<全授業を通した指導目標>
宇宙開発の最前線に触れ、科学への興味関心を促す。
<対象>
中学3年生 169名
<期間>
平成23年10月29日~平成23年12月17日
<区分>
体験授業
授業連携
大阪府・大阪府教育センター附属高等学校
宇宙開発の最前線に触れ、科学への興味関心を促す。
中学3年生 169名
平成23年10月29日~平成23年12月17日
体験授業
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
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導入 (5分) |
・宇宙航空研究開発機構の紹介 ・大阪府教育センター附属高校の「宇宙講座」の紹介 |
△皆真剣に話を聞いていた。 |
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展開 (30分) |
・国際宇宙ステーション(ISS)での生活の講義 ISSの飛行する地球周回軌道 ISSの高度、速度 ISS参加諸国 きぼう「日本実験棟」 ISS目視情報 ISS内の時刻 宇宙での衣服 宇宙でのトイレ、散髪 宇宙での食事 宇宙日本食 ・宇宙食カレーと市販されているレトルトカレーの原材料を比較し、両者を試食して違いを考える。 紙皿に乗せた2種類のレトルトカレー(A、B)を、ワークシートに記載された原材料名を参照しながら、味の違いを確かめ、シートに記入する。 A、Bのうちどちらを宇宙食だと思ったか、その理由を含めて記入する。 |
△皆意欲的に取り組んでいた。 |
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まとめ (5分) |
・宇宙食だと思った理由を含めて、試食の結果と意見を発表させた。 |
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
・講師及び宇宙航空研究開発機構の紹介 |
△皆真剣に話を聞いていた。 |
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展開 (30分) |
・はやぶさプロジェクトメンバーの講師より、7年間30億kmにおよぶ小惑星イトカワとの往復の旅の軌跡と、それを成功に導いたイオンエンジンの技術と将来展望についての講話をしていただいた。 |
△皆真剣に話を聞いていた。 |
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まとめ (5分) |
・ワークシートに記入させ、講話のまとめを行った。 |
△ワークシートは授業開始時に配付していたので、ワークシートの設問を意識しながら、講話のポイントを聞き取ることができた。 |
時間的に可能であれば、生徒にワークシートに書いた内容を発表させ、議論・質疑応答させることが望ましい。 |
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
・大阪府教育センター附属高校の「宇宙講座」の紹介 ・水槽の中を泳ぐ金魚の写真、軌道上を飛行する国際宇宙ステーションの写真、月面の写真を用いた宇宙環境への導入 |
△皆真剣に話を聞いていた。 |
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展開 (30分) |
・真空について 【演示実験】 真空落下実験器内の羽とコインが同時に落下する様子を演示した後、アポロ15号飛行士による月面で羽とハンマーを落下させた映像を見せる。 【生徒実験】 簡易真空槽を用い、ポンプで減圧させる過程を体感し、容器内のゴム風船の様子等を観察させる。 ・無重力について (1)高校生が実験した簡易落下塔による無重力映像を見せ、ろうそくの炎が丸くなる様子等を観察させる。 (2)大阪府立高校の生徒が実施したパラボリックフライトによる無重力実験の映像を見せ、物体や動物の挙動について観察させる。 (3)スペースシャトル内で撮影された物体の挙動の映像を見せ、無重力について考えさせる。 |
△演示実験、生徒実験、映像視聴のどれも興味をもって意欲的に取り組んでいた。 |
手動ポンプで減圧する簡易真空槽は、減圧に要する力を体感するには効果的だが、達する真空度は低いため、実験内容を吟味する必要がある。 |
まとめ (5分) |
・ワークシートに記入させ、本時の振り返りをさせた。 |
△ワークシートの感想によると、多くの生徒がこの授業を通して宇宙への興味を深めた。 |
大阪府・大阪府教育センター附属高等学校