授業連携

「先端技術体験プログラム」・・・宇宙研究編

神奈川県・神奈川県立弥栄高等学校

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概要

<全授業を通した指導目標>

最先端の宇宙研究を学び、宇宙に興味を持つ。また、宇宙のロマンを追求する研究者の心意気を感受する。

<対象>

高校1~2年生(理数科) 85名

<期間>

平成23年8月19日、8月24日

<区分>

夏期実験集中実験講座

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
60分
授業
49名
「日本の月・惑星探査」
講師:久保田 孝
(JAXA 宇宙科学研究所 宇宙探査工学研究系)
2
60分
授業
36名
「赤外線で探る宇宙」
講師:山村 一誠
(JAXA 宇宙科学研究所 赤外・サブミリ波天文学研究系)

第1回目/全2回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
「米国のアポロ11号は本当に月にいったのか?」という疑問を、生徒に持たせ、月や惑星に興味を持たせた。
△「アポロ11号」を知っている生徒はほとんどいなかったが、「かぐや」の映像はテレビでみていたので、理解が深まった。
展開
(50分)
・なぜ宇宙を探査するのか?
・宇宙探査の方法は?
・水星探査ミッション
・火星探査ミッション
・木星以遠探査ミッション
・小天体探査ミッション
生徒に質問し、意識をたかめてパワーポインントを使って説明する。
△状況が異なる惑星を探査するのに、いろいろなアイデアがあることに驚いていた。
事前学習で惑星についてもっと、知識をもたせておく必要がある。
まとめ
(5分)
質疑応答
△月についての質問が多かった。

授業の感想・メモ

  • 久保田先生が、今まで集めてこられた月や惑星の写真(映像)が、見たことのないものばかりであったことと、すごく綺麗であったことに驚いていた。いろいろなアイデアがあることに驚いたとともに、自分たちの思考力のなさを痛感した。
授業の様子1

第2回目/全2回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
・なぜ赤外線を調べるのか?
△赤外線の性質である物質に当たると熱に変わり、また逆に熱を持つ物質はその熱エネルギーを赤外線として放出すると説明をうける。
展開
(50分)
・赤外線衛星「あかり」について
 「あかり」のレンズ
 「あかり」の冷却系

・衛星の研究開発で大切なこと
 サイズ、電力、熱環境、
 軌道、姿勢制御、通信
△「あかり」が全長3.7m重量1tレンズは炭化ケイ素でできており、赤外線を観測しているので冷却剤が必要である。というように赤外線衛星「あかり」について詳しく学習できた。

△研究開発で考えなければならない課題が多くあることへの驚きと専門家の生の声が聞けて、講義の内容をメモしていた。
まとめ
(5分)
質疑応答

授業の感想・メモ

  •  赤外線について興味が出てきたので、さらに調べてみた。熱ということで熱振動が関係していることがわかり、温度の違いによって熱振動の激しさが変わるので、電磁波の波長も異なることが調べてわかりました。
     授業後に施設見学ができ、嬉しかった。あと赤外線衛星「あかり」の計画が7年もの歳月がかかったことに驚いた。
     一般公開の日と違い、実際に組み立てを行っていたり、研究室で働いている様子を見ることができたり、講義を聞いたりととても貴重でおもしろい経験をすることができました。ありがとうございました。
授業の様子2

神奈川県・神奈川県立弥栄高等学校

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