授業連携

情報のディジタル化-衛星画像の応用-

宮城県・宮城県多賀城高等学校

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概要

<全授業を通した指導目標>

ディジタル情報の応用例はさまざまなものがある。音楽・画像など身近なものの紹介から始まり、ディジタル情報によってどんなことが分かるか、そしてそれがどのように応用されているか、知識だけではなく実際の作業を通じて処理過程・応用例についての理解を深める。

<対象>

高校2年生 77名

<期間>

平成27年7月8日~7月16日

<区分>

教科 (情報(情報のディジタル化))

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
7月8日
50分
授業
77名
・わたしたちの眼球が映像をとらえるメカニズム
・網膜と脳の処理
2
7月10日
50分
授業
77名
・光の基礎:波長・振動数の基礎
・可視光線・紫外線・赤外線など電磁波の基礎
・見えるもの・見えないもの
3
100分
実習
77名
・衛星画像教育ソフトウェア「EISEI」を用いた画像処理実習
・光の三原色を実際重ねた場合
・学校周辺の衛星画像で得られる情報
講師:大木 真人(JAXA 地球観測研究センター)
4
7月16日
50分
授業
77名
・ディジタル情報の可能性・応用例
・ディジタル情報と災害との関わり

第3回目/全4回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(15分)
・講師の自己紹介
・人工衛星の概要
◎プロジェクタ投影による、講義形式
展開
(70分)
・衛星画像処理ソフトウェア「EISEI」の紹介
・光の三原色と色合成
→バンドの異なる衛星画像を1枚、2枚と重ねて、3枚まで重ねる。
・昔の衛星画像
・発展学習1(植生指数)
・発展学習2(熱赤外画像)
◎画像転送ソフトを用いて、講師の操作を一連で流してから、生徒の実習に取り組ませる。
△適宜メモをとりながら、講師の説明に合わせて進めていく。
・ダウンロードに時間を要しないよう、共有フォルダにデータをあらかじめ置いておく。
まとめ
(15分)
・防災利用への可能性
◎さまざまな可能性への言及

授業の感想・メモ

  • 前日午後からの事前準備で必要なデータをあらかじめ校内サーバーに用意したことは、当日の学習をスムーズに進行するうえで欠くことのできない要素であった。ダウンロードによる遅延が皆無で、スムーズに取り組めたことは生徒にとっても学習への意欲を全く削がれなかったことの現れでもある。
  • 事前講義と事前準備の重要性を切に感じた。
  • 三原色の威力を改めて気付かされた生徒が数多い。どの生徒も興味を持って友人らと協働して議論しながら学習を進める姿が印象的であった。

宮城県・宮城県多賀城高等学校

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