授業連携

宇宙に関心を持ち、星空を見上げる児童を育てる

兵庫県・神戸市立妙法寺小学校

  • 小学校
  • 小5
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

宇宙という切り口から、自然科学に関心を持ち自ら調べる児童を育てる

<対象>

小学5年生 66名

<期間>

平成29年9月14日~10月13日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
90分
授業
66名
・宇宙のお話 宇宙はどこから 国際宇宙ステーションでの実験 国際宇宙ステーションから見た地球
制作
・かさ袋ロケットの制作(まず作って飛ばし、その後各自が改良工夫して飛ばす)
講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)
2
9月20日
90分
授業・制作
66名
・ペットボトルロケットの飛ぶ仕組み授業(45分)と制作(45分)担任と校長によるチームティーチング 
・運動場での試射
3
10月3日
90分
活動・制作
66名
・自然学校(兵庫県の4泊5日の野外活動)でのハチ高原でのペットボトルロケット発射体験とより遠くに飛ばすための改良工作
4
10月3日
45分
授業
66名
・自然学校での星空観察  
・1回目の授業の振り返りとともに星空の観望会を行い、宇宙に対する関心を深める。人工衛星の観察。
5
10月13日
45分
授業
66名
・学習のまとめと振り返り
・自然学校でのペットボトルロケット発射実験と星空観察の学習について、自然学校の冊子や1枚新聞にまとめる。

第1回目/全5回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(40分)
・本単元の学習の流れの確認と本時の授業内容についての確認
・JAXAについて
・宇宙についての話(宇宙はどこからか、国際宇宙ステーションについて、宇宙空間での実験)
◎自然学校での活動までを見通した学習活動の説明を行う。
・本時が、単発のゲストティーチャーによる授業ではないことを確認し、自然学校での活動の導入となることを意識させる。
展開
(45分)
・かさ袋ロケットの説明と制作
・制作の途中で上手く飛ばない理由を考える時間を持ち、修正を加えてより遠くへ飛ぶように改良を行う。
△自然学校の活動班で協力してかさ袋ロケットを制作する。
◎改良修正の必要性を理解させる。
△上手く飛ばない理由を考える。
・ロケットの前後のバランス(ビニルテープの重りを先端につけて調整する。)
・フィンの付け方を調整する。(フィンを斜めにつけることで回転が本体にかかりよく飛ぶことを知る。)
・室内(講堂)での活動であるため、飛ばす場所や方向を決めてやり事故防止に配慮する。
・改良修正を行う際に、配慮の必要な児童に個別に指導を行う。
まとめ
(5分)
・制作活動のまとめと次時(ペットボトルロケットの制作)について触れる。
・国際宇宙ステーションから見た地球の夜の映像を見る。
△かさ袋ロケットの制作が次のペットボトルロケットの制作につながっていることを再確認する。
◎国際宇宙ステーションからの映像からより宇宙に関心を持たせ、自然学校では地上から満天の星空を観察することにふれ星空の観察に意欲を持たせる。
・次時の活動につながるように説明する。

授業の感想・メモ

  • 昨年は、導入部分をフイルムケースロケットで行った。ロケットの仕組という面では、かさ袋ロケットよりも実物に近かったが、今回はかさ袋ロケットでより良く飛ばすための修正改良を途中で持つことにより、本校の推進計画のねらいである「宇宙という切り口から、自然科学に関心を持ち自ら調べる児童を育てる」の自ら調べる部分が喚起できたのではないかと思う。児童の宇宙やロケットに関する関心も高まっており、自然学校が楽しみである。
授業の様子1
授業の様子2
授業の様子3
授業連携実績一覧

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