授業連携

夜空を見よう

石川県・小松市立芦城小学校

  • 小学校
  • 小4
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

理科の「星空をみよう」を受けて、天体の動きや星の動きを通して、宇宙に関心を持つとともに、宇宙に関する科学技術などに興味を持つ。

<対象>

小学4年生 81名

<期間>

平成21年9月~10月下旬

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
01
9月~10月下旬
45分
授業
81名
理科『空気や水をとじこめると』に関連して、ペットボトルロケットのように、水と空気の混合の方が玉を飛ばせることを実感した。
02
9月~10月下旬
45分
授業
81名
月の表面や、月の動きについて、月球儀やDVDを視聴して、興味を深めた。
03
45分
授業
81名
JAXA授業へのモチベーションを高める意味もあり、ロケット姿勢制御に関して、ゴム風船を使ったロケットを制作し、飛ばした。
04
90分
授業
81名
JAXA授業 『月探査船、かぐやから見えてきたこと』 JAXA講師を招いて、月に関する講演と質疑応答。
05
9月~10月下旬
45分
授業
81名
JAXA授業のお土産でいただいた宇宙食をもとに、科学技術が私たちの生活とどのような関わりがあるのか考えた。

第3回目/全5回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>

風船ロケットを遠くに飛ばすには、どのようにしたらよいだろうか。
(試行錯誤して、工夫をして、競って楽しむ。)

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
ふくらました風船に、任意の場所に翼をつけて、風船ロケットを飛ばすための製作法と材料について説明を聞き、よく飛ばすにはどうしたらよいのか考えた。
◎ゴム風船をエアーポンプで膨らませておく。

△ロケットの形と翼の形を想起する。
ロケットの長さと硬さを考慮して膨らませる。
展開
(30分)
各自、与えられた材料をもとに、自分の考えを活かし、ロケット制作。

翼が多い方が飛ぶよ。
翼の場所は、重心を考えよう。
ロケット前部の重りは重い方が飛ぶはず。
飛ばし方にも工夫がいるよ。
ロケットが曲がっていると飛びも曲がる。
◎翼部分を配り、はさみで切らせる。
まとめ
(5分)
飛ばし方によって、飛びが変わる。
ていねいに翼を作って、はる方が飛んだ。
おもりは、重すぎてもだめだった。ちょうどよい重さが飛ぶ。画用紙3枚。
翼と、重りの位置のバランスが大事。
飛ばす傾きによって、距離が変わる。
力を入れすぎると、失速した。

授業の感想・メモ

  • 簡単な教材だが、児童たちの考える場面が多く、また、作って、距離を競うことで楽しみながら、ロケットにおける翼の大切さや重心のバランスなど考えさせられ、大変盛り上がり、みんな競って飛ばしていた。

第4回目/全5回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>

JAXA宇宙授業 「かぐやから見た月を中心にして」 JAXA月・惑星探査プログラム・システムエンジニアリング室 主任研究員 米倉克英氏
かぐやから見た月や地球の話しを中心に、太陽系や宇宙についての話を聞き、科学技術と生活の関わりを考える。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
地球のことについて、知っていることを中心に、児童の関心や興味を確認した。
水・金・地・火・木・土・天・海
地球は1年で、太陽の周りを1周
展開
(60分)
かぐやから見た月を中心に、月の誕生などについて話を聞く。
・地球からの距離、地球と月のあるなし
月の見え方の各国の伝承など、
それらを、映像で見たり、模型を触ったりして、興味を持って聞いた。
まとめ
(20分)
あらかじめ用意しておいた質問や、当日の講演からの質問が活発に出された。

・打ち上げ時に落ちる白い物体は
・大気の境目はどこから
・切り離されたロケットの行方は
・チリやゴミと宇宙ステーションはぶつからなのか

授業の感想・メモ

  • 90分にも及ぶ長時間、途中休憩を挟みながらも、熱心に講演を聴くことができ、宇宙という未知への興味は尽きず、児童のなぜ、どうしては高まり、質疑応答においても事前に考えていたことも含めて数多くの質問が出され、時間が足りないぐらいだった。児童の関心としては、ロケットや宇宙ステーションに関することが多く出され、これは、事前に風船ロケットやロケット飛ばしという実技的な楽しみを多く持ったこともあったと思える。いずれにせよ、宇宙開発における最新技術が、私たちの周りにも多く使われていることを知り、宇宙と科学について、興味と関心が深まった。このことが、理科離れ、科学嫌いを無くす一助になればと考える。

石川県・小松市立芦城小学校(1)

授業連携実績一覧

このページのTOPへ