授業連携

ロケット制御のコンピュータについて知る(情報)

長崎県・長崎県立長崎南高等学校

  • 高等学校
  • 高2
  • 探究
  • その他

概要

<全授業を通した指導目標>

グループで情報に関する課題研究を行い、報告書を作成し、学年で発表会を行う。その中で、科学的知識や論理的な思考力、プレゼンテーション能力を養う。

<対象>

高校2年生 24名

<期間>

平成27年4月21日~平成28年3月22日

<区分>

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
4月21日~5月19日
100分
課題研究
24名
課題研究のテーマを考え、課題研究の計画を立てる。(実施回数:3回)
4
100分
講座
24名
講座「ロケット制御のコンピューターについて」
講師:嶋根 愛理(JAXA 研究開発部門)
5
6月2日~1月26日
100分
課題研究
24名
課題研究を行う。(実施回数:15回)
20
2月8日
100分
発表会
280名
学年課題研究発表会
21
2月16日~3月22日
100分
24名
報告書の作成(実施回数:4回)

第4回目/全24回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(25分)
・講師の自己紹介
・授業内容の大まかな説明
 宇宙開発の3つの主な要素、ロケット、人工衛星、宇宙ステーションそれぞれについての説明
 日本のロケットH2ロケットとイプシロンロケット、新型ロケットを使ってロケットの構造について説明
△生徒は徐々に興味が湧いているようであった。
展開
(60分)
・グループワーク1
 ロケットの機能と人の体の機能の共通点を考え、それを紙にマジックで記録する。その後発表を行う。

・ロケットの構造と働きの説明

・グループワーク2
ロケットの目的や考える条件(操縦士は乗っていない)などを伝えた後、ロケットはどやって目的地に着くのかを考え、その後発表を行う。
△グループワーク1では、人の体と関連付けるため考えやすかったようで、短時間で意見が出ていた。
△グループワーク1の発表では、それぞれで話し合ったことを理由も含め発表することができた。
△ロケットの構造と働きについての説明も、グループワークを行ったことで理解しやすくなった。

△グループワーク2では、2回目の話し合いなので、1回目より多くの意見が出された。
グループ分けを初めから行っておいた方がスムーズに進む。
まとめ
(15分)
・ロケット制御の説明
 グループワーク2の発表をふまえてのロケットの航法誘導制御システムの説明
・これまでの講義に対する生徒の質問
・JAXA関係の説明
△初めは躊躇していたが、自ら質問を行っていた。

授業の感想・メモ

  • 難しいロケットの構造などを、人間の体と関連付けることでその機能を生徒が考えやすく工夫されていた。グループワークを取り入れることで、生徒どうしが意見を交わす時間がありよかった。気さくな感じで授業が進み生徒も取り組みやすかったのではないか。
  • ロケットがどうやって操縦士なしで目的地にたどりつけるかを考えることで、制御システムの役割を生徒が考えることができた。また、グループワークが2回あったことで、生徒2回目のグループワークの内容が深いものになったのではないかと思う。
  • 専門家にしか分からないことも聞くことができ生徒には貴重な経験になった。

長崎県・長崎県立長崎南高等学校

授業連携実績一覧

このページのTOPへ