<全授業を通した指導目標>
宇宙という視点で環境問題をみつめることで、より痛切に地球をいとおしく感じ、環境を守ろうという気持ちにつながっていくことが期待できる。
宇宙からの視点と、身の回りや地域に関わる環境の問題とを絡めながら、「自分のコト」として環境問題を捉えられる子を目指したい。
<対象>
小学5年生 66名
<期間>
平成21年5月25日~平成22年3月12日
<区分>
- 総合学習の時間
授業連携
石川県・小松市立串小学校
宇宙という視点で環境問題をみつめることで、より痛切に地球をいとおしく感じ、環境を守ろうという気持ちにつながっていくことが期待できる。
宇宙からの視点と、身の回りや地域に関わる環境の問題とを絡めながら、「自分のコト」として環境問題を捉えられる子を目指したい。
小学5年生 66名
平成21年5月25日~平成22年3月12日
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
120分 |
講義 |
65名 |
『宇宙と地球』 |
|
講師:大木真人 (JAXA宇宙利用ミッション本部地球観測研究センター 開発員) |
|||||
ディスカッション |
・JAXAの活動紹介 ・宇宙の中の地球 ・地球の環境(他の星と比較し、生命のいる環境) ・宇宙からも見える地球の環境悪化について ・かけがえのない地球 ・環境をテーマとしての質疑・応答 |
||||
2 |
8月25日 |
60分 |
講義 |
65名 |
大井氏による木場潟の環境と、環境回復に向けての活動について |
3 |
9月3日 |
120名 |
野外活動 |
66名 |
木場潟に水草を植える活動。 大井氏他、小松市環境課、木場潟の環境を守る会の方々 |
4 |
135分 |
講義 |
65名 |
『宇宙の環境について』 |
|
講師:講師:小口 美津夫 (JAXA研究開発本部未踏技術研究センター 開発員) |
|||||
実験 実験 講義 講義 実験 実験 |
・大気圧を実感する実験(宇宙の環境理解その1) ・真空実験(宇宙環境の理解その2) ・宇宙に人間が暮らすには? ・宇宙で暮らすために必要な水、エネルギー・食料 ・水のろ過(演示実験) ・燃料電池を作る実験 支援:宮原 有香 |
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5 |
11月19日 |
45分 |
実験 まとめ |
65名 |
・燃料電池実験続き(全員成功) ・JAXAさんとの講義を受けて、分かったことなどワークシートにまとめる。 |
6 |
11月末~ |
360分 |
調べ学習 取材 まとめ活動 |
65名 |
・グループごとに、調べてきたことがら、伝えたいことがらをパワーポイント等を用いてまとめる活動。 ・各自のテーマごとに1人から3人のグループに分かれ、作業。 ・伝えたいことが効果的に伝わるよう、資料提示の仕方、発表の仕方を工夫、練習。 ・リハーサル。 |
7 |
2月5日 |
90分 |
発表会 |
65名(参観者) |
発表本番 ・グループ発表及び、発表についての批評 ・全グループ発表(16グループ) |
8 |
2月10日 |
45分 |
講義 |
66名 |
伝説のスピーチ・セヴァン・スズキのスピーチ動画視聴 |
講義 実験 |
スピーチについて意見交換。 ・強い口調であった。わずか12歳ですごい。 ・堂々としていた。・彼女の環境問題に対する強い気持ちが伝わった。 |
||||
9 |
2月17日~ |
90分 |
書く |
66名 |
意見文を書こう。 ・セヴァン・スズキさんを目標に、言いたいことを遠慮せずに。 |
<今回の授業の指導目標>
宇宙から地球環境を見つめたり、考えることにより、生命を育んできた地球環境の素晴らしさを感じ取り、環境問題を解決したいという気持ちを持たせる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
・講師紹介 ・串小、5年生の環境学習のこれまでの学び紹介 |
◎今日の学習のめあてと見通しを示す ◎講師紹介 △今までの、環境学習から、地域に流れる串川のこと、自分が思う環境問題について児童数名が紹介。 |
・児童代表の子には、4月からの環境学習を振り返って、紹介したいことをあらかじめ考えさせておく。 |
展開 (45分) |
・講義 ・JAXAの活動紹介 ・宇宙の中の地球 ・地球の環境(他の星と比較し、生命のいる環境) ・宇宙からも見える地球の環境悪化について ・かけがえのない地球 |
△講師の話を聴く |
・講師の話を、しっかりと聴き受け止めることをあらかじめ指導しておく。 ・分かったことや疑問に思うことなど、メモをしたり考えながら聴く。 ・プロジェクター、マイク、スピーカー準備 |
まとめ (35分) |
・講師と児童代表との座談会 |
△テーブルを囲み、児童15名と講師による座談会。他の児童は聴衆として参加。 △環境問題をテーマに、宇宙からの視点を交えながら疑問に思うこと、自分の考えなどを述べ合う。 |
△聴衆は聴くだけでなく、適宜発言などできることを伝えておく。 |
<今回の授業の指導目標>
宇宙ステーションでは、閉ざされた小さな空間で人が生活していくためのさまざまな技術、工夫を理解させる。
実験を通して、気圧や真空などを実感させる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
・講師紹介 ・JAXAの活動紹介 |
◎今までの環境学習の歩みを手短に想起し、今日の活動の位置づけを確認する。 |
・活動の価値を知ることで、関心・意欲を高めるようにする。 |
展開 (140分) |
・宇宙環境を実感しよう(実験) 気圧を感じよう。 真空って何? ・宇宙での生活に必要なもの(講義) 食料、水などの輸送 ゴミの処理 スピルリナの利用 ・水の浄化・浄水実験(講義・演示実験) ・燃料電池を作ろう(実験) |
◎講師の話す内容について、自分達の環境についての活動や学びとのつながりを感じることができるよう必要に応じ補足説明する。 ◎実験の支援 |
・参加児童が66名と多数なので、講師の演示実験の手元をカメラを用いてスクリーンに大きく映し遠い子にもみえるように配慮する。 ・実験器材など、あらかじめ配置するなど、スムーズに活動できるようにする。 |
まとめ (45分) |
ふりかえり |
△分かったことや感想を学習シートに書く。 △燃料電池実験を行う。 △感想を述べ合う |
・後日、実施した。 |
石川県・小松市立串小学校