授業連携

防災と宇宙教育

兵庫県・神戸市立兵庫中学校

  • 中学校
  • 中1
  • 理科

概要

全授業を通した指導目標

防災学習の一環として、冬休みに防災新聞を作成する。神戸市に住んでいる生徒に震災などの災害に対する知識や対策として、ハザードマップなどを用いて自分たちの住んでいる地域での防災や減災について考え、発表する場としたい。

対象

中学1年生 4クラス 150名

授業連携日

2019年1月31日

科目・単元

理科・活きている地球

授業連携

授業連携前

防災新聞 班発表

下矢印

授業連携日

2019年1月31日

時間配分 学習内容・活動 児童・生徒の様子 教師の役割・活動
導入
(10分)
・本時の学習内容の確認
・講師の紹介



・代表2班による防災新聞の発表





・発表者の方を向き、静かに発表を聞くことができた。
・本時の学習内容と講師の紹介とともに、発表者の話をしっかり聞くように話した。
展開
(30分)
・JAXAについて
・宇宙の広さ



・人工衛星から見た東日本大震災における津波の動き





・人工衛星の種類と数
・人工衛星の性能と活用例
・国際宇宙ステーションにおける水の利用


・宇宙食と防災食




・GoogleマップEngineで見る標高差

・グループ学習 災害時の人工衛星の活用方法を考えよう
・スライドに注目し、JAXAや宇宙についてわかっていることや観測に用いられている人工衛星の種類や数について映像を集中して見ることができていた。













・宇宙で食べられている食事と災害時に食べられる食事の共通点と相違点を実際の宇宙食を手に取ることで考えることができた。




・人工衛星からの情報をどのように活用することができると災害の被害を抑え、復興に役立てることができるか考え、発表した。
・東北地方太平洋沖地震において発生した津波がどのように地球全体に広がって行ったのかを動画を示しながら説明するなど、視覚的な教材を用いて学習を行った。






・列ごとに実際の宇宙食を回し、どのような包装のされ方をしているのかや食べ方について理解させやすくした。
まとめ
(10分)
・災害時の情報の重要性について



・質問
・人工衛星からの観測によって気象や地形の変動などの情報を知ることができ、さらにその情報をどのように活用するかについて考えた。 ・質問コーナーの進行を行った。

講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)

下矢印

授業連携後

災害時の情報がもつ意味について

授業の感想・メモ

  • 今までは、ロケットや宇宙空間での生活、人類が移住可能な惑星などについて授業をしてもらっていた。今回、防災と宇宙教育という私自身が考えたことのなかった2つの教材を考えるに至り、宇宙からの観測や宇宙食と防災食の関連性などを知ることができた。
  • 災害には震災や火災、水害などさまざまな種類があるが、正確な情報を事前に得ることができれば、減災を進めることができるようになると強く感じた。また、震災を経験していない世代であっても、先人たちの教訓や減災への関心を持ち続け、震災だけでなく、台風などによる水害や火事などの災害に対する知識や備えを日頃から意識していく必要があると感じた。
授業の様子1
授業の様子2
授業連携実績一覧

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