授業連携

月の表面の様子・これからの宇宙開発(発展)

北海道・白糠町立庶路小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

月と太陽を観察し、月の位置や形と太陽の位置を推論しながら調べ、見いだした問題を計画的に追究する活動を通して、月の形の見え方や表面の様子についての見方や考え方を養う。

<対象>

小学6年生 20名

<期間>

平成24年12月3日~12月12日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
12月3日
45分
授業
20名
・地球と月の発泡球の模型を使い、地球の周りをまわっている様子を理解する。
・太陽と月の違いについて明らかにする。
・月の模様の見え方が、「餅をつくうさぎ」や「かに」など国や地域により見え方に違いがあることを知る。
・自分の思い描いたイメージから自分の模様を月の写真に描く。
2
12月6日
45分
授業
20名
観察結果をもとに、月の満ち欠けの様子について、その規則性に気づく。
3
12月7日
45分
授業
20名
観察結果をもとに、月の満ち欠けの様子について、その規則性を整理するとともに、月の満ち欠けが起こる仕組みを明らかにする。
4
12月10日
45分
授業
20名
・発泡球とプロジェクタを使い、満ち欠けの様子を、ワークシートにまとめる。
・月の見える形は,月と太陽の位置関係によって変わり,いつも月の輝いている側に太陽があることを理解する。
5
45分
講義
20名
・月の表面の様子について
・「はやぶさ」「はやぶさ2」「月探査」について
講義:米倉 克英
(JAXA 月・惑星探査プログラムグループ)

第5回目/全5回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
○太陽系の映像を見て、太陽を中心とした惑星の位置関係を確認し、宇宙の学習について興味を持つ。
△太陽を中心とした惑星の位置を学ぶ。
展開
(37分)
○太陽と月の特徴について考える。







○月の満ち欠けがなぜ起こるのか考える。


○地球と月の大きさを比べる。

○地球と月はどれくらい離れているのかを理解する。



○月の表面の様子について説明する。


○ティコクレーターの3D動画を使い、クレーターの様子やクレーターのでき方を説明する。


○ロケット発射の様子や人工衛星が撮影した月の表面の動画などで宇宙に関わる仕事について紹介する。

○月・宇宙・ロケットについての質疑応答。
△太陽は自ら輝いている⇔月は太陽の光で輝いて見える。自らは輝かない。
△地球は太陽の周りを回っている。
△月は地球の周りをまわっている。

△月の満ち欠けは、月の公転と地球の自転、太陽の位置により起こることを理解する。

△自分のイメージする距離や大きさを考える。
△月は地球からの距離にあることを確認し、予想以上に遠いところにあることを実感する。

△月の表面は、クレーターがあり、でこぼこしている。

△クレーターの真ん中に山があるのは、ミルククラウンができるのと同じ要領でできたことを学ぶ。

△人口衛星や宇宙での活動・仕事について興味を持つ。

△月でジャンプするとどうなるんだろう?
 重力がないとどうなるのかな?
 宇宙では、どんなものを食べているの?
まとめ
(3分)
○ティコクレーターの模型や月球儀を見て、学習を振り返る。
△立体視したクレーターの形を確認したり、月のクレーターに興味を持ったりする。

授業の感想・メモ

  • 月の砂と地球の砂の砂時計を見ることができて、月の環境や砂の形の違いがよくわかった。
  • 地球から月までの距離を例えたものや大きさ比べの話、宇宙の環境についてのお話から宇宙のことをたくさん知ることができて、とても勉強になった。
  • 月の表面の実際の映像やティコクレーターを立体で見ることで、月についての興味が高まった。

北海道・白糠町立庶路小学校

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