授業連携

宇宙飛行士に郷土の味を届けよう

山口県・宇部市立常盤中学校

  • 中学校
  • 中1
  • 技術・家庭

概要

<全授業を通した指導目標>

宇宙飛行士に郷土の味を届けるカレーを考案し、調理したり、宇宙飛行士の生活を知ったりする活動を通して、食の大切さや食の効果、郷土の特産物の特徴やその調理法を理解し、工夫することができる。

<対象>

中学1年生 160名

<期間>

平成29年12月13日~3月1日

<区分>

教科 (技術・家庭科「日常食の調理と地域の食材」)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
12月13日
50分
授業
159名
肉の調理を工夫しよう
肉の調理上の特性を理解し、カレーづくりの工夫点を考える。
2
1月17日
50分
授業
159名
各班で選んだ地域の食材を加えたカレーづくり計画を立てよう
食材の特性を生かした、能率のよい調理計画を考える。
3
1月
100分
授業
159名
各班が考案したカレーの調理と試食をしよう
各班で計画したカレーを調理し、試食して発表原稿をまとめる。
4
110分
講義
160名
国際宇宙ステーションでの生活と宇宙食
宇宙飛行士に郷土の味を届けるための県産品を加えた山口県産カレーの提案
宇宙カレーと市販カレーの食べ比べ
講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)

第4回目/全4回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(20分)
・JAXAの紹介
・国際宇宙ステーションでの生活
◎日常での生活と宇宙での生活の違いを意識して話を聞くように伝える。
展開
(80分)
・宇宙食について説明
 宇宙での食事の役割
 食事の仕方・食事の内容 
・宇宙飛行士に届けたい郷土の食材を加えたカレーの提案
 各クラス代表が発表(岩国レンコン、はなっこリー、ふぐ、大島みかん、あんこう)
・宇宙食と市販カレーの食べ比べ
 試食し、その違いを話し合う。(4人グループ)
・違いとその理由を推測し、発表する
◎地上食と宇宙食の違いを意識して話を聞くように伝える。
△パワーポイントを用いながら、山口県産の食材を用いた理由、調理上の工夫、調理した感想等を発表する。
△仲間の発表を聞き、さまざまな工夫点に気付くとともに、自分が調理したカレーと比較する。
◎宇宙カレーと市販カレーを区別できるようにカップに目印をつけて配布する。
△グループで食べ比べる。
△食感、味の違いやパッケージに表示されている原材料名を見比べて、違いとその理由をグループで話し合う。
◎各グループの話し合いの争点を記録し、発表時に指名できるようにする。
△違いについてグループ代表が発表する。
まとめ
(10分)
・毎日の食事の大切さ
・宇宙から見た地球

授業の感想・メモ

  • 導入で国際宇宙ステーションでの生活がよく分かるとともに、食を考える上で、生活との関係が重要であることが理解しやすかったと思います。それによって、自分たちの日常食のとり方について改めて考えるきっかけになったと思います。やはり、実際に食することで理解が深まったと思います。
    また、何より、宇宙での生活や宇宙から見た地球を見たり、そのお話を聞けたりすることは、スケールの大きなことで、生徒たちの視点や夢が広がり、グローバルに物事を捉えるきっかけになったと思います。
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