<全授業を通した指導目標>
ARISSスクールコンタクトにおいて、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士と無線で交信することにより、生徒の学ぶ意欲や科学へ対する興味・関心を高めることができるようにする。
<対象>
中学3年生 65名
<期間>
平成21年6月26日~平成21年7月11日
<区分>
- 総合学習の時間
授業連携
岐阜県・関市立武芸川中学校
ARISSスクールコンタクトにおいて、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士と無線で交信することにより、生徒の学ぶ意欲や科学へ対する興味・関心を高めることができるようにする。
中学3年生 65名
平成21年6月26日~平成21年7月11日
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
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01
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6月26日
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50分
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授業
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65名
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「国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士」
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スクールコンタクトで交信することになるクルーについて調べ、現在の国際宇宙ステーション内で、どのようなことが行われているか、情報収集する。 |
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02
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50分
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授業
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65名
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「スクールコンタクトでの交信相手の発表」
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スクールコンタクトでの交信相手が確定した段階で、その発表を行う。また、交信中に、国際宇宙ステーションから見える様子をイメージできるように、国際宇宙ステーションから見える映像をパネルにして、当日掲示する準備をする。 |
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03
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7月10日
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100分
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授業
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65名
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「会場準備」
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翌日のスクールコンタクトに向け、会場設営を行う。また、当日を想定した発表練習、交信練習を行い、仲間から助言をもらうようにする。 |
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04
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90分
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発表
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65名
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「ARISSスクールコンタクト」
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昨年度より、スクールコンタクトに向け、宇宙や電波(光)についての学習をしてきた。その学習成果を発表する場を位置づける。また、国際宇宙ステーションと無線による交信を実施することで、生徒の質問に、若田宇宙飛行士から直接回答をしていただく。 |
<今回の授業の指導目標>
・スクールコンタクトで交信する相手が、誰になったかを知ることができる。
・ 国際宇宙ステーションから見える地球の姿を、映像を通して知るとともに、地球環境を保全するための考えをまとめることができる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
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導入 (10分) |
・スクールコンタクトにおける交信相手の発表 |
◎若田宇宙飛行士が写った写真パネルを、事前に準備する。 △スクールコンタクトで話をする、交信相手が決定したことを聞く。 △パネルを見て、誰になったかを知る。 △感想を話す。 |
・印象付けるために、ほぼ等身大サイズの大きなパネルを用意する。 |
展開 (20分) |
・「宇宙から見える地球」のパネルの作成 |
◎宇宙から見た地球の様子が分かる写真(青い地球、森林の様子、等)を準備する。 △写真をパネルに貼り、掲示物を作成する。 |
・のりつきパネルに、班で協力して写真を貼り、完成させる。 |
まとめ (20分) |
・「宇宙から見える地球」のパネルをもとに、地球環境についての話し合い |
◎パネルを見て、地球環境がどうなっていると思うか、問いかける。 △パネルから分かる情報をもとに、現在の地球の環境について話す。 △この環境を保全するために、私たちはどうしていくべきかについて、意見交流をする。 |
・宇宙飛行士の思いをできるだけ共有できるようにするために、国際宇宙ステーションから見える映像をもとに、話し合いを進める。 |
<今回の授業の指導目標>
・ 国際宇宙ステーションとの交信に向けて学んできた内容を、皆の前で発表することを通して、科学技術の発展や学習成果を広めることができる。
・ 国際宇宙ステーションに滞在する若田宇宙飛行士と、無線で交信することにより、科学技術に関する知識を身につけたり、環境問題への意識を高めたりすることができる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
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発表 (70分) |
・開会式 ・スクールコンタクトに向けて実施してきた学習の発表 ゲルマニウムラジオ作り 岐阜大学電波望遠鏡見学 講義「宇宙人はいるか」「宇宙に果てはあるか」 講義「ISSでの生活」 国際宇宙ステーションの観察 プラネタリウム学習 講義「今後の宇宙開発と宇宙利用」 ・交信リハーサル |
◎事前にプレゼン発表、司会進行について指導する。 △会の司会進行を行う。 △プレゼンテーションを用いて、学習成果等を発表する。 △交信予定者は、本番前のリハーサルを行う。 △交信しない生徒は、アドバイスする側に回る。 |
・科学技術の発展が私たちの生活を支えていること、またその裏で環境問題等が起きていることをふまえ発表することができるようにする。 ・自分たちの手で、企画運営を行ってきた。その成果を発表する場とする。 |
交信 (10分) |
・若田宇宙飛行士との無線による交信 |
◎交信が確立するまで、国際宇宙ステーションを呼び出す。 △交信が確立した後、一人ずつ生徒がマイクを握り、順次若田宇宙飛行士に質問をする。 △若田宇宙飛行士の返答を聞く。 △返答を聞き終わった段階で、次のオペレータと交代する。 |
・事前の交信練習で身につけた技術をもとに、丁寧に分かりやすい話し方で話すことを確認する。 ・どんなことが起きても、冷静に対応できるように事前指導する。 |
まとめ (10分) |
・閉会式 実行委員の話 校長先生の話 |
△スクールコンタクトを終えての、感想を話す。 ◎学校長から、ご協力いただいたすべての方々へお礼を述べる。 |
・事後指導において、自分たちだけで企画運営する会を、成功させたことを認め励ますことができるよう配慮する。 ・科学技術の発展やこれからの私たちのあるべき姿についても、振り返ることができるようにする。 |
岐阜県・関市立武芸川中学校