<全授業を通した指導目標>
家庭総合の授業の食生活分野において、毎日の献立を作成できる力を養うため、栄養素についての学習を深めている。JAXAから宇宙での生活や宇宙食について講義をしてもらい、宇宙での食事にも興味・関心をもち、宇宙で活動している人が健康的な生活を送れるような献立を考えさせたい。
<対象>
高校3年生 273名
<期間>
平成24年4月~11月
<区分>
家庭総合
授業連携
鹿児島県・鹿児島市立鹿児島商業高等学校
家庭総合の授業の食生活分野において、毎日の献立を作成できる力を養うため、栄養素についての学習を深めている。JAXAから宇宙での生活や宇宙食について講義をしてもらい、宇宙での食事にも興味・関心をもち、宇宙で活動している人が健康的な生活を送れるような献立を考えさせたい。
高校3年生 273名
平成24年4月~11月
家庭総合
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
4月~9月 |
講義 実習 |
273名 |
栄養素の種類と、それらが担っている栄養生理的機能について理解する。 |
|
2 |
50分 |
講義 |
273名 |
「宇宙飛行士の活躍を支える宇宙食」 |
|
講義:堂山 浩太郎 (JAXA 有人宇宙環境利用ミッション本部 宇宙飛行士運用技術部 宇宙飛行士健康管理グループ) |
|||||
3 |
10月 |
50分 |
演習 |
273名 |
宇宙食の献立を考える。 |
4 |
11月 |
50分 |
演習 |
273名 |
自分で考えた献立を各クラスで発表する。 |
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
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導入 (5分) |
・宇宙食についての説明 |
△「山ご飯」について想像し、どこで誰が食べるのかということを考える。 |
宇宙食に興味を持たせる 「山ご飯」について、イメージすることで宇宙食への関心を高める。 |
展開 (35分) |
・宇宙食を食べる場所について ・国際宇宙ステーションについて ・宇宙での食事について ・宇宙日本食について |
△無重力での液体の挙動など、宇宙と地上の違いについて理解する。 ◎宇宙までの距離を説明し、宇宙までの距離は以外と近いことを理解させる。 △宇宙へ人や荷物を運ぶ方法について知る。 △宇宙飛行士の1日の生活について知る。 ◎食事の時間は大切な時間で、宇宙飛行士全員で集まって食事を摂ることを説明する。 △食事の役割について知る。食事は単に栄養を補給するだけでなく、宇宙ステーションという閉鎖空間で生活する宇宙飛行士を支える重要な役割をもっていることを理解する ◎地上と同じように、正月、クリスマス、節分などのイベントを楽しむことを説明する。 △宇宙食の栄養は、自分たちが食べているものとほとんど変わらないことを知る。 △宇宙では、水・空気、はし・スプーンなどがリサイクルされていることを知る。 ◎宇宙食の条件は、長持ち、衛生、安全、パッケージの安全、コンパクトがいいなどであることを理解する。 |
国際宇宙ステーションについて知ることで、宇宙をより身近に感じさせる。 食事は、精神的にも宇宙飛行士を支えており、重要であることを理解させる。 |
まとめ (10分) |
・質疑応答 |
△講師に質問する。 △講師にお礼を述べる。 |
鹿児島県・鹿児島市立鹿児島商業高等学校