授業連携

宇宙

島根県・島根県立益田高等学校

  • 高等学校
  • 高2
  • 探究

概要

<全授業を通した指導目標>

国際性の習得、将来「宇宙」を研究対象とする研究者や企業で開発に携わる人材育成をめざし国内や海外の大学・研究所での具体的な見学・実習ができる機会を与える。また、地域の小学生・中学生を対象とした「宇宙を題材とした教育プログラム」の開発を目指す。

<対象>

高校2年生 39名

<期間>

平成28年7月1日~10月8日

<区分>

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
80分
講義
500名
「益田さいえんすたうん」において、国立天文台からの出前授業を聴いた。今年のテーマは「ブラックホール」について。
2
120分
講演会
1,000名
金星探査機「あかつき」について
講師:中村 正人(JAXA宇宙科学研究所太陽系科学研究系 教授)
3
45分
授業
39名
・東京実習 訪問する研究施設とその事前課題を提示し、説明する。
・事前課題に取り組む
4
45分
授業
39名
・取り組んだ事前課題をまとめる
・訪問する研究施設の事前調べ
5
315分
講義・実習
39名
JAXA筑波宇宙センター訪問
講師:米倉 克英、嘉生 幸代、阿部 旬也、領木 萌子(JAXA追跡ネットワーク技術センター)
6
60分
発表
39名
益田高校オープンハイスクールで来校した中学生に対して、受講した講義をパワーポイントを使って発表した。

第1回目/全6回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・ブラックホールとは?
△必要なことはメモをとる
展開
(65分)
・ブラックホールができる条件
・ブラックホールの大きさは?
・ブラックホールを観測するためには?
△必要なことはメモをとる
△レポート用紙に、学んだことをまとめる
まとめ
(5分)
・ブラックホールの役割は重要
・生命の起源を解明できるかも
△まとめた内容を確認し、レポート用紙を提出

授業の感想・メモ

  • ブラックホールという誰もが聞いたことある内容について、実現することや観測することの難しさなどを講義いただき、宇宙に対しての興味・関心をわく内容であった。
    この後の探査機の説明とともに、宇宙に関しての視野を広げることができると期待できる。

第2回目/全6回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(15分)
・探査機について
・「あかつき」とは
△必要なことはメモをとる
展開
(90分)
・「あかつき」を打ち上げるまでに苦労したことや失敗談など
・「あかつき」の性能について
(外国の衛星と何が違うのかなど)
△必要なことはメモをとる
△レポート用紙に、学んだことをまとめる
まとめ
(15分)
・地球のすばらしさについて
・金星探査からわかること
△まとめた内容を確認し、レポート用紙を提出

授業の感想・メモ

  • ニュースでも取り上げられている内容について、実際に携わった方からお話が聞けることをとても貴重に感じている。さらに、探査機の役割や、「あかつき」を作り上げるまでの努力など、宇宙や探査機への興味・関心だけでなく、今後の人生の歩み方などをご教授いただいた。

第3回目/全6回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
・東京実習の全体の流れ
◎説明する
△必要なことはメモをとる
・日程順に話をする
展開
(35分)
・訪問する施設の紹介
・事前課題の提示
△必要なことはメモをとる
△事前課題に取り組む
・調べ学習で、調べるのが難しそうな生徒へは検索の仕方などのアドバイスを行う。
まとめ
(5分)
・事前課題の〆切について
△事前課題の提出日について確認する

授業の感想・メモ

  • 実習への意気込みがより高まる事前課題を用意していただいた。

第4回目/全6回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
展開
(40分)
・事前課題の続き
△事前課題に取り組む
・調べ学習で、調べるのが難しそうな生徒へは検索の仕方などのアドバイスを行う。
まとめ
(5分)
・事前課題のまとめ
△調べたことについてまとめる

授業の感想・メモ

  • 事前課題をまとめることにより、実習で行う講義や見学の留意点などをまとめることができた。

第5回目/全6回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・オリエンテーション(JAXAの紹介)
・本日の流れについて確認
△必要なことはメモを取る
聞き逃しがないように、机間巡視する
展開
(300分)
・追跡管制について
 探査機を追跡するために必要なことは?
 探査機へと命令を送る手段とその内容(実習も含む)

・衛星追跡について
 「八木アンテナ」を用いて実際に衛星を追跡してみる
 衛星追跡から得られた情報を解析し衛星の役割について確認する

・アンテナについて
 アンテナの役割について
 実際のパラボナアンテナの見学
△必要なことはメモを取る
△グループでディスカッションし、どの命令信号がよいかを話し合う
△各班ごとに発表する


△グループでそれぞれ役割分担し、衛星を追跡する
△実際に追跡によって得られたデータを分析する



△アンテナを見学する
衛星受信がうまくいかないグループに対してのアドバイスをする
まとめ
(5分)
・今回のプログラムの内容の整理
△調べたことについてまとめる

授業の感想・メモ

  • 実習を含めて、衛星について体験できた。衛星の役割などを知ることができ、興味・関心が高まったと感じられる。

第6回目/全6回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
発表
(60分)
・中学生に対して、東京実習で実習したことを、各グループで施設ごとに発表する。
△パワーポイントを使って発表する。
中学生でも理解できるような内容で、興味・関心が高まるような発表内容になるように指導する。

授業の感想・メモ

  • 自分たちが学んだことをアウトプットできる場があり、改めて実習したことを思い返す機会となった。

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