授業連携
台風と気象~宇宙からみた雲と天気
東京都・八王子市立第七小学校
- 小学校
- 小5
- 理科
概要
全授業を通した指導目標
- 天気と気象情報が宇宙科学と結びついていることを知る。
- 「天気・台風」についての学習の発展として,講義等を通し,天気・天候,台風の発生等, 気象への興味・関心を一層広げる。
対象
小学5年生 110名
授業連携日
2018年10月12日
科目・単元
理科・雲と天気の変化(発展)
授業連携
授業連携前
雲と天気の変化
授業連携日
2018年10月12日
時間配分 | 学習内容・活動 | 児童・生徒の様子 | 教師の役割・活動 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
○オリエンテーション:「宇宙はどこ?」 ・「宇宙」の定義(100km上空)の復習 ○雲の高さ:雲ができる高さを考える。 |
・第4学年時に「熱気球」について学習した際に,同じ内容の活動を行っていたが,半数が「400km」の上空をイメージしていた。 ・改めて再確認し「宇宙」の距離を実感した。 ・飛行機から見た雲の画像をヒントに,雲ができる高さを推測した。 |
副校長より講師紹介 学年担任より挨拶と進行 |
展開 (30分) |
①ISS(国際宇宙ステーション)から見た地球の姿:動画 ②地球以外の「天気」を考える。 ・「金星」と「火星」の天体の状況を知る。 ③雲の種類とでき方 ④空気の重さ ⑤実験1:雲を出現させる 実験2:「真空」による変化 |
・ISSから見た地球(宇宙)の視聴を通し,「宇宙の距離」を考える。 ・金星と火星の天体に関する情報から,移住が可能かどうかを考える。 ・宇宙から見た「雲」画像を見て,気象衛星の果たす役割を考えた。 ・演示を見ながら,日頃は意識することのない「空気の重さ」について驚き,興味を広げていた。 ・実験1:雲のでき方の演示から,気圧の変化による雲の生成を考えた。 ・実験2:真空による物質の変化を観察し,「気圧」について考えた。 |
講師の講話サポート |
まとめ (5分) |
○近未来の宇宙への移住について ・15年後には,宇宙飛行士は「火星」に探査・調査に「行く」時代が来る。 |
・自分たちの将来について,宇宙への旅の可能性等について考えた。 | 挨拶(学年担任) |
講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)
授業連携後
流れる水のはたらき
授業の感想・メモ
- 雲の生成実験は,家でもやってみたいと思う児童が多く,簡易キットがあれば手軽にできる実験であることを学んだ。
- ガムテープと下敷きによる「空気の重さ」実験は,児童の興味を大いにひくものであった。
- 学習した「台風」の映像を視聴し,学習を振り返ることができて良かった。