授業連携

月と太陽

北海道・北海道教育大学附属釧路小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

月と太陽を観察し、月の位置や形と太陽の位置を推論しながら調べ、見いだした問題を計画的に追究する活動を通して、月の形の見え方や表面の様子についての見方や考え方を養う。

<対象>

小学6年生 71名

<期間>

平成24年12月4日~12月11日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
12月4日
45分
授業
71名(36名・35名)
・4年生で行った学習や釧路市遊学館でプラネタリウムを見た経験を想起し、方位、高さ、形に着目しながら昼間に見える月を観察する。
2
12月6日
45分
授業
71名(36名・35名)
・1回目と同じ地点で昼間の月を観察し、月の形の変化をノートにまとめる。
・月の見える側に太陽があるということを理解する。
3
12月10日
45分
実験
71名(36名・35名)
・球とプロジェクタを使い、満ち欠けの様子をノートにまとめる。
4
12月10日
45分
授業
71名(36名・35名)
・前回に行った実験結果から、「月は太陽が近くに見えるときは形が細くなり、太陽から離れて見えるときは形が丸くなる」ということを理解する。
5
90分
講義
71名(学年合同)
・月の表面の様子について
・「はやぶさ」「はやぶさ2」「月探査」について
講義:米倉 克英
(JAXA 月・惑星探査プログラムグループ)

第5回目/全5回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
○JAXAについての紹介をする。

○月と地球、太陽系や銀河系の様子を説明する。
△月と地球、太陽の関係について学習したことを想起する。

△宇宙の中の地球について知る。
□事前に「月と太陽」の単元で、「月の満ち欠け」、「太陽、地球、月の位置関係」、「日時による月の見え方の変化」の学習内容をおさえておくようにする。
展開
(75分)
○月の概略や最新の月のでき方の説を説明する。





○月の表面の様子について説明する。

○ティコクレーターの3D動画を使い、クレーターの様子やクレーターのでき方を説明する。


○月はいつも決まった面が地球側に向いていること、またその仕組みについて説明する。

○月の満ち欠けがなぜ起こるのか説明する。


○宇宙に行くためのロケットや、宇宙で生活するための道具について紹介する。
○宇宙開発で得られた技術について紹介する。
△地球と月の位置関係を理解する。
△月は月の原形が地球にぶつかり、地球の一部を巻き込んでできたこと(ジャイアントインパクト説)を理解する。

△月の表面は、クレーターがあり、でこぼこしている。

△ティコクレーターの様子を3D動画で観察し、クレーターの中心には衝撃でできた山があることを知る。

△月は起き上がり小法師のように、地球に引っ張られ、同じ面を向いていることを理解する。

△月の満ち欠けは、月の公転と地球の自転、太陽の位置により起こることを理解する。

△人間が宇宙に行くための技術や道具について理解する。
□「月と太陽」の単元を学習して得られた疑問について、映像を見たり質問をしたりして解決していけるように意識付けを行っておくようにする。
まとめ
(10分)
○これまでの中での疑問など、さまざまなことについて質問をする。
○月の砂やクレーターの模型などに触れる。
△宇宙に関わるさまざまな質問をする。

△模型に触れ、月や宇宙についての関心を深める。
□事後に、「月と太陽について」、「宇宙開発について」の二つの視点で振り帰りを行うようにする。

授業の感想・メモ

  • 子どもたちは「月と太陽」の学習範囲に限らず、地球や宇宙のことについて幅広く質問していた。宇宙開発についての情報も紹介していただくことができたことで、このような子どもたちの興味関心が大きく高まった。

北海道・北海道教育大学附属釧路小学校

授業連携実績一覧

このページのTOPへ