授業連携

水ロケットを飛ばそう

長野県・下諏訪町立下諏訪南小学校

  • 小学校
  • 小5
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

宇宙の映像を見たり真空での実験を見たりすることを通し宇宙はどんなところか理解を深め、水ロケットを作って飛ばすことにより宇宙へ飛び出そうととする人類の夢を共感する。

<対象>

小学5年生 120名

<期間>

平成21年11月19日~平成21年11月25日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
90分
講義
120名
「宇宙空間の環境」
実験
真空実験
講師:小口 美津夫
(JAXA研究開発本部 未踏技術研究センター 特任担当役)
支援:伊藤 和哉
2
90分
授業
120名
水ロケットの打ち上げ
支援:伊藤 和哉・松岡 均・藤沢 宏美

第1回目/全2回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
映像資料や実験などにより宇宙空間の特徴を知り、大気中や宇宙を飛ぶための方法をいろいろ知り、自分でもできそうなものを作ってみようとする意欲を持つ。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(3分)
1.講師の紹介とめあての確認をする。
◎JAXAについての説明と講師の小口美津夫先生の紹介をする。

◎宇宙についてのお話を聞くことを伝える。
展開
(80分)
2.映像を見たり講師の実験を見たりしながら講師の方のお話を聞く。
・地球、月、火星について
・宇宙までの距離は?
・大気圏の構造と重さ
・宇宙ってどんな所
・真空実験
・宇宙服
・飛行の手段
・飛行機とロケット






3.水ロケットの説明を聞く
△講師の方の話を聞きながらワークシートに分かったことをメモする。

△映像資料を見て地球と月、火星などの環境の違いやイメージを持つ。

△講師の問いかけに答えながら宇宙のイメージを持つ。

△実験を見ながら大気中と真空中の違いを知り、宇宙へ飛び出すための工夫や飛行の手段をとらえる。

△説明を聞き、水ロケットの製作の見通しを持つ。
まとめ
(7分)
4.講師の方に質問をする。

5.授業の感想を発表する。
△疑問に思うことを質問する。

◎児童に感想を発表させる。

授業の感想・メモ

  • 月から見た地球の出や月の映像に子どもたちはお驚きを持ってみていた。
  • 真空中でのゴム手袋やマシュマロの実験では子どもたちは今かで知らなかったことを知り、好奇心を駆り立てられていた。また、真空砥はどういうものかとらえられたようだ。
  • 実験によりロケットの飛ぶしくみがよく分かったようだ。

第2回目/全2回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
友達と協力して作った水ロケットを使い、自分のめあてに向かって安全に気をつけながら工夫して飛ばす。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
1.開会行事
・挨拶
・講師の紹介
△主催者の挨拶を聞いたり講師の紹介を聞いたりしながら心構えを作る。
展開
2.水ロケットの飛ばし方の説明を聞く。



3.ペアの友達と協力し安全に気をつけながら工夫して水ロケットを飛ばす。
◎水ロケットの飛ばす手順を説明し、安全面で守ることを知らせる。

△班に分かれて順番に水ロケットを飛ばす。

△交代して水ロケットを飛ばす。

△飛ばした結果をもとに、次に入れる水の量や空気の圧力を工夫する。

△2回目、3回目を工夫して飛ばす。
・安全に打ち上げるために守ることをプリントにして、事前に配布。

・役割を分担し連携して安全指導に当たる。

・子どもの様子に注意し、安全が守られているか確認をしながら進めていく。
まとめ
4.閉会行事
・感想発表

・講評


・お礼のことば
◎代表児童に感想を発表させる。

◎子どもたちの成果やよかったことを伝える。

△講師の方をはじめお世話になった方にお礼をいう。

授業の感想・メモ

  • 多くの子どもたちは「遠くに飛ばしたい」という願いがあり、水の量や空気の圧力などを工夫していた。より遠くへ飛ぶと歓声が上がっていた。
  • 二人ペアで製作して飛ばしたが、二人で協力する姿が見られたり回数を多く飛ばしたり出来て子どもたちは満足できたようだ。

長野県・下諏訪町立下諏訪南小学校

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