授業連携

宇宙ゴミを回収しよう

埼玉県・所沢市立南小学校

  • 小学校
  • 小5
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

児童の知的好奇心を常に刺激して創造力・行動力を培う

<対象>

小学5年生 130名

<期間>

平成24年5月28日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
45分
講義
130名
「宇宙ゴミを回収しよう」
・はやぶさ等の開発により宇宙への関心が高まっている。
・一方で開発に使用されていらなくなったゴミが宇宙に沢山ある。
・このゴミをどうにかしないと将来開発もできない。
講師:木部 勢至朗先生(JAXA 未踏技術研究センター)
2
6月12日
90分
講義
130名
・宇宙のゴミをどうするか?
・ロボットに任せたほうがよいこともある。
講師:野村 泰朗先生(埼玉大学)
3
6月21日
45分
演習
130名
・宇宙ゴミを回収できるロボットについて構想する。
・ロボットにおけるつかむ技術について演習する。
講師:村松 浩幸先生(信州大学)
(4クラス×1時間)
4
7月12日
90分
演習
130名
宇宙ゴミ回収ロボットを作成しよう
・モーターと乾電池で簡易振動型ロボットを作成する
(4クラス×1時間)

第1回目/全4回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
人工衛星はどこを飛んでいるの?
◎子ども達に講師を紹介する。

△JAXA講師木部勢至朗氏の講義を聞く。
・人工衛星は、どうして落ちてこないの?
・地球周回軌道って?
・静止軌道って?
・プロジェクター
・マイク
展開
(35分)
ゴミは、どんな所に発生する?
地球周りのデブリ環境
・どうやって観測するか1
・どうやって観測するか2
ゴミを出さない対策
ぶつかったらどうなるの?
・小さくても危険
◎講義
・LEOとGEOについて
レーダー観測と光学観測(天体望遠鏡)の観測について知る。
・どのくらいの大きさまで見えるのか? 
・どのくらいの頻度でぶつかるのか?
究極のゴミを出さないことは、開発をしないことであるが・・・→相互衝突によってデブリはの数は、際限無く増加する。→カスケード現象(ケスラーシンドローム)
まとめ
(5分)
積極的に宇宙をきれいにする(掃除する)必要がある。
デブリを積極的に取り除かないと開発や環境に影響がある。君たちにも期待している。

授業の感想・メモ

  • 「宇宙ゴミを回収しよう」一見壮大なテーマであるが、宇宙のゴミを想像しながら実は、身近にもたくさんのゴミがあることに気づき自分たちでは、今後どのような行動を取ればいいのか。意識の問題と実践力を養うための授業の導入として最適な講義であった。なにより宇宙ゴミの第1人者である木部先生にお話を伺えたことが子ども達にとってなによりの経験でした。ありがとうございました。

埼玉県・所沢市立南小学校(5年生)

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