授業連携
大樹町はなぜ宇宙基地の候補なのか?
北海道・大樹町立大樹中学校
- 中学校
- 中1
- 総合的な学習の時間
概要
全授業を通した指導目標
【キャリア教育としてのねらい】
(1)JAXA職員の専門的な話を聴くことで,子ども達の中に新たな世界観を広げ,自らの未来について考えるきっかけとさせ,進路に対する意識を高める。
【キャリア教育(大樹学)としてのねらい】
(2)地域での体験学習や地域に住む方々との交流を通じ,ふるさと大樹への郷土愛を育むとともに,ふるさと大樹に貢献できる人材を育成する。
【総合的な学習の時間のねらい】
(3)大樹町の大きな特色の1つである「宇宙のまち」について,JAXA職員の専門的な話を聴くことで,「ふるさと大樹」や「大樹町の魅力」についてより一層深く知ったり,考えたりさせ,大樹町の今後の在り方や未来について考えることができるようにする。
【道徳教育としてのねらい】
(4)大樹町について,専門的な話を聴くことで,ふるさと大樹町を再認識すると同時に,ふるさと大樹町を大切に思う気持ちを育てる。
対象
中学1年生 37名
授業連携日
2018年10月11日
科目・単元
総合学習・自らの将来を考える!①【ジョブシャドウイング】
授業連携
授業連携前
(1)大樹町について知ろう(1時間)
大樹町役場の方に来校いただき,大樹町の特色の1つである「宇宙のまち」について,なぜ「宇宙のまち」となったかやこれまで宇宙に関してどのような取組が行われてきて,これから「宇宙のまち」としてどのような方向に向かおうとしているか等についてお話いただき,大樹町について考えるきっかけを作る。
授業連携日
2018年10月11日
時間配分 | 学習内容・活動 | 児童・生徒の様子 | 教師の役割・活動 |
---|---|---|---|
導入 (5分) |
・あいさつ ・授業のねらいや注意点の確認 ・講師紹介 |
△あいさつ | ・プリントの配布 ・プリントの裏をメモとして使用してもよいが,話はしっかりと聴くことの指導 |
展開 (90分) |
☆講師の方からのご挨拶 ☆講師による授業 題目:~ 大樹町はなぜ宇宙基地の候補なのか?<JAXAによる授業>(2時間) ①JAXAとはどんな組織か? ○組織の概要 ○事業の概要 ②宇宙について ○宇宙って何? ○ロケットについて(打ち上げの映像も交えて) ○人工衛星について ○宇宙飛行士について ③宇宙開発について ○宇宙開発の歴史 ○宇宙開発の今後(将来プロジェクト) ○人類はなぜ宇宙開発をするのか(私見) ④大樹町はなぜ宇宙基地の候補なのか? ○導入(以下GWのヒント:大樹町を宇宙から見ると,など) ○導入(頭を柔らかくするトレーニング) ―休憩― ○グループワーク:大樹町はなぜ宇宙基地の候補なのか,考えてみよう! ○各班発表 ○解説 ・宇宙基地の条件とは ・日本の、世界の宇宙基地 ・宇宙基地ってなに?(いろいろな宇宙関連施設の紹介) ・将来のプロジェクトと宇宙基地 ⑤質疑 |
△映像を交えた講師の話を,とても興味深そうに聴いていた。 △グループワークでは,それまでの講師の話を参考にしたり,これまで見聞きしてきた大樹町と宇宙の話を想い起こしながら,大樹町がなぜ宇宙基地の候補なのかを意欲的に考え,さらにはまとめ・発表を行った。 |
・授業の記録(写真,ビデオ) ・グループワークのサポート(マジックや発表用シートの配布) |
まとめ (5分) |
・プリントへの記入 ・お礼の言葉 ・講師による生徒へのメッセージ ・あいさつ |
△プリントへの記入 △お礼の言葉 △講師の方の話を聴く △あいさつ |
・プリントの回収 ・お礼を述べる生徒のサポート |
講師:谷口 大祐(JAXA宇宙教育センター)
授業連携後
(2)大樹町の魅力について考えよう(1時間)
大樹町地域おこし協力隊に来校いただき,「大樹町地域おこし協力隊から見た大樹町の魅力とは?」や「私が願う大樹町の未来」等について,GW等を行いながら,大樹町に対する見方や考え方をより深めていく。
授業の感想・メモ
- 学校側からの要請に真摯に向き合っていただき,考えていた以上の内容や授業の組み立てをしていただいたことで,ねらい通りの授業ができたと考えています。子ども達にとって,難しいと思われる内容もありましたが,映像を交えていただいたことで,思ったよりも理解がなされていたように感じました。
- 子ども達のプリントにも,宇宙についてよく分かったであるとか,大樹町がなぜ宇宙基地の候補になっているのかが詳しく分かったであるとか,大樹町が「宇宙のまち」であるということを広めていきたいなどの感想や意見が書かれていました。