授業連携

山口の食文化を宇宙へ ~宇宙食開発過程で明らかになった課題解決に向けた研究~

山口県・山口県立厚狭高等学校

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概要

全授業を通した指導目標

宇宙飛行士の健康や身体変化を知り、どのような栄養素が必要か考える。さらに、宇宙食に求められる機能性成分等について専門的な情報を得ることで、今後の宇宙食開発に生かす。

対象

2、3年 2クラス 40名

授業連携日

2018年7月17日

科目・単元

課題研究・栄養

授業連携

授業連携前

人の体を作るためには食物から栄養素を得ることが不可欠である。そこで、栄養の働きについて学習した後、過剰症や欠乏症について知る。

下矢印

授業連携日

2018年7月17日

時間配分 学習内容・活動 児童・生徒の様子 教師の役割・活動
導入
(5分)
昨年度の授業連携を振り返り、本時の学習について知る。 ・昨年学習した内容を確認し、より具体的で専門的な内容を学ぶことを知る。 ・本時の学習内容を確認するとともに、昨年学習してきたことを踏まえて、宇宙生活でおこる身体的な変化についてより深く、専門的に学習することを伝える。
展開
(45分)
・宇宙飛行士の健康と身体変化について講義








・班別学習




・情報共有
・宇宙飛行士が宇宙で長期間滞在する間に起こる身体的な変化を知る。宇宙飛行士の健康と身体変化に対応するためにはどのような栄養が必要か、必要量を満たすためにはどのような食品や料理を付加すべきか班で検討し、発表する。

・「けんちょうコロッケ」を宇宙食にした場合、食品の機能性を高める工夫を考える。

・班で考えた内容について発表する。










・プリントの配布と学習内容の説明をする。


・各班から出た内容をまとめさせ、発表させる。
まとめ
(5分)
・講演の内容から、その他の課題について考える。 ・講評から本時の学習について確認し、新たな課題に気付き、まとめる。 ・最後のまとめとお礼

講師:松本 暁子(JAXA有人宇宙技術部門宇宙飛行士・運用管制ユニット宇宙医学生物学研究グループ)

下矢印

授業連携後

授業で考えた新しい「けんちょうコロッケ」を考え、必要とする栄養素がどの程度補えているか、また、その他の課題について検討する。

授業の感想・メモ

  • 宇宙での研究活動における長期滞在の必要性とそのために起こる身体的な変化について、わかりやすく説明していただいた。
  • 昨年1年間、栄養やフードデザインなどの授業で知識も増えたこともあり、身体的な変化に応じるために、具体的にどのような食品で不足する栄養を補うことができるかなど、よく理解でき、短時間であったが、各班とも新しい「けんちょうコロッケ」の案も考えることができた。
  • 生徒は、新しい課題に取り組むことはもちろん、衣の形状や油の酸化などの継続課題についても確認でき、今後の宇宙食化への意欲が高まった。
授業連携実績一覧

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