授業連携

月の位置や形と太陽の位置を調べ、月の形の見え方や表面の様子についての考えをもつ。

兵庫県・神戸市立藍那小学校

  • 小学校
  • 小5
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

月の位置や形の変化について興味関心を持ち、月の形の見え方を太陽との位置関係から推論して追求し、月の形の見え方が規則正しく変化する理由について考えることができるようにする。また、観察や資料に基づいて、月と太陽の表面の違いを理解するとともに、月や太陽に対する豊かな心情を育てる。

<対象>

小学5・6年生 7名

<期間>

平成28年10月11日~11月30日

<区分>

教科 (理科「月と太陽」)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
10月11日
90分
授業
7名
月の形の見え方の変化と太陽の位置との関係について、バムーンを使って実験し、予想した推論を確かめる。月の形はの見え方は、地球から見た月と太陽の位置関係によって変わることを理解し、説明する。
2
10月18日
90分
授業
7名
月や太陽の表面の様子について観察や資料調べを行い、それぞれの特徴や違いを理解する。
3
10月24日
135分
見学
7名
神戸市立青少年科学館において、プラネタリウムや展示を見学し、月と太陽や秋の星座等について学ぶ。帰校後、学習のまとめとして新聞づくりを行う。
4
90分
講義・演習
7名
発展学習として、JAXAから講師を招いて、JAXAの宇宙開発事業を知るとともに、宇宙を利用してできることを考え話し合う。
講師:岩渕 頌太(JAXA宇宙科学研究所基盤技術グループ)

第4回目/全4回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
JAXAって何してるところ?
◎プレゼンテーションを行いながら、JAXAが日本の宇宙開発の研究、開発、利用を進めている組織であることを説明する。
展開
(75分)
・JAXAが行っている様々な事業を詳しく知ろう。
・宇宙を使って何ができるか考えてみよう。
◎ロケットを開発し打ち上げる、人工衛星で地球を観測する、国際宇宙ステーションに飛行士を送り実験や観測を行ったり物資を輸送したりする、などについて画像やイラストを使って説明する。
◎宇宙を利用するメリット(地球がよく見える・空気がないので遠くまで見える・重力がない・広くて大きいなど)について説明する。
△個人で宇宙でしてみたいことやできそうなことを考え、付箋にメモする。グループごとに、大きな画用紙に付箋を貼りながら、分類する。
担任教師がそれぞれのグループのコーディネートをする。
まとめ
(10分)
グループでまとめたことを発表しよう。
△グループの代表が、分類した事柄について、代表的なものを全体に伝え共有する。
あらかじめ発表する人を決めておく。

授業の感想・メモ

  • 宇宙利用のメリットを知り、宇宙でしてみたいことやできそうなことを考えるとの内容で、少人数の子どもたちにはかなりハードルの高い授業であった。話し合い活動がどこまでできるか不安だったが、予想以上に各自が様々なアイデアを出し、それを分類しまとめることができた。子どもたちからは、食糧やエネルギー、人口問題など今の地球が抱える様々な問題を解決する方法とし宇宙利用、宇宙旅行や宇宙人との遭遇など、宇宙に対する憧れや期待の表れとしての宇宙利用、新薬の開発や人工太陽などといった人類の夢を実現しようとするものまで、様々なアイデアが出された。
授業の様子1
授業の様子2

兵庫県・神戸市立藍那小学校

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