授業連携
天気予報と宇宙の関わり
山口県・宇部市立琴芝小学校
- 小学校
- 小5
- 理科
概要
全授業を通した指導目標
気象衛星や衛星から送られてくる情報がどのように分析されて、天気の予想に用いられているか、映像資料や講話を通して学習効果を高めたい。
対象
小学5年生 2クラス 49名
授業連携日
2019年10月28日
科目・単元
理科・天気の変化
授業連携
授業連携前
天気の変化と雲の量や形、動きを観察し、天気の変化について学ぶ。
授業連携日
10月28日
時間配分 | 学習内容・活動 | 児童・生徒の様子 | 教師の役割・活動 |
---|---|---|---|
導入 25分 |
・本日の学習内容の確認 ・講師の紹介 ・JAXAの紹介 |
・授業者の話をしっかり聞いていた。 ・講師の先生の人物像やJAXAの仕事の話を楽しそうに聞いていた。 ・宇宙までの距離や宇宙ステーションの様子を写した映像などを興味深そうに見ていた。 |
・本時の学習内容の確認を行うとともに、講師と児童とをつないで、学習意欲をより高めようした。 |
展開 50分 |
○「天気予報士になろう。」 ・前時までの活動の振り返り ・観察した雲や空など身近な自然現象から天気を予報したことをグループで発表した。 |
・雲や空の観察を行い、いろいろな気付きを出し合ったことを思い出しているようだ。 ・iPadを使いながら、4人グループになって、自分の観察記録を紹介した。お互いの写真を見せ合いながら気付きや感想を述べあった。 |
・前時までの活動の振り返り、グループ学習の確認を行う。 ・各グループの様子を観察しながら、いくつかのグループには声かけを行う。 |
○「雲の発生実験を見る。」 ○気象衛星について ・気象衛星の打ち上げや働きについて資料を見る。 ・データの活用についてリモートセンシング塗り絵を行った。 |
・ペットボトルからわき上がる雲が見えた子どもたちから歓声が上がった。 ・休憩時間にも講師の回りに子どもたちが群がって、実験を見たり質問を行ったりしていた。 ・集中して塗り絵をして、浮かび上がった映像が台風だと分かって驚く様子や、感心した様子が見られた。 | ・全体で気付きや感想を共有する。 ・休憩時間の指示など全体の進行を行う。 | |
まとめ 15分 |
○本時の振り返りを行う。 ・授業の感想や気づきを発表する。 |
・時間いっぱい子どもたちが進んで自分の気付きや感想を発表していた。 ・発表の中では、講師への感謝を述べる子も多かった。 ・発表できなかった子どもも共感したようにうなずきながら聞いていた。 |
・授業を振り返って、気付きや感想を周りと共有するように伝える。 |
講師:古賀 友輔(JAXA宇宙教育センター)
授業連携後
天気の変化の予想に必要な情報は何かを考え、集めた気象情報をもとに天気の変化についてまとめる。
授業の感想・メモ
- 子どもたちは、宇宙やJAXAの仕事の話に大変興味をもっていた。宇宙と地球の距離など、知らなかったことも多く、新しく得た事柄について、驚きや感動の気持ちを記していた。また、現在学習している雲や天気について別の角度から示していただいたり、雲が目の前でできる様子を観察したりしたことで、学習が深まった。せっかくの機会であるため、体験活動をもっと多く仕組むように授業構成を考えるとよかったと感じた。