<全授業を通した指導目標>
地元で漁獲されている未利用の魚介類を用いて宇宙日本食を開発する。
<対象>
高校2、3年生 52名
<期間>
平成21年7月8日~平成22年1月21日
<区分>
課題探求(食)
授業連携
福井県・福井県立小浜水産高等学校
地元で漁獲されている未利用の魚介類を用いて宇宙日本食を開発する。
高校2、3年生 52名
平成21年7月8日~平成22年1月21日
課題探求(食)
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
---|---|---|---|---|---|
01 |
7月8日 |
100分 |
授業 |
25名 |
宇宙日本食に取り組むに当たっての事前指導。地元で獲れる未利用の魚介についての調べ学習。商品開発の手順の説明。 |
02 |
7月8日 |
50分 |
授業 |
25名 |
本校の過去の宇宙日本食の取り組みについての学習・「商品開発マニュアル」の説明 |
03 |
7月9日 |
200分 |
授業 |
25名 |
「商品開発マニュアル」を使用しての自主的な学習時間。宇宙日本食の構想をインターネットや書籍を用いて考える。 |
04 |
8月 |
200分 |
課外 |
地元定置網漁業の現場視察、地元漁業者との講話 |
|
05 |
9月15日 |
50分 |
授業 |
52名 |
宇宙食教室の準備。試作した宇宙食の準備 |
06 |
100分 |
授業 |
52名 |
「宇宙食教室」 |
|
講師:中沢 孝 (JAXA有人宇宙環境利用ミッション本部 有人宇宙技術 宇宙飛行士健康管理グループ 主任開発員) 支援:伊藤 和哉 |
|||||
07 |
9月17日 |
200分 |
授業 |
25名 |
宇宙食試作品の見直し作業。中沢氏による評価から改善点を見つけ出し、宇宙食認定に向けての計画を立て直す。 |
08 |
10月15日 |
200分 |
授業 |
25名 |
試作実習:立案した計画に従い、試作品を作成する。 |
09 |
10月22日 |
50分 |
授業 |
25名 |
試作品の評価:試作品を実際に試食して反省点や改良点を挙げる。 |
10 |
11月12日 |
200分 |
授業 |
25名 |
報告書・プレゼンテーション作成:完成品についての報告書と発表準備を行う。 |
11 |
30分 |
WEB会議 |
10名 |
宇宙食試作品の講評会(遠隔授業) |
|
講師:中沢 孝 (JAXA有人宇宙環境利用ミッション本部 有人宇宙技術 宇宙飛行士健康管理グループ 主任開発員) 支援:伊藤和哉 |
|||||
12 |
1月21日 |
50分 |
授業 |
25名 |
報告書・プレゼンテーション作成:完成品についての報告書と発表準備を行う。 |
13 |
1月21日 |
200分 |
授業 |
51名 |
試作品発表会 |
<今回の授業の指導目標>
・宇宙で生活するとは、地球上で生活するのとはどのような違いがあるかを理解する。
・無重力での食事とはどのようなものかを理解する。
・実際に宇宙食を作る際に必要になる条件を質問等で解決する。
・自分たちの試作品を試食していただきご意見から完成度を高める。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
授業の目的と内容について説明をする。特に前半で宇宙について全般的な知識や事象について、後半では宇宙食についての詳しい内容を学ぶことを伝える。 |
◎講師の紹介、授業の目的を伝える。 △記入式のメモ用紙に理解した内容を記載していく。 |
・実際に自分で宇宙食を作る際に参考になる点、質問事項などしっかりメモするよう指示する。 |
展開 (70分) |
講演 【前半】 ・JAXAの仕事 ・宇宙とは ・宇宙での体の変化 ・宇宙での衣食住 ・宇宙食に必要なこと 【後半】 ・自分たちが作製した宇宙食の試食・評価 |
△講師の方のお話を聴きながら、初めて知ったことや参考になることなどを記入式のメモ用紙に記入する。 △宇宙食の見本を見て、宇宙食のイメージをもつ。 △試作品を試食していただき、今後の参考にする。 |
・必要なことをしっかりメモするよう指導する。 |
まとめ (20分) |
講師の方に質問をする 今後の活動について指導をいただく |
△疑問に思うことを質問する。 ◎講師の方のアドバイスをもとに、学習計画を立て取り組んでいくことを伝える。 |
<今回の授業の指導目標>
・試作を重ねた結果完成した試作品について講評をいただく。
・来年度の生徒に何を引き継いでいけばよいのか課題を明確にさせる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
中沢先生への挨拶 試作品の紹介 |
△インターネット会議システムの操作の仕方を理解し、交信ができるかを確認する。 ◎生徒が確実に会議システムツールを使えているか確認する。 △事前に中沢氏に宇宙食を送る。 |
事前に使用方法を説明しておく。 |
展開 (20分) |
試食していただいた感想・意見をお聞きする。 1.エチゼンクラゲ宇宙キャラメル 2.フィッシュジャーキー 3.小アジの燻製 |
△自分たちの製品のプレゼンテーションを行った。 △それぞれの試作についての意見をよく聞き、ノートにメモをとる。 △試作品作成時に疑問に思ったことを質問する。 |
必要事項をしっかりメモするよう指導する。 |
まとめ (5分) |
今後の活動について指導をいただきく。 |
◎中沢先生にアドバイスされたことをまとめて今後にどう生かすかを考える。 |
今後の具体的な活動についても指示をいただくようにした。 |
福井県・福井県立小浜水産高等学校