授業連携

宇宙ステーションで食物を生産しよう

山口県・山口県立下関西高等学校

  • 高等学校
  • 高1
  • その他

概要

全授業を通した指導目標

授業において、宇宙ステーションで実践されている水の循環について学ぶことにより、生徒は閉鎖空間において物質を循環させ食物を生産し続けるためにはどのような方法を用いればよいか考える。これにより、生徒に柔軟な発想と思考力を育むことを目的とする。

対象

高校1年生 1クラス 45名

授業連携日

2019年12月4日

科目・単元

基礎探究・物質の循環

 

授業連携

授業連携前

生物基礎の授業において、食物連鎖など地球における生物循環について学ぶ。

下矢印

授業連携日

12月4日

時間配分 学習内容・活動 児童・生徒の様子 教師の役割・活動
導入
5分
講師の紹介及び本時の活動内容を理解した。 本日の活動内容を理解する。 下関西高等学校の教員が指導した。
展開
90分
宇宙ステーションでの、宇宙飛行士の生活やすでに用いられている水の循環システムについて説明した。 宇宙ステーションでの、宇宙飛行士の生活やすでに用いられている水の循環システムを理解した。 有人宇宙技術部門 長瀬 様が指導した。
水を浄化する実験の方法を説明した。 メチレンブルーを入れた水を実際に浄化した。 (株)栗田工業 松尾 様が指導した。
宇宙ステーション等の閉鎖空間において植物を生産し、循環型社会を構築するためにはどのようなシステムをつくればよいか、グループごとに考えさせた。 グループごとに食物を生産し続ける方法を考え、スライドにまとめた。 下関西高等学校の教員が指導した。
グループで考えたシステムを発表し、内容についてディスカッションを行った。 スライドを提示しながら、グループで考えたシステムを3分間で発表した。 下関西高等学校の教員が指導した。
グループごとにシステムについて振り返り、再考した。 他のグループの発表を踏まえ、グループごとに考えたシステムを振り返り、再考した。 下関西高等学校の教員が指導した。
まとめ
5分
振り返りシートを記入させる。 振り返りシートを記入する。 下関西高等学校の教員が指導した。

講師:長瀬 智香(有人宇宙技術部門有人宇宙技術センター)
   栗田工業株式会社

下矢印

授業連携後

学んだことを基にして、閉鎖空間において食物を生産し、物質を循環させる方法を考える。

授業の感想・メモ

  • 振り返りシートにおいて、講義の内容を理解できたかという問いに対して、全ての生徒が肯定的に答えていた。特に、尿から水を再生していることに驚いた生徒が多くいた。また、宇宙ステーションでの生活が、地上とは大きく違うことがよく分かったという記述も多く見られた。
  • 実験については、メチレンブルーの色が消えたことから、浄化されたことを実感できる良い教材であると感じた。生徒もしっかり考え、高校生らしい物質循環を発表できたことから、授業の目標を達成できたと考えている。
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