授業連携

宇宙食から考える私達の食と郷土

石川県・小松市立串小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

・宇宙での食事について学ぶことを通し、食の大切さ、役割についての考えを深める。
・郷土の食材、食を宇宙食に生かす活動を通し、自分たちの地域を愛する気持ちを育む。

<対象>

小学校6年生 67名

<期間>

平成22年4月15日~平成23年2月25日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
4月15日
90分
各クラス授業
67名
●食と健康について、導入と今後の学習の見通し。
●食に関するウェブマップ作り
2
5月20日
90分
各クラス実習
67名
●自分の考えた、バランスの良い朝食作り
3
90分
講義
67名
「宇宙食から考えよう~食の大切さ」
講師:伊藤 和哉(JAXA宇宙教育センター 主査)
4
5月13日~
野外活動他
67名
●米つくり体験
田おこし、田植え、草取り、稲刈り、脱穀、
餅つき、収穫祭
協力:地元生産組合
5
6月21日
90分
各クラス授業
67名
●6月15日のJAXA講義の振り返り。まとめシート。
●宇宙食についての課題作り。
6
12月3日
45分
講義
67名
●「小松うどんについて」
講師:村本 むつみ(かぶっきータウン 小松)
7
12月17日
90分
発議
67名
「小松うどんと宇宙食のコラボ」
自分たちのアイディアの提案とゲストからの意見交換会
ゲスト:掛田 栄治(小松うどんつるつる創研 主任研究員)
討議
小林 与志次(カブッキータウンこまつ事務局長)他
8
90分
発表
講義
67名
「食と健康~小松うどんを宇宙食に」
全児童による学習発表
「小松うどん宇宙の旅」
講師:伊藤 和哉(JAXA宇宙教育センター 主査)
支援:立元 恵

第3回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
・講師紹介
◎学習のめあてと流れをしめす。講師紹介
・昨年度のJAXAとの学習(環境)や、6年時の食に関する学習(食と健康)を想起させる。
展開
(75分)
・講義
*宇宙環境
*宇宙ステーションの住環境
*宇宙食について(携帯性、安全性、宇宙飛行士の嗜好、健康)
*地球での食と異なるところ、共通点
*実物の宇宙食をみよう。
*宇宙食を試食しよう
△講師の話を聴く。

△宇宙飛行士の生活や、宇宙に物資を送る際の大変さを知る。

△宇宙食の実物を見たり、触ったりする。
△宇宙食(フリーズドライ)を試食する
・宇宙という視点を持つことで、日頃意識しない「食」について再認識できるよう、事前に講師と講義の内容を打ち合わせしておく。
・メモを取りながら聴く。
・スムーズに宇宙食を見たり、宇宙食の試食ができるよう児童の動きを指示する。
まとめ
(10分)
△感想や質問を述べる。
・講義を聴いて、自分の考えにどのような変化があったかについて、述べられると良い。
・後日、今日の学習内容についてワークシートにまとめる。

授業の感想・メモ

  • 講義内容がテンポよく分かりやすかったこともあり、児童は集中して聴くことができた。
  • 宇宙食について知ることにより、自分たちの日頃の食事との違いが良く分かり、宇宙食を今後考えていく上での参考となった。
  • 宇宙ステーションでの暮らしぶりが分かることで、食が宇宙飛行士の心の健康に果たす役割についても考えていくきっかけとなった。
  • 本物の宇宙食を興味深く見たり、工夫について知ることもできた。
  • フリーズドライの試食は、児童の緊張感を和らげ、宇宙食への興味を一層高めることにつながった。

第8回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(20分)
・講師、ゲスト紹介
・今までの学習の流れ紹介。
◎講師やゲストが、今までの活動にどのように関わり、そして今日の発表会へとつながったかについて話す。
・今日の会を有意義なものとしようという児童の意識を高める。
展開
(90分)
・学習発表。1組(20分)、2組(20分)








・小松うどん試食(宇宙食、新メニュー)(休憩時間を利用して、20分)

・講義「小松うどん宇宙の旅」:JAXA 伊藤 和哉(30分)
△「小松うどんを宇宙食にしよう」というアイディアを中心とした、各クラスの提案、成果など発表。
(小松うどんをPRするためのアイディア、私達の広めたい小松市について、小松うどんを宇宙食に、宇宙食メニューなど)

△試作品作り。配膳。試作品についての説明、PR。

△講義を聴く。
・グループの発表順や、各児童の役割についてクラスごとに工夫し、自分たちの発表が聴き手に分かりやすくなるようにさせる。


・宇宙食などの試作品をゲストに召し上がっていただくために、前日、当日朝などに下準備をしておく。児童主体で、活動させるが、火や包丁を用いるため安全面について十分留意する。
まとめ
(15分)
・児童による学習を振り返っての感想。
・講師、ゲストからの講評。
△感想を述べる。
・この会だけではなく、自分たちの今までの活動を振り返っての感想、自分自身の成長に触れる感想が引き出せるよう声をかける。

授業の感想・メモ

  • 宇宙食と小松うどんが結びつくことで、地元食材の良さ安全性について考え、さらには自分たちの地域について見直し愛する気持ちへとつながり広がっていった。グループの発表内容は一見多様なものとなったが、「宇宙食」と「郷土愛」というキーワードでつなぐことで、児童にも、ゲストにも分かりやすいものとなったと思う。小松や小松うどんを広めたいという思いが、さまざまなアイディアとなった学習発表会となった。
  • 宇宙食の試作品や小松うどんの新メニューなどを食べてもらうために、当日発表と試作品つくりにうまく時間をやりくりできたことも、児童にとっての達成感となった。
  • 地元の小松うどんに関わる関係者たちが強力にバックアップしてくださり、子どもたちの活動が紹介されたり地元のうどん店と結びついたりと、現実味のある学びとなったことが子どもにとっての達成感に結びついた。また、JAXAの方々からも、宇宙食開発担当者のメッセージや、宇宙飛行士の願いなどを紹介していただいたり、宇宙食化の条件などをリアルに提示していただくことで、より一層真剣な学習へとつながったと思う。授業後の子どもたちの感想も自分たちの苦労やそれを乗り越えての達成感に触れるものが多かった。

石川県・小松市立串小学校

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