授業連携

宇宙にポツンと一軒家~宇宙ステーションでの生活

兵庫県・神戸市立桜が丘中学校

  • 中学校
  • 中2
  • 中3
  • 理科

概要

全授業を通した指導目標

日常の生活であたりまえになっている「重力」「ライフライン」について、宇宙ステーションでの生活を想像することで改めて考える機会とする。

対象

中学2、3年生 6クラス 203名

授業連携日

2018年12月3日

科目・単元

2年:理科・人間の身体のつくり
3年:理科・地球と環境

授業連携

授業連携前

人間の身体の仕組みを復習する。私たちが暮らしている地球の環境について(特に大気・水)について復習する。

下矢印

授業連携日

2018年12月3日

時間配分 学習内容・活動 児童・生徒の様子 教師の役割・活動
導入
(5分)
事前学習で記入した個人シートを配布し、テーマと自分の意見を確認する。まとめる係の順番を決める。 各自で自分の意見を確認する。班のメンバーとコミュニケーションをとる。 指示、見回り、確認
展開
(40分)
1.宇宙に行ったとき、人間の身体のどこが影響を受けると思うか。

2.1のことを軽減するために、宇宙ステーションでどのようなトレーニングをするとよいか。

3.宇宙ステーションでは準備できないもの、また処理できないものは何か。


4.3のものをどのように対応しているか。
それぞれのテーマについて班(3~4人)で意見をまとめ、用紙に書いて発表する。
1.活発に意見が出ていた。3年生で多かったのは「筋肉」、2年生では「精神面」が多かった。

2.宇宙でできる筋トレやメンタルトレーニングの必要性について意見がでた。

3.必要なものは「水」「酸素」「食糧」「お風呂」など、処理できないものには「排泄物」「洗濯物」「ゴミ」などが多かった。

4.調達方法は「地球から持っていく」「太陽エネルギーで何とかする。」、処理方法は思いつかない班が多かった。
巡視、意見の拾い上げ。掲示したもののうちいくつかをピックアップし班の意見を聞く。荒唐無稽な意見もあるが、否定せず、なぜそう考えたかを共有し全体が楽しめる雰囲気を作る。
まとめ
(5分)
宇宙ステーションでの生活、これからの宇宙開発の方向性について講師の方からお話を聞く。 「あと10年もしたらロケットの行き先は火星になるかもしれない」「宇宙ステーションの廃棄物は全てコンテナに詰めて大気圏で焼却処分」ということに衝撃を受けていた。 生徒たちの発想を踏まえてこれからの方向性についてのJAXAのビジョンを説明する。

講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)

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授業連携後

地球外移住の可能性についてグループワークで考え可能性を探る。

授業の感想・メモ

  • どちらの学年もグループワークに積極的に参加し、いろいろと面白い意見を聞くことができた。また、宇宙での生活のようすは生徒の予想をはるかに超えていて、驚きの連続だった。やはり連携授業を通して専門家にお話しいただくことは価値があると実感した。
授業連携実績一覧

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