授業連携

宇宙を目指して・・・「人はなぜ宇宙を目指すのだろう」

和歌山県・和歌山市立藤戸台小学校

  • 小学校
  • 小5
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

宇宙がどういうものかを理解し、宇宙へ挑むことが答えのないことへの挑戦であり、様々な知識・思考・協力といったものの上に成り立つことを学ぶ。そこから宇宙について学ぶことへの意欲へとつなげていく。また、開発のスペシャリストとの出会いを通して、ものづくりの楽しさと意義について学ぶ。

<対象>

小学5年生 62名

<期間>

平成23年11月11日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
45分
講義
62名
細田聡史氏をゲストティーチャーに迎え、地球と宇宙の構造についての話や宇宙開発に向けて、どのようなことを大切にしていかなければ行けないか、また、ものづくり活動で大切な「失敗」を成功に変えていくことの大切さを学んだ。

第1回目/全1回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・細田氏とJAXAについての紹介
△普段、話を聞くことに苦手意識のある子もいるが、全員が落ち着いて聞けるほど、話に集中していた。
展開
(30分)
・地球の内部構造について
 地球の内側と大気の厚さについて
 どこから「宇宙」なのか

・宇宙へ飛び出すために必要なこと

・ロケットの開発とは
 重力に逆らうことの難しさ
 「はやぶさ」のイオンエンジンについて、息を吹きかける実験で体感。
△地球の構造については、中学理科の内容になるため、小学校5年生には少し難しいようで、話は聞けているが、不思議そうな表情だった。

△イオンエンジンの力を息を吹きかけることで体験する活動は、これまで観た「はやぶさ」のビデオではわからないことであり、興味深く取り組むことができていた。
△はやぶさに興味を持っている子も多く、はやぶさの話になるとより集中して聞けていた。
講義形式になりがちだったので、小学生が対象の場合は、子ども達の発言の場をもう少し取り入れる必要がある。
すべてをゲストティーチャーにお願いしてしまっていたが、担任の指導する場面も取り入れる必要があった。
まとめ
(5分)
・失敗することの大切さ
△ものづくりに大切なことは何か、子ども達に課題を与えながら終わることができた。学習後に質問に行く子が何人かいた。
2時間で計画してくださっていたところを1時間にしてもらったため、質疑応答に時間がさけなかった。

授業の感想・メモ

  • 「はやぶさ」のビデオを見てから、関心を持っている子が多く、実際に開発に携わった人が来てくださるということで、子ども達も非常に喜んでいた。エンジンの話は特に興味深く、息を吹きかける程度の力で宇宙を航行できることに驚きを感じ、宇宙開発への夢を馳せることができたように思う。ただ、内容が少し難しく、45分間、聞けてはいたものの、集中できたかは疑問である。遠いところをエンジン開発者が来てくださったのだから、宇宙等の一般的な話よりも、開発中の苦労や努力の話をしていただきたかったので、その話にあまり時間を割けなかったことが残念に思う。

和歌山県・和歌山市立藤戸台小学校

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