授業連携
JAXAと探求!よく飛ぶペットボトルロケット
岡山県・備前市立東鶴山小学校
- 小学校
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- その他
- 理科
概要
全授業を通した指導目標
・理科「とじこめた空気と水」の学習の発展として、空気をとじこめてペットボトルロケットを作り、構造や飛ばし方を工夫することで、思考力を養うとともに、考えることの楽しさを味わわせる。
・活動を通して、身の回りの現象には原理原則があることに気付かせ、「なぜ?」「どうして?」という「はてな」を見つけ、探求する態度を養う。
対象
小学3・4年生(複式学級)・特別支援学級 2クラス 11名
授業連携日
平成30年10月23日
科目・単元
理科・とじこめた空気と水
授業連携
授業連携前
理科「とじこめた空気と水」
授業連携日
2018年10月23日
時間配分 | 学習内容・活動 | 児童・生徒の様子 | 教師の役割・活動 |
---|---|---|---|
導入 (15分) |
・前時までの振り返りをする。 ・本時のめあての確認をする。 ・宇宙の様子やロケット・人工衛星などによる宇宙開発について知るとともに、自分たちのくらしとも結びついていることに気付く。 |
・空気や水をとじこめた時の様子について、よく理解できていた。 ・映像資料に驚きをもって見入ったり、先生の問いかけに積極的に反応する様子が見られた。 |
・前時までの学習をふまえて、空気や水をとじこめた時の様子を振り返らせ、めあてを確認させた。 |
展開 (60分) |
・ペットボトルロケットの飛ばし方を確認し、試しに飛ばしてみる。 ・空気と水の量はどのくらいが一番飛ぶかをグループで調べることを確認する。 ・実際に飛ばしてデータをとる。 |
・グループで協力して意欲的に取り組むことができた。 ・そろえる条件と変える条件を意識して記録を取ることができていた。 ・よく飛ぶと歓声がおこっていた。 ・うまくいかない時には、先生が機材を調節する様子を参考にして、すすんで原因を考え工夫する姿も見られた。 |
・グループを作り、飛ばし方を確認させた。 ・調べる条件について確認した。 ・グループを巡回し、機材の調整をしたり、指導助言を行ったりした。 |
まとめ (10分) |
・グループの結果を共有し、「一番飛んだ条件」をまとめる。 ・「よく飛ばす」ための「きまり」について知るとともに、さらに羽の大きさや向きなど、本体の構造も工夫できることに気付く。 |
・各グループの共通点を意識できていた。 ・先生の話を真剣に聞く様子が見られた。 |
・各グループの結果をまとめた。 |
講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)
授業連携後
理科「とじこめた空気と水」…「さらに遠くにペットボトルロケットを飛ばしてみよう」
授業の感想・メモ
- 導入の「自分たちのくらしと宇宙開発とのつながり」の話や宇宙空間での映像資料により、児童の興味関心が、より高められ、最初から最後まで意欲的に学習に取り組むことができていた。
- うまく飛ばない時も、先生が機材を調節する様子をしっかり見ていて、だんだんと自分たちの力でなんとかしようとする姿も見られ、主体的な活動となった。
- 「考える楽しさ」「工夫する楽しさ」を体感でき、「なぜ」と追究しようとする心を養う場となった。