授業連携

月の表面の様子・これからの宇宙開発(発展)

北海道・釧路市立清明小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

月と太陽を観察し、月の位置や形と太陽の位置を推論しながら調べ、見いだした問題を計画的に追究する活動を通して、月の形の見え方や表面の様子についての見方や考え方を養う。

<対象>

小学6年生 83名

<期間>

平成24年11月30日~12月17日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
11月30日
45分
授業
83名
・太陽や月についての既習事項を確認する。・月の観察方法について確認する。
2
12月11日
45分
授業
83名
・地球の周りをまわっている様子を理解する。
・太陽と月の違いについて明らかにする。
・月の模様の見え方が、「餅をつくうさぎ」や「かに」など国や地域により見え方に違いがあることを知る。
・自分の思い描いたイメージから自分の模様を月の写真に描く。
3
12月12日
45分
授業
83名
・観察結果をもとに、月の満ち欠けの様子について、その規則性を整理するとともに、月の満ち欠けが起こる仕組みを明らかにする。
・発泡球とプロジェクタを使い、満ち欠けの様子を、ワークシートにまとめる。
・月の見える形は、月と太陽の位置関係によって変わり、いつも月の輝いている側に太陽があることを理解する。
4
90分
講義
83名
・月の表面の様子について
・「はやぶさ」「はやぶさ2」「月探査」について
講義:米倉 克英
(JAXA 月・惑星探査プログラムグループ)
5
12月17日
90分
授業
83名
まとめ

第4回目/全5回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
○JAXAについての紹介

○月と地球、太陽系や銀河系の様子を説明する。


△月と地球、太陽の関係に興味を持つ。
△宇宙の中の地球について知る。
展開
(80分)
○月の概略や最新の月のでき方の説を説明する。





○月の表面の様子について説明する。


○ティコクレーターの3D動画を使い、クレーターの様子やクレーターのでき方を説明する。


○月はいつも決まった面が地球側に向いていること、またその仕組みについて説明する。


○月の満ち欠けがなぜ起こるのか説明する。


○「はやぶさ」について説明する。



○「はやぶさ2」のミッションについて説明する。

○「はやぶさ2」の砂の採取方法を動画で説明する。


○月の鏡面探査ロボットについて動画を用いて説明する。
△地球と月の位置関係を理解する。
△月は月の原形が地球にぶつかり、地球の一部を巻き込んでできたこと(ジャイアントインパクト説)を理解する。

△月の表面は、クレーターがあり、でこぼこしている。

△ティコクレーターの様子を3D動画で観察し、クレーターの中心には衝撃でできた山があることを知る。

△月は起き上がり小法師のように、地球に引っ張られ、同じ面を向いていることを理解する。

△月の満ち欠けは、月の公転と地球の自転、太陽の位置により起こることを理解する。

△「はやぶさ」が持ち帰った、砂の写真を見て、ミッションの素晴らしさを知る。

△「はやぶさ2」のミッションの概略を知る。

△「はやぶさ2」では、人工のクレーターをつくり、その砂を採取することを知る。

△月の表面探査ロボットの活躍の様子を知るとともに、そのロボットの果たす役割を知る。
まとめ
(5分)
○これまでの中での疑問など、さまざまなことについて質問をする。
△宇宙に関わるさまざまな質問をする。

授業の感想・メモ

  • まとめやテストの感想欄で、講義の中で話して頂いた内容(クレーター、月や太陽の大きさなど)について、印象に残っている子が多かった。
  • 最先端の話を聞く機会があまりない地域の児童にとって、良い経験ができた。
  • その夜、ふたご座流星群を見に行った児童が多く、宇宙に対しての興味関心を持つことに良い影響があった。

北海道・釧路市立清明小学校

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