宇宙についてのお話を聞く。

◎何か質問したいことはないか、促す。
・静かに話を聞かせる。
まとめ
(10分)
○今日の授業のふりかえりをする。
◎学んだことや思ったことを児童に発表させる。

△今日の授業のふりかえりを発表する。

授業の感想・メモ

  • テーマのひとつである、宇宙について知るお話であった。
    児童が楽しみにしていた部分でもある。
    講師の藤本先生には、いろいろな資料などを準備していただき、内容も豊富であった。
    児童にとっては、高度で戸惑う部分もあったかもしれないが、宇宙について興味を深めた時間となった。

石川県・小松市立第一小学校

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