<全授業を通した指導目標>
月について、位置や見え方、環境に興味をもつ。
月のかたちの変化の理由、環境を既習の学習にむすびつけて理解する。
今後の月や星の観察・学習に必要な知識を身につけ、活用する。
<対象>
小学4年生 44名
<期間>
平成23年9月22日
<区分>
- 総合学習の時間
授業連携
東京都・墨田区立小梅小学校
月について、位置や見え方、環境に興味をもつ。
月のかたちの変化の理由、環境を既習の学習にむすびつけて理解する。
今後の月や星の観察・学習に必要な知識を身につけ、活用する。
小学4年生 44名
平成23年9月22日
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
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1
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90分
|
授業
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44名
|
・月のかたちはなぜかわる?
・月ってどんあところ? ・月はどうやって生まれた? ・宇宙での生活ってどんな感じ? ・ロケットはどうして飛ぶの? ・はやぶさってどこまで行ってきたの? |
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
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導入 (10分) |
JAXAについて 月と地球の大きさを比較したり、月から見た地球(満地球、半地球)などをCG画像や映像によってくわしく学習する。 太陽の光によって月が光っていることを学習し、光の当たり方によってかたちが変わってみえる様子を映像を使って見る。 |
◎CG画像や動画を使い、月のかたちの変化、どうしてそう見えるかなどをわかりやすく説明する。画像の中で、地球と月の大きさを比べたり、国によって月の模様の捉え方を紹介したりして児童の興味を引き出している。 △講師のお話や映像を見ながら、メモをとったり、イラストを書き写したりする。 |
事前に、総合的な学習の時間や理科の授業を通して、月や星に関して取り上げ、児童の関心を高めておく。 |
展開 (70分) |
衛星の画像や映像をつかって月の表面の映像を見る。クレーターの大きさや山や谷の大きさなどにも触れる。 4つの月の誕生のしかたの説を紹介し、そのうち一つを取り上げて、迫力のあるCG映像をみて、様子をつかむ。 宇宙での生活を宇宙飛行士の生活をもとに学習する(一日のスケジュール、食事、自由時間など) ロケットの飛ぶ仕組みや、ロケットの歴史、世界各国のロケット・スペースシャトルの大きさを比較して、宇宙に旅立つには様々な努力があったことを学習する。 はやぶさ計画のことを映像などから知る。イトカワを中心として、小惑星について学ぶ。 |
◎映像を使いながら、月のクレーターの大きさや山や谷の大きさを児童にも捉えやすくし、月の表裏の違いにも着目させる。 ◎月の誕生の仕方を説明しながら、児童に予想をたてさせ、CG動画によって場面をイメージさせやすくする。 ◎ロケットの紹介だけでなく、小惑星イトカワの名前の由来にもふれ、はやぶさ計画について詳しく説明する。 ◎休憩中でも、月の砂やクレーターの模型などを児童に触れさせながら、児童の細かな疑問・質問にも適確にわかりやすく答える。 △講師のお話や映像を見ながら、メモをとったり、イラストを書き写したりする。 △休憩時には、模型などの教具を操作しながら、講師に疑問などを質問し、答えを細かくメモに書き取る。 |
今後の学習につなげるために、「月ノート」を作成し、大切なことをメモし、可能ならばイラストを描くように指導する。 質問の仕方を十分指導し、授業の進行を妨げないようにする。 |
まとめ (10分) |
おまけとして「地球と月は少しずつ離れている!」を学習し、1年に4センチメートルずつ距離が長くなっていることを知る。 その他、各自質問を行う。 |
◎講義の内容をまとめ、細かなところを復習しながら、理解の定着へつなげている。 ◎月のことだけではなく、宇宙全般に羹する児童の疑問・質問に対して、既習の内容を利用したり、児童にわかりやすく内容を簡略化したりして、丁寧に返答していく。 △ここぞとばかりに、宇宙に対しての疑問・質問を講師の方にぶつけていく。内容は細かくメモをとる。 |
感想をまとめ、月ノートを活用しながら、総合的な学習の時間を利用し、NIEと関連させながら、児童の理解を深める。 授業後に出てきた疑問に関して調べ学習を行い、各学級で発表を行う。 |
東京都・墨田区立小梅小学校