授業連携

人工衛星から見た地球

岐阜県・大垣市立東小学校

  • 小学校
  • 小5
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

・JAXAの事業や宇宙の神秘について挑んでいく人々の取り組みを学ぶことから、宇宙や地球に関しての興味・関心を高める。
・人工衛星から見た地球の姿を学ぶことで、人工衛星が私たちの生活に役立っていることだけでなく、地球環境が悪化していることなどに気付き、地球の環境を大切にしようという態度を育てる。

<対象>

小学校5年生 125名

<期間>

平成22年11月30日~平成22年12月7日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
90分
講義
125名
人工衛星から見た地球
講師:高橋 伸宏
(JAXAシステムエンジニアリング推進室ミッションデザイン支援グループ)
2
12月2日
45分
授業
31名
宇宙についてもっと知ろう
JAXAのホームページを活用して(各クラスで実施)
3
12月7日
90分
授業
31名
人工衛星「あかつき」が軌道に
JAXAのホームページを活用して(各クラスで実施)

第1回目/全3回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・「台風と地球の変化」で学習した人工衛星から見た雲の動きなどの簡単な復習
・JAXAの事業を知る。
(H2Oロケットや人工衛星あかつきなどの映像)
◎JAXAスタッフの紹介 講師:高橋伸宏先生

◎課題を確認し、しっかり聞いてメモを取るように話す。

△映像や、説明を聞きながらノートを取る。
・今日はどういう内容で講話を聞くか説明し、興味をもたせる。
展開
(70分)
・JAXAの4つのミッションを知る。
 1.地図 
 2.災害状況把握 
 3.地域観測 
 4.資源探査
・人工衛星「だいち」の映像を見る。
・宇宙から見た地球環境の問題を考える。
△「だいち」「いぶき」などの人工衛星について知る。

△宇宙から人工衛星を使ってみると、東小学校が見えることを知る。

△人工衛星「すざく」「あかり」「ひので」などについて知る。

△金星探査機「あかつき」、小惑星探査機「はやぶさ」、国際宇宙ステーション「きぼう」などについて学ぶ。

△人工衛星の歴史を学び、人工衛星はどうやって回っているのかを知る。

△地球の衛星「月」について学ぶ。

△地球型の惑星探しをしている人工衛星「だいち」の活躍を知る。

△人工衛星画像から、地球の環境の変化を見て、地球環境問題を考える。
・子ども達が集中して聞けているか、目を配る。

・休憩タイムに、JAXAの方が持ってきてくださった「東小学校の航空写真」を安全に見るよう見届ける。
まとめ
(10分)
・まとめ
「地球は奇跡の星である」こととつなげていく。

・質疑、応答
◎主に児童からの質問を講師に答えてもらうことで話をまとめていく。

△今回の話を聞いて、疑問や不思議に思ったことを質問する。
・話を聞いて、宇宙や人工衛星などについてもっと詳しく調べたいという意欲をもたせる。

授業の感想・メモ

  • 人工衛星から見た最新の映像や画像を見たり、宇宙や地球について楽しいクイズで学んだりすることで、子どもたちは意欲的に話を聞いたり、メモを取ったりすることができた。
  • 人工衛星から見た「大垣東小学校の衛星写真」を宇宙から、日本から、岐阜県から…と範囲を絞って見ていくことで、改めて人工衛星が自分たちの生活に役立っていること、人間の生活のために役立っていることなど、社会の学習とつなげて考えることができた。
  • また、良い面だけでなく、環境などの悪い面を映し出す画像を前と今とを比較することによって、自分たちが、「奇跡の星 地球」を守っていこう気持ちが高められた。
  • 今回の講話で、JAXAや宇宙、地球についてもっと学びたいという児童が増え、インターネットで調べたり、宇宙に関連した新聞記事を読んだりする児童が増えた。

岐阜県・大垣市立東小学校(2)

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