授業連携

宇宙への夢をはせてペットボトルロケットを作って飛ばそう

鹿児島県・南種子町立5小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 音楽・図工・美術・体育

概要

<全授業を通した指導目標>

ペットボトルを通して投影される形や色の特徴や変化を基に、光を当てた際の効果を試しながら、組合せ方や並べ方を工夫して表す。また、そのペットボトルをロケットにして飛ばすことを想定することによって、宇宙に一番近い町の子どもとして、ロケットの飛ぶ仕組みについて考えながら飛んでいく自分の作品と光との関係を楽しむ。

<対象>

南種子町の5校(大川小・中平小・長谷小・花峰小・平山小)の6年生全員 50名

<期間>

平成24年10月24日

<区分>

図画・工作

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
135分
講義・製作・実習
50名
1.これまでのロケット開発のあゆみについて知る。(JAXA 宮里さんのお話)

2.宇宙に思いをはせながらペットボトルの特性を活かしたロケットづくりの構想を立てる

・ペットボトルに色を塗りながら光を当てて試し、凹凸を活かしたり、色の組合せを考えたりして、表し方を工夫する。

・光の効果を試しながら、ペットボトルの組合せ方や並べ方を工夫し展示の方法を考える。

・できたものを友人と一緒に見合い、宇宙とのかかわりや光の効果について話し合う。

3.できたペットボトルロケットを実際に飛ばす。

・宇宙へいくロケットの打ち上げの仕組みを知る。

・よく飛ぶペットボトルロケットの留意点に気をつけ、必要があれば改良をする。

・飛ばし方のきまりを知り、順番を守って仲良く飛ばす。

・友だちのロケットやその飛び方を見てよいところを認め合う。

第1回目/全1回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(30分)
○ これまでのロケット開発のあゆみについて知る。
△ ロケット開発の歴史についての話を聞く。
△ わかったことや感動したことなどを発表する。 
ロケット開発のあゆみを知らせることで本授業への意欲付けをはかる。
展開
(90分)
○ これまでのロケット開発のあゆみについて知る。
○ 宇宙に思いをはせながらペットボトルの特性を活かしたロケットづくりの構想を立てる。
○ できたペットボトルロケットを実際に飛ばす。
△ ペットボトルに色を塗りながら光を当てて試し、凹凸を活かしたり、色の組合せを考えたりして、表し方を工夫する。
△ 光の効果を試しながら、ペットボトルの組合せ方や並べ方を工夫し展示の方法を考える。
△ できたものを友人と一緒に見合い、宇宙とのかかわりや光の効果について話し合う。
△ 宇宙へいくロケットの打ち上げの仕組みを知る。
◎ よく飛ぶペットボトルロケットの留意点に気をつけさせ、必要があれば改良を促す。
△ 飛ばし方のきまりを知り、順番を守って仲良く飛ばす。 
 1学期に学習したJAXA後援の「宇宙を平和にするロケット」の学習の延長として、ペットボトルを基本形にしながら宇宙へ思いをはせるロケットづくりの構想をもたせる。
 宇宙へいくロケット打ち上げの仕組みを知らせ、ペットボトルロケットとの類似点を考えさせる。
  ペットボトルロケットの打ち上げ方を知り、どんな打ち上げ方がよく飛ぶのかについて考えさせる。
まとめ
(15分)
○ 友だちのロケットやその飛び方を見てよいところを認め合う。
△ デザインや製作の意図、飛ばし方など、自他の作品について意見を述べあう。
 よく飛ぶための改良への工夫の積み重ねが大切であることを知らせる。  

授業の感想・メモ

  •  製作に先立って、ロケット開発のあゆみの講義を受けたことで、子どもたちが小さな開発者になった気分で製作に取り組めた。また、製作過程で飛ぶための工夫についての助言でよく飛ぶための仕組みへの認識を深めることができた。南種子町内5校の子どもたちが製作や実習をとおしてお互いの作品のよさにふれたり、協力してロケットを発射させたりする中で、宇宙に一番近い島の子どもたちのつながりを深めることができた。

鹿児島県・南種子町立5小学校(大川小・中平小・長谷小・花峰小・平山小)

授業連携実績一覧

このページのTOPへ