授業連携

冬の北海道で水ロケットを飛ばそう!

北海道・札幌市立宮の森中学校

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概要

<全授業を通した指導目標>

氷点下の気温、数十cmの積雪のある環境下で飛ぶ水ロケットは、夏と比較してどのように飛び方が異なるのか調べる。

<対象>

中学1~2年生(科学部) 8名

<期間>

平成24年2月4日、5日

<区分>

クラブ活動

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
120分
実験
3名
・真冬の北海道で水ロケットを飛ばそう(1)
(気温-4℃ 曇り→雪)
2
120分
実験
5名
・真冬の北海道で水ロケットを飛ばそう(2)
(気温0℃ 晴れ)

第1回目/全2回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(30分)
・水ロケットを学校のグラウンドで飛ばすための準備
△水ロケットを飛ばすために必要なものをそろえる。気温を測定する。
◎撮影の準備をする。
・必要なものをそろえる
・水ロケットの発射台を、JAXAからお借りした。
・発射に用いる水ロケットの本体は、事前に子供が作成済み。
展開
(70分)
・水ロケットの発射実験を繰り返す。
1.発射台を設置する
2.条件を決める
(水の量・角度・空気入れを押す回数)
3.水ロケットに水を入れる
4.発射台に水ロケットを設置する
5.角度を調節する
6.空気入れで一定の空気を入れる
7.水ロケットを発射する
8.水ロケットの飛距離を測定する
9.水ロケットの着地する角度を測定する
 (雪に埋もれた様子から)
10.水ロケットが破損したら修理する
11.条件を変えて実験を繰り返す→1へ
△左の1~10の内容を繰り返して行う。
条件制御として、ペットボトルに入れる水の量を400mlとし、空気入れを押す回数を40回とする。この条件で、水ロケットを飛ばす発射台の角度を55度、60度、50度で行う。
・子供の安全に細心の注意を払う。
まとめ
(20分)
・実験結果を整理する
・後片付けを行う
・次回の実験の目的を確認する。

授業の感想・メモ

  • 氷点下の雪原の中で水ロケットを飛ばすというのは、世界的に見てもあまり例のないことであると思われる。夏と冬とでは同じ条件でどのように違うのかを調べるのもおもしろいと思う。氷点下の中で実験をして、わかったことがある。それは、発射した後の水が凍ることだ。考えてみたら当たり前のことであるが、これが冬に水ロケットを飛ばさない理由であると思われる。次回はお湯を用意して実験をしよう!
授業の様子1
授業の様子2
授業の様子3
授業の様子4

第2回目/全2回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(30分)
・水ロケットを学校のグラウンドで飛ばすための準備
△水ロケットを飛ばすために必要なものをそろえる。気温を測定する。前回の実験データを元に、今回行う実験を考える。
◎撮影の準備をする。
・必要なものをそろえる
・水ロケットの発射台を、JAXAからお借りした。
・発射に用いる水ロケットの本体は、事前に子供が作成済み。
展開
(70分)
・水ロケットの発射実験を繰り返す。
1.発射台を設置する
2.条件を決める
(水の量・角度・空気入れを押す回数)
3.水ロケットに水を入れる
4.発射台に水ロケットを設置する
5.角度を調節する
6.空気入れで一定の空気を入れる
7.水ロケットを発射する
8.水ロケットの飛距離を測定する
9.水ロケットの着地する角度を測定する
 (雪に埋もれた様子から)
10.水ロケットが破損したら修理する
11.条件を変えて実験を繰り返す→1へ
△左の1~10の内容を繰り返して行う。
条件制御として、ペットボトルに入れる水の量を400mlとし、空気入れを押す回数を40回とする。この条件で、水ロケットを飛ばす発射台の角度を変える。また、お湯を用いた場合、飛距離に影響が出るかどうかを探る。
・子供の安全に細心の注意を払う。
まとめ
(20分)
・実験結果を整理する
・後片付けを行う
・冬の水ロケットの飛行について整理する

授業の感想・メモ

  • 生徒の感想を記す。
    冬のグランドでの実験は寒さと凍り付きとの戦いだった。札幌の冬をなめてはいけない。
    発射実験中に発射台部品やロケットが凍りついてしまい、お湯をつかって溶かしたが、また凍るという繰り返しだった。しかし、冬の発射実験では雪に埋もれるためにロケット着地時の角度が明確になったり、発射時の水の拡散が少なく筒のようだったりと夏と比較すると異なった結果が得られたこともあり、とても有意義な実験だった。
授業の様子5
授業の様子6
授業の様子7
授業の様子8

北海道・札幌市立宮の森中学校(2)

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