授業連携

日本の宇宙開発と宇宙飛行士

和歌山県・和歌山県立海南高等学校

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概要

<全授業を通した指導目標>

日本の宇宙開発と利用の現状と宇宙飛行士に必要な能力について学ぶことで、より自然科学に対する興味・感心を深めさせる。
現在の先端的な科学技術の現場において、施設見学や講義・実習で体験的に最先端の科学技術研究に触れることにより、未来の科学技術への夢と展望を持たせる。

<対象>

高校1年生 44名

<期間>

平成25年8月6日

<区分>

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
70分
講義
44名
「こうのとり」4号機(HTV-4)の打上げについて
JAXA(宇宙航空研究機構)がおこなっている研究について
講師:福田 義也
(JAXA 有人宇宙ミッション本部事業推進部)
2
150分
講義・
44名
宇宙飛行士の模擬訓練(実習)
実習
講師:山口 孝夫
(JAXA 有人宇宙ミッション本部)

第1回目/全2回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・「こうのとり」4号機(HTV-4)の打上げについて
△最近よく目にするニュースであり、その打上げまでの詳しい説明を興味深く聞いていた。
展開
(50分)
・JAXAがおこなっている研究についての説明
・宇宙研究開発の概要
・ロケットの開発
・人工衛星の開発と活用
・国際宇宙ステーション(有人宇宙活動)
△ロケットの打上げ以外にも、多くの研究をおこなっていることや人工衛星の利用が自分達の生活に関わっていることに知り、真剣に聞いていた。

△国際宇宙ステーションでの宇宙飛行士の様子が日常生活とは大きく違う点を興味深く聞いていた。
まとめ
(10分)
・まとめ
・質疑応答
△宇宙の研究開発には理系だけでなく文系の多くの人が携わっている話を興味深く聞いていた。

授業の感想・メモ

  • 生徒は、様々な宇宙の研究と利用について数多くの写真と詳しい内容の話を非常に興味深く聞いていました。
  • 今回のSSH特設課外授業(2泊3日)のレポートでは、やはり宇宙に関する興味・関心は高く、ロケットや国際宇宙ステーションや人工衛星の開発・利用についての内容や感想がたくさんありました。
授業の様子1

第2回目/全2回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・宇宙飛行士になるために必要な能力
・チーム行動能力の必要性
△宇宙飛行士に求められる能力には様々なものがあることに感心していた。
展開
(120分)
・体育祭で勝つために必要なことを各グループごとに話し合いをおこない、発表。(チーム能力の向上の実習)

・各グループの構成やリーダーの様子を見ながら、発表結果を解説

・文化祭での出し物について、各グループごとに話し合いをおこない、発表。話し合いをする前に全員にグリーンカードによる役割を割り当てる。(グリーンカードによるストレスに対するチーム能力の向上の実習)
△与えられたテーマに対してグループごとにリーダーを中心に積極的な真剣に話し合いをおこなっていた。

△発表に関する分析には興味深い様子で聞いていた。


△全員に配られたグリーンカードの内容は他の人には秘密であり、それぞれが役割を悟られないように懸命に話し合いをおこなっていた。
まとめ
(20分)
・グリーンカードによる役割がチーム内での話し合いにどのようなことをチームに及ぶかを各グループの発表の結果を見ながら解説
・質疑応答
△グリーンカードによる役割を演じた感想を述べ、役割がチームに与えた影響を体験して、その解説を納得しながら聞いていた。
△この実習に関する質問をおこなった。

授業の感想・メモ

  • 宇宙飛行士の選抜試験にもおこなわれているチームでの実習を各グループで真剣に取り組んでいました。また、発表内容や討論の様子を講師の先生がチームの状態を客観的に分析していただいた話を非常に興味深く聞いていました。宇宙兄弟でも出ていたグリーンカードを使った実習でも同様に生徒達は真剣に取り組んでいたと感じました。この実習から、最先端の科学技術の現場においても「コミュニケーション」の難しさや「チームワーク」の大切さなど学んだと思います。
授業の様子2

和歌山県・和歌山県立海南高等学校

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