授業連携

宇宙カレーと市販カレーの食べ比べ

静岡県・藤枝市立稲葉小学校

  • 小学校
  • 小5
  • 技術・家庭

概要

全授業を通した指導目標

身近な食事を改めて見つめ直し、毎日毎食の食事の大切さに気づいてほしい。

対象

小学5年生 1クラス 24名

授業連携日

2018年12月17日

科目・単元

技術・家庭科・食べて元気に

授業連携

授業連携前

ご飯とみそ汁の調理実習、五大栄養素と3つのグループについて学習した後、扱う。

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授業連携日

2018年12月17日

時間配分 学習内容・活動 児童・生徒の様子 教師の役割・活動
導入
(45分)
・宇宙についての講義






・質問タイム
・宇宙についての講義を聞き、宇宙の定義を知ることに加え、地上での生活と宇宙空間での生活の違いを感じていた。
・ロケット発射の映像、宇宙空間での実験の映像は、興味をもって見ていた児童が多かった。
・講義を聞いて、疑問に思ったことを質問した。
▶質問:宇宙服の用途について
▶質問:宇宙空間での「におい」について
・本時の授業の目的を確認するとともに、自分の生活と宇宙での生活を比較しながら聞くように声かけを行った。
展開
(40分)
・宇宙カレーと市販のカレーを食べ比べる。
・どんなところが違うのか、見つける。


・違いのあるわけを考える。



・二つのカレーの成分表を見比べて、気が付いたことを班で話し合う。
・グループに分かれて、2つのカレーを食べ比べ、気が付いたことをプリントに書いた。味の違いだけでなく、粘り気や具の違いに目を向ける子もいた。

・色やにおい、触感や硬さなどを視点に、2種類のカレーの違いを班ごと話し合った。


・パッケージの成分表を見て、気が付いたことをグループで話し合った。カルシウムの有無や塩分量に気づいた子もあり、学習に深みが見られた。
・宇宙カレーと市販カレーを区別できるよう、紙コップに目印(シール)を付けて配布した。


・漠然と違いを感じている子に対し、明確な視点を提示し、違いを見つけやすいよう声かけを行った。

・鋭い発見やおもしろい見方をした子を価値づけ、他の児童へ広げた。
まとめ
(5分)
・全体へシェアする。 ・各班の代表が、気が付いたことを発表し、それぞれの見方を全体へ広げた。  

講師:谷口 大祐(JAXA宇宙教育センター)

下矢印

授業連携後

宇宙食に込められた意味や工夫をもとに、栄養について復習を行う。

授業の感想・メモ

  • 宇宙に関する講義では、地上と宇宙での生活の違いを知り、その大変さ、不思議さを実感することができ、宇宙に対する興味関心を高めることができた。
  • 宇宙カレーの授業では、子どもたちが、2種類のカレーを食べ比べ、その違いを実感するとともに、「宇宙食は、なぜ、このような違いを持たせるのか」について考えを広げることができた。
  • 前時の講義で知ったことをもとに理由を考える子もいて、学びが上手くつながっていると感じた。
  • 今回の授業を通し、「宇宙」をぐっと身近に感じられたこと、用途によって食品の成分に変化を持たせる必要性、宇宙食の味を良くし、食事の楽しみを高める努力などを理解できたことは大きな収穫であったと思う。
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