授業連携

人工衛星からみた地球(理科:「台風と天気の変化」の発展学習)

岐阜県・大垣市立静里小学校

  • 小学校
  • 小5
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

・人工衛星から見た雲写真や地球のようすを映像で実際に見ることで、広い宇宙の中の地球・宇宙から見た地球について理解を深め、興味・関心を高める。

<対象>

小学5年生 65名

<期間>

平成23年10月4日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
90分
講義
65名
「人工衛星からみた地球」について
(1)人工衛星について
(2)広い宇宙の中の地球
(3)宇宙からみた地球
(4)宇宙科学の目的
(5)今後の課題
講師:高橋 伸宏
JAXAシステムズエンジニアリング推進室
ミッションデザイン支援グループ

第1回目/全1回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・JAXAを知っているか。
・講師の自己紹介
・JAXAとは?
 ・ロケットの研究・開発
 ・人工衛星の研究開発と利用促進
 ・宇宙科学研究
 ・月、惑星探査 等
 ・今日の学習内容について
◎挨拶・講師の紹介をする。
△講師の自己紹介を聞く。
(理事長が大垣出身と聞き、親しみをもつ。)
△JAXAとは何か、どんな仕事をしているのかを知る。

講師:高橋 伸宏
JAXAシステムズエンジニアリング推進室
ミッションデザイン支援グループ
・JAXAについて興味をもたせる。
展開
(70分)
・「あかつき」ロケット発射打ち上げの様子の映像を見る。

1.人工衛星について
 (1)さまざまな人工衛星たち
 (2)JAXAの地球観測衛星たち
 (3)JAXAの天文観測衛星たち
 (4)小惑星探査機はやぶさ

2.広い宇宙の中の地球





3.宇宙から見た地球


4.宇宙科学の目的
・よくなっていること・問題になっていること
 (1)砂漠化
 (2)大気汚染等の公害
 (3)オゾン層の破壊
 (4)節電  等
◎講師が三択問題を入れながら説明をするので、補足する。
△講師による説明を聞きながら、大事な点をメモする。
△「あかつき」の映像を見て、宇宙と地球について興味をもつ。
△さまざまな衛星があることを知る。
△各国のサッカーの試合を人工衛星に送り日本に届けていることを聞き、興味をもつ。
・三択問題「ここはどこですか?」
△大垣市立静里小→久徳町→岐阜県→日本→アジア→地球(8個の惑星の一つである)→太陽系→(約2000億個の恒星の一つ)→太陽系→天の川銀河→おとめ座銀河系
△三択問題に答える。
・「どこからが宇宙か。」「宇宙は何歳か」等
△人工衛星の基礎知識・歴史・大きさ等の説明を聞く。
△地球観測衛星「だいち」のビデオを視聴する。
△宇宙飛行士が撮影した台風12号の雲写真を見る。
△公害・節電等、以前よりも対策が進み、よくなっていることもあるが、課題もあることを知る。
・宇宙と地球について考えるきっかけをつくる。

・三択問題に答えることで理解を深める。




・宇宙からみた静里小の映像を見せ、広い宇宙からみた学校について興味をもたせる。
まとめ
(10分)
・今日の話のまとめを聞く。
(1)私たちは宇宙で生活をしていること
(2)宇宙を知ることで地球が分かること
(3)地球は奇跡の星であること
(4)地球を守るのは私たちであること

・授業の感想
◎授業のまとめをする。
△授業の感想を述べる。
・今日の授業をきっかけに、宇宙と地球についてより興味をもってほしいことを話す。

授業の感想・メモ

  • 普段見ることのできない貴重な画像を見せていただき、宇宙についてより興味をもった子が多かった。台風12号の雲写真は、生々しく、理科の授業と関連していてよかった。また、宇宙からみた静里小校区の画像やロケット発射の映像は興味深かった。90分間プレゼンによる講話がほとんどであったので、小学校5年生の児童にとってはやや長く感じられた。講話であるならば、45分間(1時間授業)がちょうどよいかと思う。できれば、見たり、触ったりできる時間もあるとよい。

岐阜県・大垣市立静里小学校(5年生)

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