授業連携

人々を幸せにするために、どんなことをしているか

神奈川県・海老名市立社家小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

職業だけにとどまらず、人々を幸せにするために、自分が、どんな仕事に就くか、今、何ができるかを考えさせたい。

<対象>

小学6年生 62名

<期間>

平成28年6月~平成27年3月

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
45分
授業
62名
・JAXAの仕事について
・宇宙飛行士の活動について
・JAXAの活動が、私たちの生活に関連づいていること 等
講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)

『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(7分)
・自己紹介
・事前アンケートについて
・JAXAについて(事前アンケートを踏まえ)
・今日のミッションの確認
◎アンケート結果を踏まえて、仕事内容を説明。
△どんな仕事が考えられるか挙手にて発表。
◎教師が補足・解説
 ・宇宙服を作る
 ・ロケットの通り道を計算 等々
展開
(30分)
・JAXAの仕事内容について
・ロケット打ち上げの様子(動画)
・活動の目的について(事業所やセンター、観測所について)
・クイズ「どこからか宇宙なのか」
・若田宇宙飛行士の実験映像
・宇宙飛行士の一日について
・宇宙食について
◎JAXAの仕事内容について説明
 ・ロケットの開発
 ・人工衛星の開発、運用
 ・ISS計画、有人宇宙活動
 ・航空技術の研究
 ・地球、月、惑星の研究 等々

△宇宙食の実物を見て、「ぺったんこ」「汁がない」「これにお湯を入れるの」「このまま食べるの」など、様々な反応が見られた。

△打ち上げの様子を画面を食い入るように見入っていた。「すごい」などの声が小声で聞こえた。

△腕相撲や押し相撲など、子どもにも馴染みのある遊びが宇宙で実施すると、どうなのかを楽しそうに見ていて、笑い声なども聞かれた。
活動の目的を「宇宙と空を活用し、安全で豊かな社会を作ること」と説明。働くことの意義ややりがいなどを子どもたちに気づかせていきたいので、こういった話を聞けるのは、こちらのねらいにも沿っている。

宇宙食の実物は、子どもたちの興味を持たせる手立てとして有効だった。

地上から宇宙までの距離を「学校から静岡県・長野県・群馬県」など具体的な距離で示していただけたのはイメージを持たせるために有効だった。
まとめ
(10分)
・私たちの暮らしの中で活用されていること
・JAXAの仕事は宇宙飛行士やロケットだけでなく、多岐にわたるということ
・質疑応答
◎ロケット以外にもJAXAで働く人はたくさんいる。「ひとつのことだけでなく、それに関わる仕事がたくさんあることを知って欲しい」
△最後の「月から見た地球」の写真では、思わず息が漏れていた。
△とても積極的に質問をする児童が多かった。
・GPSやカーナビの位置情報など、自分たちの生活にも関わりがあることを知ることができた。

授業の感想・メモ

  • JAXAで全てのものを作っているのではなく、「はやぶさ」では150以上の企業に委託をしていることを紹介していただき、宇宙飛行士、ロケットだけでなく、「考える人」「作る人」「実行する人」など様々な仕事があることを押さえ、「みんなはどのような人になりたいですか?」という終わり方は、とても良かったです。また質疑応答の場面で、子どもの興味が職業ではなく宇宙(理科)の分野に集中してしまい、本来のねらいから逸れてしまいました。申し訳ありませんでした。宇宙食や実験映像など、話を聞くだけでなく視覚的に訴えるものが多かったので、子どもたちは興味を持って話を聞くことができたと思います。

神奈川県・海老名市立社家小学校

授業連携実績一覧

このページのTOPへ