授業連携

宇宙について知り、飛ぶことの秘密を探ろう

石川県・小松市立第一小学校

  • 小学校
  • 小4
  • 小5
  • 小6
  • その他

概要

<全授業を通した指導目標>

宇宙について興味を持って学ぶ。また飛ぶことについていろいろな実験を通しながら知る。

<対象>

小学4~6年生 20名

<期間>

平成24年5月14日~12月10日

<区分>

クラブ活動

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
75分
講義
話し合い
20名
自己紹介
JAXAの方の紹介
クラブのテーマを考える
年間の活動計画
2
75分
実験
20名
ストローロケット、かさぶくろロケットでの実験
3
75分
講義
20名
太陽やロケットの話
講師:高橋 伸宏
(JAXA システムエンジニアリング推進室 ミッションデザイン支援グループ)
支援:石川 由紀
4
180分
実験
17名
水ロケットの工夫についての学習・製作
支援:小野瀬 正道・石川 由紀
5
75分
実験
20名
注射器ロケットの飛ぶ仕組みを学習し、グループごとに的を目がけて発射した。
6
75分
講義
20名
宇宙食、宇宙飛行士、微小重力での生活について、ビデオ視聴及び宇宙食体験。
7
75分
実験
20名
熱気球の飛ぶ仕組みについて学習し、熱気球を製作した。
その後、体育館で実際に飛ばした。
8
75分
講義
20名
年間の活動のふりかえり、反省

第1回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(15分)
自己紹介
講師の方の紹介
クラブについての概要説明
△自己紹介
△宇宙天文クラブのクラブ長などを決める。
◎今日の授業ですることを説明
展開
(40分)
今年度の活動内容と目標について話し合う。
△今年度の活動で行いたいことを話し合う。
◎昨年度までの活動内容を紹介し、今年度の計画についてたてられるよう話し合いを進める。
△活動内容から、年間のめあてを考える。
児童から出た考えを尊重しながら、実現可能な内容になるよう留意する。
まとめ
(20分)
今年度の活動計画を個人カードにまとめる。
△個人カードにめあて・活動内容を記入する。
◎カードを集め、まとめる。

授業の感想・メモ

  • 今年度の組織や活動内容、目標、計画をたてた。
  • 宇宙への関心・飛ぶことへの興味が大きかった。
  • 昨年度から継続している児童も多く、活動内容に関しては意欲的に考えていた。

第2回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
今日の活動内容について
◎今日の活動内容について説明する。
展開
(60分)
かさぶくろロケットの紹介
ストローロケットを使った実験
◎かさぶくろロケットの飛ぶ仕組み・製作でのポイントを説明する。
◎ストローロケットが飛ぶ仕組みを説明する。
△よく飛ぶためのポイントを考える。
△角度、ストローの長さ、おもりの重さなどに気をつけてストローロケットを製作する。
△ストローロケットを発射させ、実験する。
児童が工夫できるポイントに気づくよう演示しながら考えさせる。
楽しんでできるよう的あて大会形式で行う。
まとめ
(20分)
今日の授業のふりかえり
△今日の活動で感じたことを振り返り、発表する。
重さや角度など実際のロケットでも大事なことであることを伝える。

授業の感想・メモ

  • JAXAからの実験キットのおかげで実験を楽しむことができた。
  • 大会形式だったため、楽しみながらも製作には真剣に取り組んでいた。

第3回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(15分)
講師の紹介
今日の活動内容について
◎今日の活動内容について説明する。
◎教えていただくJAXAの講師の方の紹介
展開
(45分)
宇宙ロケットについての講義
△宇宙ロケットや宇宙についての講義(プレゼン)を受ける。
△お話を聞いて疑問に思ったことを質問する。
まとめ
(20分)
今日の授業のふりかえり
△今日のお話を聞いて感じたことを振り返り、発表する。
△教えてくださった高橋先生への感謝の意を表す。
教えていただいた先生に感謝の気持ちが伝わるようにする。

授業の感想・メモ

  • 宇宙ロケットのスピード、飛ぶ仕組み、宇宙飛行士について豊富な画像・動画を見せていただきながら教えていただいた。大変わかりやすく、児童も楽しみながら宇宙について理解を深めることができた。

第4回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(15分)
講師の紹介
今日の活動内容について
◎今日の活動内容について説明する。
◎教えていただくJAXAの方を紹介する。
展開
(145分)
水ロケットの製作
ロケットの体験(的あて大会)
△ロケットが正確に飛ぶ工夫について話し合う。
◎翼の大きさ、発射の角度など工夫すべき観点を示す。
△話し合ったことをもとにロケットの製作の仕上げをする。
◎ロケットの製作の補助をする。
△試射を行い、調整する。
◎ロケットの発射について安全面に気をつけながら、発射に立ち会う。
△50m先の的にめがけて発射する。
事故などが起きないように安全についての決まりごとを話す。
まとめ
(20分)
今日の授業のふりかえり
△今日の活動で感じたことを振り返り、発表する。
△教えてくださった講師の方への感謝の意を表す。
JAXAの方に感謝の気持ちが伝わるようにする。

授業の感想・メモ

  • JAXAの小野瀬先生、石川先生に準備していただいて実験を楽しんだ。豊富な準備物とていねいな説明で児童も楽しむことができた。

第5回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(15分)
今日の活動内容について説明する。
◎今日の活動内容について説明する。
これまで飛ばしたロケットについて想起させ、今日はアルコールが燃料であることを知らせる。
展開
(55分)
ロケットを使った実験
◎注射器ロケットの飛ぶ仕組みを考えさせ、説明する。
△グループごとに役割を決め、ロケットを発射させる。
△的にうまく当てるにはどのようにすればいいか考える。
安全上の注意をていねいに話し、事故の起きないようする。
まとめ
(20分)
今日の活動についてふりかえる。
△今日の活動で感じたことを振り返り、発表する。

授業の感想・メモ

  • 今回の実験は安全に配慮してグループごとに行った。実験キットがとてもわかりやすく飛ぶ仕組みを理解するのに適していたと感じた。

第6回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
今日の活動内容について
◎今日の活動内容について説明する。
展開
(55分)
宇宙での暮らし
◎宇宙での暮らしについてプロジェクタの映像を見せながら解説を行う。
△映像を見ながら、宇宙での暮らしについて知る。
◎宇宙の紹介をし、宇宙食を配布する。
△宇宙食を実際に味わい、宇宙にいる疑似体験をする。
プロジェクタを用意する。児童が興味を持てるように、クイズを取り入れながら行う。
まとめ
(10分)
今日の授業のふりかえり
△今日の活動で感じたことを振り返り発表する。

第7回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
今日の活動内容について
◎今日の活動内容について説明する。
展開
(55分)
熱気球がなぜ飛ぶのか



熱気球の製作



熱気球を飛ばす
◎熱気球がなぜ飛ぶのか考えさせ、説明する。
△理科で学習ことを思い出し飛ぶわけを考える。

◎熱気球作りの注意点を説明する。

△熱気球の作り方を理解する。

△体育館で熱気球を飛ばす。

◎熱気球を飛ばす補助をする。
熱気球を作るため、、ビニール袋などを用意しておく。


グループごとに協力し合いながらできるようリーダーに促す。


安全に留意しながら実験を行う。
まとめ
(10分)
今日の授業のふりかえり
△今日の授業で感じたことを振り返り発表する。

授業の感想・メモ

  • 理科で学習した既習の内容が思い出されると、なぜ飛ぶのかという理解も深まったようであった。体育館の天井まで飛んだときには大きな歓声が起こった。楽しい体験であった。

第8回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(20分)
今日の活動内容について
◎今日の活動内容について説明する。
展開
(45分)
今年度の活動について思い出し、ふりかえる。
△今年どのような活動をしたのか話し合い、思い出に残ったことを発表する。

△話し合ったことをもとに感想文に残す。

◎希望者には発表させる。
まとめ
(10分)
個人カードにふり返りを記入する。
△よかったことが引き継がれるよう記録として残す。
来年度への意欲につながるよう促す。

授業の感想・メモ

  • 7回もの活動を振り返るので児童がどのように覚えているか気がかりなところもあったが、よく覚えていた。どの活動も楽しかったようで感想文も「楽しかった」というものが多かった。

石川県・小松市立第一小学校

授業連携実績一覧

このページのTOPへ