授業連携

銀河系・太陽系を知ろう

千葉県・東海大学付属望洋高等学校

  • 高等学校
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  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

はやぶさが、他の天体の表面に着陸してのサンプルリターンに世界で初めて成功し、60億 kmの旅を終え、2010年6月13日地球の大気圏再突入したことがニュース等で広く伝えられ、宇宙や宇宙探索や宇宙開発に対する関心が高まっている。千葉市科学館でのプラネタリウムを使用した宇宙全般の学習や、宇宙航空研究開発機構 (JAXA)での人工衛星等の宇宙開発・利用を知ることにより、宇宙に対する多角的な視点からの考察ができるようにする。

<対象>

高校1~3年生の希望者 35名

<期間>

平成27年11月17日~平成28年2月13日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
11月17日
30分
講義
35名
これから行われる講座の事前学習として、千葉市科学館のプラネタリウムの説明や、JAXAの油井宇宙飛行士の映像(油井宇宙飛行士の142日【世界に示せ!日本の実力】 )を見せる。
2
11月24日
360分
35名
講義
千葉市科学館での講座「銀河系と太陽系」
実習
・惑星の地表絵図をスチロール球体に貼り付ける模型工作+関連講話
見学・討論・発表
・プラネタリウムドーム内で特別プログラム
・フィールドワーク
(太陽系のスケールを感じる「千葉版太陽系ウォーク」きぼーるビル球体(プラネタリウム)を太陽とした場合、各惑星はどれくらい離れているかを、館外を実際に歩いて体感する。)
・グループでまとめとホワイトボードを用いたプレゼン
3
300分
35名
講義
JAXAでの講座「人工衛星による地球観測」
・人工衛星、地球観測についての講義
講師:大木 真人、山地 萌果(JAXA 地球観測研究センター)
見学
・施設見学
討論・発表
・グループでまとめとホワイトボードを用いたプレゼン
4
2月13日
300分
発表
4名
「東海大学付属高等学校・中等部科学研究成果発表会」
東海大の付属校7校(生徒数50名)による各校での科学研究の成果発表会に参加。千葉市科学館・JAXAでの講座他、計3テーマの内容を発表した。

第3回目/全4回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
見学
(60分)
施設見学
△展示館「スペースドーム」の見学
講義
(90分)
講義

・JAXAについて
・人工衛星の歴史
・人工衛星の軌道について
・地球観測(リモートセンシング)のメリット
・地球観測衛星「だいち」の詳細
・水の観測について
・質疑応答
△メモを取りながら真剣に聞いていた
△質疑応答では「人工衛星同士はぶつからないのか」「人工衛星の銀色のシート(断熱シート)について」「人工衛星の管理運用している人の人数は」「宇宙人はいると思うか」「JAXAの職員になるにはどうすればいいか」等、活発に質問していた。
見学
(70分)
施設見学
△見学ツアーに参加
討議・発表
(60分)
グループディスカッション・プレゼンテーション
講評
△この講義でわかったことや、宇宙開発のメリット・デメリット等を各班で議論し、ホワイトボードを使ってプレゼンを行った。

授業の感想・メモ

  • 研究員の大木真人様、山地萌果様の説明が大変わかりやすく、生徒の理解度も高かったように思えます。スペースドームで見た人工衛星についての質問や、講義の内容の質問が数多く出て、生徒が興味を持って見学・受講していたことがわかりました。第2回講座でお世話になった千葉市科学館の職員の方も参加していただいたため、グループディスカッションでは、各班にアドバイスをいただくことができ、第2回講座から継続した指導ができました。人工衛星により地上の3D画像が作れたり、異なる周波数の電磁波を用いることで雲の鉛直分布の観測や、波長が長い周波数では雲を透過して地上を観測できる等、とても興味深い話を詳しく分かりやすくお話しいただきありがとうございました。
授業の様子1
授業の様子2
授業の様子3
授業の様子4

千葉県・東海大学付属望洋高等学校

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