授業連携

「宇宙食」について知ろう

岡山県・倉敷市立万寿東小学校

  • 小学校
  • 小5
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

宇宙食について知り、興味関心をもつとともに、宇宙食の製品化に求められる条件や品質管理ついて知り、自分たちの「宇宙食作り」に生かしていこうとする意欲を高めることができるようにする。

<対象>

小学5年生 101名

<期間>

平成24年11月6日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
90分
授業
101名
1.宇宙とはどんなところ?
2.国際宇宙ステーション
3.宇宙での食事
4.宇宙食
5.宇宙日本食
6.つくば宇宙センター
講師:宮本 正明
(JAXA 有人宇宙環境利用ミッション本部)

第1回目/全1回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(3分)
・JAXAについての紹介
・講師紹介
展開
(40分)
1.宇宙はどんなところ?

2.国際宇宙ステーション


3.宇宙での食事
 ・宇宙飛行士の日課
 ・宇宙食の歴史

4.宇宙食
 ・宇宙食の工夫
 ・衛生管理(HACCP)
 ・宇宙食の食べ方




5.宇宙日本食
 ・宇宙日本食の必要性
 ・宇宙日本食の工夫

6.つくば宇宙センター
1.◎プレゼンテーションにより、宇宙に対しての興味関心を高める。

2.◎国際宇宙ステーションについて説明し、宇宙で生活することの意味について理解することができるようにする。

3.◎宇宙での生活の中で、食事の重要性について知らせる。


4.◎映像や実物の宇宙食を提示し、宇宙食についての興味関心を高める。
 △実物の宇宙食を手にし、観察する。
 ◎宇宙食に求められる条件について説明する。
 ◎「コロッケ弁当」を例にし、衛生管理の仕方について説明する。

5.日本宇宙食について具体例を挙げて説明することで、自分たちもオリジナルの宇宙食を作ってみたいという思いを喚起する。

6.つくば宇宙センターについて紹介する。
まとめ
(2分)
・講師へのお礼
・宇宙食作りへの期待

授業の感想・メモ

  • 宇宙への興味関心を高めるだけでなく、宇宙での生活について知ることで、食事の重要性も認識できたと思う。実際の宇宙食を間近に見ることができ、より宇宙が身近なものに感じたのではないだろうか。宇宙ステーションという特殊な環境の中であるために求められる宇宙食の条件と、食中毒等の人体への被害を防ぐための徹底した衛生管理の必要性も理解できたと思う。HACCPの衛生管理について教えていただき、実際に「宇宙食」を作る際には、自分たちでどのようなルールを作ればよいかを考えるきっかけになった。また、日本人宇宙飛行士のために宇宙日本食が必要なことを知り、自分たちのオリジナルの宇宙食を作ってみたいという気持ちを高めることもできた。これから展開する学習の導入として、とても効果的であった。

岡山県・倉敷市立万寿東小学校(5年生)

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