授業連携

月と太陽

岐阜県・大垣市立日新小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

・「かぐや」による月の映像・画像を中心に、月面の様子を学ぶ。
・月の満ち欠けがどのようにして起きるかについて学ぶ。
 →太陽、地球、月の位置関係と地球、月の動きについて知る。

<対象>

小学6年生 38名

<期間>

平成23年9月27日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
90分
授業
38名
月探査機「かぐや」の観測をもとにした講義。月と太陽の概要説明。
講師:星野 宏和  
JAXA 月・惑星探査プログラムグループ

第1回目/全1回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
「かぐや」が見た月と、大垣から見える月について興味・関心が持てるようにする。「かぐや」ハイビジョンカメラが撮影した月の南極付近での「地球の入り」の映像から太陽、地球、月の位置関係をとらえる。
◎映像を見て、月に関心を持ち、太陽、地球、月の位置関係を考える。

講師:星野 宏和
JAXA 月・惑星探査
プログラムグループ
今日はどういう内容で講義を聞くか説明し、興味を持たせる。
展開
(70分)
《前半》
1.月面の様子~「かぐや」の映像や画像から学ぶ~
 ・月の地面には性質の違いが見られる。
 ・大きな隕石が落ちた衝突によってできたクレーターが見られる。 
《後半》
2.月の満ち欠け~地球、月の動き~
 ・月はいつも同じ面を向けて自転しながら地球の周りを公転している。
 ・新月から次の新月までは約29.5日
 ・月は公転しているので、ある地点から月が見える時間帯は1日ごとに遅くなっていく。
 ・月が光っている方向に太陽がある。 
◎パソコンによりCG画像やハイビジョン映像を見ながら解説し、教材について、どのような使用法かや、月の表面と裏面の違いをしっかり聞かせる。
△映像や、説明を聞きながらノートを取る。
△教材を見たり、触れたりして月や宇宙に対して認識する。
△3D眼鏡を使って画像や映像をより立体的にとらえる。
△月面は「海」は黒っぽく平らになっている。「高地」は白っぽくクレーターが多い。など、画像や映像から読み取る。
教材をしっかり見るように指導をする。
分からないことがあれば、講師に質問するよう指導する。
まとめ
(10分)
今日の講義を聞いて、わかったことや疑問に思ったことなどを発表する。
◎児童が実際に教材を見て触れて理解した内容が、合っているか質問形式で認識の確認をする。
△月に対して分かったことや、講義の感想を述べる。
感想を聞き、今日聞いた内容の理解を深めるようまとめる。

授業の感想・メモ

  • 子どもたちが、普段見ることができない画像を見ることができて、とても興味を持ち楽しい内容だったと思う。教師の側から見ても、今まで知らなかった説明が聞け、大変勉強になり、今後の授業にも取り入れていける内容があり勉強になった。特に「かぐや」から発せられるレーザー光によって、月面の高さを測定することや、地球から月まで光の速さで1.3秒かかることなど印象的な話を多く聞くことができた。子どもたちは、太陽、地球、月だけでなく宇宙にまで興味を持っているので、今後は今わかっている宇宙についても講義をしていただけるとよいのではないだろうか。

岐阜県・大垣市立日新小学校

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